【タイトル】けんぷファー 1巻
【作 者】 築地 俊彦 (イラスト せんむ)
【発行元】 メディアファクトリー文庫
【発行日】 2006年11月30日
【読了日】 2010年 1月 3日
禁書目録をようやく最新巻まで読めたので、次に手を出したのは「けんぷファー」です。
って言うか、またしても「アニメが結構面白かったから原作も読んでみる」というパターンです。
メディアミックス戦略のいいカモになってるよ!!まあ、面白い小説を知ることができたとポジティブに考えればイイけど。(^^ゞ
それにしても、読んで思ったのは、すごくこなれた文章を書く作者さんだな〜ってこと。
まあ、作者プロフィールを見れば、結構執筆歴も長そうなので納得です。
文章は流れるように軽快で、特に引っ掛かるところもなくスルスルと展開します。
まさに、「ライトなノベル」とは、このことかっ!!引っ掛かりがないってのは、TVアニメですでに大まかな展開が分かっているせいもあるんですけどね。
ストーリーを知ってれば、急展開で驚くようなことも無いワケですし。(^^ゞ
ってワケで、以下、ネタバレを含むので、反転してます。
読む方は、ドラッグしてください。
何て言うか、シリーズ第1作目の冒頭が
朝起きたら、鏡の中に見知らぬ女がいた。
って始まるのは、突然ってレベルを超えてますよね。(^^ゞ
アニメ版で知ってるから驚かないものの、フツーに読んだら「そりゃ突然すぎだろっ!」って突っ込むかも。
その後も、何だか良く分からないまま変身して、戦って、流れるように同性愛(笑)展開に突入するし。
細かい話ですが、原作では雫とのバトル中に、天井の火災報知器にライターを近づけて誤作動させるのですが、TVでは単純に炎の魔法をぶつけて作動させてた気が・・・
そりゃ、わざわざライター近づけなくても、炎の魔法ぶつける方が楽だなぁ。
というのが、1巻のツッコミどころですかね。(^^ゞまあ、それはとにかく、1巻はTVで言えば、1話と2話くらいですが、TVでは文化祭の後に登場する水琴がもう帰国してたりするので、2巻以降の展開はTVと違ってくるのかも。