タイトル: |
生徒会の一存 |
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【存在しえないプロローグ】
ルール1 神の存在を受け容れろ
ルール2 彼らに直接触れてはいけない
ルール3 友達の友達はわれら。それが干渉限界
ルール4 《企業》の意向は何よりも優先される
ルール5 《スタッフ》は、個人の思想を持ち込むなかれ
ルール6 情報の漏洩は最大にして最悪の禁忌である
ルール7 我らが騙すのはヒトではなく神であることを忘れてはならない
追加ルール 今年の生徒会には気をつけろ
【第一話~駄弁する生徒会~】
「世の中がつまらないんじゃないの。あなたがつまらない人間になったのよっ!」
会長がいつものように小さな胸を張ってなにかの本の受け売りを偉そうに語っていた。
しかし今回は珍しく感銘を受ける俺。なるほど、その通りだ。
俺自身が経験を積むことで、なにも楽しいとおもえないつまらない人間になってしまったのだろう。
世の中、なんだかんだ言って「初めて」ほど楽しいことはない。
初めての恋愛。
初めての親友。
初めての非行。
初めての成功。
初めての・・・・・エロゲ?
まあなんにせよ、いつだって思い返すとこう思う。
「昔は楽しかった」
保育園に入ったとき、自分と同じ体格の人間が大量にいるのにびびった。
小学生になったとき、ランドセルを背負うのがあんなに嬉しかった。
中学に上がったとき、バスの定期うぃ提示すると大人になったような気がした。
高校に受かったとき、他者をけり落として、結果を勝ち取るということの悦楽を覚えた。
で、そういう意味でいうと・・・・・・・。
「じゃ、童貞もそんなに悪くないってことですか?」
「ぶっ!」
俺の質問に、会長は思いっきり茶を吐き出して、げほげほと咽ていた。相変わらずアドリブにはめっぽう弱いヒトだ。二人きりだから、今日は余計にからかいやすい。
会長はなみだ目だ。目の前のなが机をディッシュで拭きつつ、俺をにらみつけてくる。
「今の私の言葉から、どうしてそんな返しが来るわけ?」
「甘いですね会長。俺の思考回路は基本、まずはそっち方面に直結します!」
「まにを誇らしげに!杉崎はもうちょっと副会長としての自覚をねぇ・・・・・」
「ありますよ、自覚。この生徒会は俺のハーレムだという自覚なら充分」
「ごめん。副会長の自覚はいいから、まずはそっちの自覚を捨てることから始めようね」
会長が今日も真摯に俺にツッコンで来てくれていた。やっぱり可愛いナァ、会長。
俺より小柄でちんまりした背丈。その上、自分の幼さを必死で補おうと背伸びしまくった言葉や、果ては生徒会長までなってしまった空回り具合が、一層萌えるのだ。
そう、萌え。そんな言葉が現実で当てはまる女子なんて・・・そうはいない。そのかわいらしさは、すでに全校生徒の認めるところだ。あまりにかわいすぎる。会長を一度生でみたら、もう漫画やアニメの萌えキャラにときめくことは出来ない。反則少女なのだ・・・・みんなにもみせてやりたいよ。。。このかわいらしさ♪
ーーつづくーー
中途半端なとこでおわってすまそ。。。用事があったので><
2010/06/20 17:06