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年金切り替え漏れ 細川厚労相「救済制度、知らなかった」

毎日新聞 3月4日(金)21時36分配信

年金切り替え漏れ 細川厚労相「救済制度、知らなかった」
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参院予算委で自民・世耕弘成氏の質問への答弁のため挙手する細川律夫厚労相。左は大塚耕平副厚労相、右手前は菅直人首相=国会内で2011年3月4日午後2時28分、藤井太郎撮影
 会社員の妻ら国民年金第3号被保険者の切り替え漏れ問題に関し、細川律夫厚生労働相は4日の参院予算委員会で、昨年12月の課長通知による救済制度「運用3号」について「当時は知らなかった。不明を恥じる」と述べた。また、2月24日に3号の一時停止を発表する際、細川氏は「年金の支給は留保する」と表明していたが、15日には運用3号適用者493人に年金が支給されることも判明、細川氏の責任問題に発展する可能性が出てきた。

 自民党の世耕弘成氏に対する答弁。細川氏は昨年3月に大筋を決めたとする運用3号に関し「当時の長妻昭厚労相が決めた。(副厚労相だった)私は労働を担当しており、タッチしていなかった」と強調した。しかし、世耕氏は「前現両大臣の責任は免れない」と指摘し、長妻氏の参考人招致を求めた。

 世耕氏は、厚労省と日本年金機構が職員向けに作成した1月27日付の資料も暴露した。

 資料には、運用3号を法改正でなく課長通知で決めた理由について「第3号被保険者制度を巡っては、これまでの制度改正の際にもさまざまな議論がなされており、調整は容易でない」と記されている。世耕氏はその部分を取り上げ、「要するに国会で法律議論したらいろいろ議論が出て時間がかかって面倒くさいからすっ飛ばそうと。議会制民主主義の否定だ」と追及した。

 専業主婦らは保険料を納めなくてもいい3号制度には、働く女性から「不公平だ」との批判が出ている。

 運用3号を法改正でやろうとして国会で審議すれば、野党から根本的な問題も蒸し返され、収拾不能になる事態を同省が懸念していたことがうかがえる。細川氏は資料について「不適切な点もある」と認めざるを得なかった。

 さらに世耕氏は、細川氏の「ウソ」も明らかにした。運用3号の申請者は1月30日時点で2331人。世耕氏は「既に942人の受給権が確定し15日には493人に年金が支給される」と指摘し、細川氏が表明した「支給留保」は誤りだと問いつめた。細川氏はこれを認め、「訂正させてほしい」と答えた。【鈴木直、山田夢留】

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最終更新:3月5日(土)9時58分

毎日新聞

 

細川律夫

細川律夫(ほそかわりつお)
所属院 選挙区 政党:
衆議院 埼玉県第3区 民主党
プロフィール:
1943年8月8日生 初当選/1990年 当選回数/7回

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