これまで、1968年から2009年まで42年間世界第二位の座を守ってきた日本は世界第三位となる見通しだとか。 なんということだろう。 前からおかしい、これはやばいぞ、とは思っていたんだ。 あ、辞書の話だけど・・・。 大体、「資本主義=生産手段を資本家・企業者の階級が所有し、自分達の利益追求のために労働者を働かせて生産を行う経済組織。⇔社会主義。」、 「社会主義=生産物・富を民主的に分配するため、生産手段を社会の共有とする制度、およびそういう制度の実現を目的とする社会思想・社会運動。⇔資本主義。共産主義者は資本主義から共産主義に発展する中間の状態をさして言う。また、個人主義の対語としても使った。」、 というのは、「辞書」としては、いささか偏(かたよ)った思想が勝ってやしないか?と思っていたんだ。 「ニュース=まだ一般に知られていないような、新しい(珍しい)出来事の報道・知らせ」っていうのは、情報の伝達スピードや範囲が狭かった時代の「定義」じゃないかな?と思った。 前から「おかしい」、こんな辞書をいまだに使っているというのは、「これはやばいぞ」と、思っていたんだ。 辞書の「はじめに」を読んでみた。 『しばしば、日本語のあいまいさということが指摘されるが、これは日本語自身の責任というよりも、日本語を使う人の側に責任がありそうである。各人が一語一語の基本的意味を明確にはとらえていないで、その場その場でかなり勝手気ままな使い方をするために、社会全体から見ると、結局、その語の意味がきわめてあいまいだということになるのではなかろうか。そして、語の基本的意味を明確に記述しておくのは辞書の役目であるはずである。この辞書は、現代の、話し、聞き、読み、書く上で必要な語を収め、それらの意味・用法を明らかにしようとした。・・・ 昭和三十八年三月 編者』 と書いてあった。 うん、昭和38年の「現代の」辞書を今も時々使っている方が問題だな。 でも、父か、母かが、働いたお金で買ってくれた、一番高い本だし、もう30年位も持ってるのに、まだ1/10も読めてないし・・・。 まあ、「ニュース」というよりは、「話題」という感じだけど、2010年の中国のGDP(国内総生産)が日本を抜いて世界第二位になるのが確実になったという報道で、それまで42年間、僕は1966年の生まれなので、2歳の赤ん坊?子供?の時から、44歳のおっさん?じじい?壮年?の間ずっと、日本は世界第二位の経済大国だったんだと思うと、もちろん、国民一人当たりのGDPは現在でもずっと下位だって分かってはいたけど、少し不思議な感じがした。 お正月に帰省して、親父と少し経済学の話をして、親父が働き始めた頃の経済学ってマル経ってイメージだよね?って訊いたら、 東大の経済学部がマル経だったからだろう。それに、当時の大学生の小学校時代はまだ戦争やってたんだから、国家主義、全体主義やファシズムは論外としても、資本主義にも反感はあったんだろう、だとか。 リクエストは、僕の高校時代(1982年〜1984年頃)に大ヒットして、ロックが普通に好きで、グラム・ロックとか、プログレとか、特定の分野にどっぷり嵌(はま)るわけではないって感じの連中(僕もそのうちの一人だと思う)が、発売になったばかりのヘッドフォン式カセットプレイヤーで、アイアン・メイデンとかと一緒に大音量で聴いていた、80年代前半のヘヴィメタルの代表曲の一つのJudas Priest:ジューダス・プリーストの"Screaming for Vengeance":「復讐の叫び」。 ロックバーのマスターは8つ年上だから、聴いていた音楽も違うんだろうけど、upset the apple-cart(2007〜)にはリストアップされていない。コモンストック(1991〜1999)では、聴きたいと思うタイミングがなかったので、リストアップされていたかどうか覚えていない。 「ブログに書いてた高校の文集のやつ、読んだけど、あの、クラスメートへのコメントのうちの、『−−−−』ってやつは、お前に宛てられたのだろ?」とマスターが訊くので、「うん。正解。」と応えた。 まあ、結構長い付き合いだし、イニシャルで分かるんかな?とも思ったけど、高校の時も、今も、そんなに変わらないのかもね。 『ジューダス・プリースト (Judas Priest) は、1969年にイギリスのバーミンガムで結成されたヘヴィメタルバンド。「メタル・ゴッド」という愛称で知られ、現在まで続くヘヴィ・メタルの様式を確立した立役者として、現在でもシーンの尊敬を集める重鎮のひとつである。』(Wikipedia) だとか。 upset the apple-cartへのリクエスト(418) コモン・ストックへのリクエスト(432) 何百回言っても何千回言っても、個人の感情というか先入観というか歴史というか感性というか経験というか宗教というか、そういうものにはけして太刀打ちできないっていうか、まあ、1970年に「宝島」(たからじま)の編集長の片岡義男さんが「ぼくはプレスリーが大好き」という本の中で「わからなければそれまでなのだ」と諦念したような気分にはなるのだけど、ケインズ経済学の「失業」の「定義」から。 「完全雇用」とは「失業者がゼロ」という意味ではない。 労働供給量は労働者が供給しようとする労働力、労働需要量は企業が需要しようとする労働力で、労働者が供給(求職)しようとする労働量がすべて企業によって雇用(採用)されなかった場合、雇用されなかった人を失業者と言う。つまり、労働供給量=労働雇用数+失業者数である。 一方、企業が需要(求人)しようとする労働量がすべて労働者によって提供されなかった場合、雇用(採用)できなかった人を未充足求人者と言う。つまり、労働需要量=雇用者数+未充足求人者数である。 あ、まあ、ロックでも聴きながらってことで、リクエストは、マイケル・シェンカー・グループ。 これも、高校の頃、人気があった。 フライングV。 元々は見栄えがいい面白い形のギターっていうくらいで、ブルースギタリストが使ったりしてたのだろうけど、マイケル・シェンカーやランディ・ローズが使ったことで、80年代のヘヴィメタルといえば、フライングVって感じだった。 座って弾く時は、股の間に挟むような感じで、ちとかっこ悪いのだけど・・・ 『マイケル・シェンカー・グループ(Michael Schenker Group:M.S.G.)は、ロックバンドである。ドイツ(旧 西ドイツ)出身のギタリスト、マイケル・シェンカー(元UFO・元スコーピオンズ)が率いる。ハードロック、及びヘヴィメタルに分類される。』(Wikipedia) だとか。 "Armed And Ready"/『Micheal Schenker Group』(1980)。 upset the apple-cartへのリクエスト(419) コモン・ストックへのリクエスト(433) @自発的失業は、労働者自らの意思で働かないという選択をする失業。企業が労働者に対して、もう一時間働いてもらうのにふさわしい賃金を払おうとしているのにもかかわらず、労働者のワガママ(あるいは自由で?)で働かない失業のこと。 A摩擦的失業は、例えば、労働者は東京の出版社の求人があるからといって、すぐさま東京に引っ越したり、出版社の技術を身につけているわけではない。いわゆる労働のミスマッチ(企業者の要求に対応できない状態)による失業のこと。 B非自発的失業は、有効需要の不足(不景気)を理由とする失業のこと。 自発的失業というのは、憲法違反(※)じゃないの?っていう議論もあると思うし、 中国で昨年(2010年)大学を卒業した630万人のうち175万人が卒業時に就職先が決まらず、中国に42年間維持してきたGDP(国内総生産)世界第二位の地位を抜かれた日本でも大学生の就職内定率が7割を切ったとかいう現代の「悩み」は、自発的失業の驚異的な増加にあるのだと思うのだけど、 まあ、順を追って、ってことで、古典派経済学とケインズ経済学の話に戻る。 (※)憲法第27条【勤労の権利及び義務、勤労条件の基準、児童酷使の禁止】 @ すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。 A 賃金、就業時間、休息その他の勤労条件に関する基準は、法律でこれを定める。 B 児童は、これを酷使してはならない。 あ、退屈なんで、退屈しのぎに(というとファンの方に叱られるけど)80年代ヘヴィメタルをリクエスト。 リクエストは、スコーピオンズ。 これも、高校の頃、人気があった。 スコーピオンズは、音楽はともかくとして、ジャケットがどれも好きでないんだけど、「ぎりぎりセーフ」の『Love at First Sting』:『禁断の刺青』(1984) から、"Rock You Like A Hurricane" 。 『本国のドイツはもとより、アルバム『蠍魔宮〜ブラックアウト - Blackout - 』以降、世界的な人気を得、日本では英米のバンドと同等の影響力がある。だが、スコーピオンズ登場前のドイツは、ロック不毛の地と呼ばれるほど、スター・アーティスト不在の状況であった。スコーピオンズは、ドイツのミュージック・ビジネスを活性化した原動力であり、HR/HMのカテゴリーを超えた、ジャーマン・ロックの始祖とも言える存在。』(Wikipedia) だとか。 upset the apple-cartへのリクエスト(420) コモン・ストックへのリクエスト(434) 『一般理論』は、「自発的失業」「摩擦的失業」のほかに「非自発的失業」を認めていて、不完全雇用の状態も存在するとした雇用の「一般理論」であるとした。 言い方を変えると、価格(貨幣賃金)の伸縮性によってつねに完全雇用が達成されるというのが古典派経済学の雇用決定理論であるが、ケインズはそれを「雇用の特殊理論」と批判して、独自の雇用理論を打ち立てた。 失業の3形態は、いや、働く気がないってわけでもないんだけど・・・っていう人に向けた、現代的な、ソフトな言い方をすると(ケインズの一般理論は経済学者に向けて書かれた書物であって、選挙演説やアジテーションでないのでしばしば辛辣な表現が多い)、 自分の希望する仕事が見つからないので、当分失業手当でも貰って暮らそうとする「自発的失業」、 次の仕事が見つかるまでの職探し状態の「摩擦的失業」、 不況のために仕事が見つからないという「非自発的失業(完全失業)」という言い方のほうが、適切かな? このケインズの「雇用の一般理論」は、また次回。 リクエストは、"The Spirit Of Radio" /『Permanent Waves』(1980)-Rush:ラッシュ。 エロジャケつながりのリクエストでしょ?って? それまでのハードロック的な金切り声を上げる唱法からファルセットを用いた「綺麗に聞かせる」唱法へ変化させ、凡百のハードロック・バンドから脱皮することになったのは、マイケル・シェンカーのアドバイスによるものだそうです。(Wikipedia) 昨年まで世界第二位のGDP(国内総生産)を誇った日本の生産力、技術力、商売力は、国内の消費増加もさることながら、やはり圧倒的に輸出、外国へモノやサービスを提供することで成り立っている。 車、電機製品、発電所、ファッション、料理、建築、土木、流通・・・あらゆる産業や、ちょっと商業からかけ離れた感じもする芸術の分野でも、日本のモノやサービスやエンターテイメントは外国で大いに消費されている。 新聞に出ていた小学生から中学生のアンケート「日本が世界に誇るもの」の第一位は「勤勉さ・努力」で、以下「技術力」、「自然」、「治安の良さ」、「平和」なんかが続いていた。「(漫画・アニメなどの)サブカル」も上位にあった。 アジアでアイドル歌手は大人気だし、アニメの主題歌がヨーロッパでヒットしたり、”SUKIYAKI”(「好きやき〜」という高知弁ではなく、「すき焼き」です。坂本九「上を向いて歩こう」)が全米No1になったし、70年代後半から80年代にYMO(後のYMOのサディスティック・ミカ・バンドとかも)が奮闘したことはあるし、一部のテクノ、ヘヴィメタがマイナーな人気を博すことはあるけど、「日本のロック」が外国で聴かれたことは、一度もない。 なんでだろう? ロックのアルバムのジャケットは日本人のイラストレーターやデザイナーが作ったものも多いし、アニメや漫画や小説のことを考えると言葉の問題でもない。と思う。 誰の力が足りないのかな? ミュージシャン?レコード会社?流通?広告宣伝?音楽ライター?音楽雑誌の編集者?国の援助?税金の投入?資金?資本?労働?・・・? というわけで、アメリカで売れたイギリス、ドイツ、カナダの80sヘヴィメタルを。 いつか、日本のロックが、別にアメリカじゃなくってアジアでもいいんだけど、世界的に知られて(売れて)、 このつまらないブログの「みんなが良く知っているロックの、ロックバーへのリクエスト」でリクエスト出来るようになれば良いと思う。 その日が来るまで、ブログを続けようと思ってる。 半ば、真面目に。半ば、気まぐれに。 upset the apple-cartへのリクエスト(421) コモン・ストックへのリクエスト(435) |
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タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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内 容 | ニックネーム/日時 |
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"Screaming for Vengeance" |
akichan! 2011/01/25 19:22 |
そうなんですよ。ないんですよ。 |
He is Me 2011/01/26 01:55 |
“エロ・ジャケ”って・・・ |
akichan! 2011/01/28 18:47 |
ウェット・ザ・ウィリー持ってる人って日本に250人くらいしかいないんじゃないでしょうか?(笑) |
He is Me 2011/01/28 21:57 |
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