Yahoo!ニュース
ログイン
IDでもっと便利に[ 新規取得 ]



ここから本文です
[PR] 

日本製炊飯器、中国で人気 中国人観光客向け高額製品も登場

MONEYzine 3月5日(土)10時40分配信

 日本政府観光局(JNTO)は24日、2010年1月〜11月の訪日外客数の暫定値を発表した。調査結果によると、2009年1月〜11月の616万人から、2010年は796万人と29.2%の伸び率だったことが明らかになった。中でも、中国からは2009年の94万人から2010年には135万人と43.3%と高い伸び率を示した。

 日本政府は「観光立国」の戦略を掲げ、年間3000万人の外国人旅行者の受け入れを目指しており、特に経済成長が著しい中国人観光客の獲得を重要視しており、昨年は中国人のビザ発給要件も緩和された。

 こうした背景を受け、中国人旅行者向けの商品も注目を集めている。その一つが家電業界だ。中国では家族や近所の人に旅行先の品を配る「お土産文化」が根強く、信頼性の高い日本製の家電商品を、お土産用に複数購入するケースも多く、中でも炊飯器は人気が高い。中国製の炊飯器は、中の釜が壊れることがあることから、高機能でおいしくご飯が炊け、耐久性に優れている日本製が人気だという。

 中国国内向けの炊飯器は、現地の電圧220ボルトに対応させなくてはならない。現在、220ボルト対応の炊飯器は、象印マホービンやタイガー魔法瓶、パナソニックなどから販売されている。

 また、東芝傘下の東芝ホームアプライアンスは、中国人観光客向けに高級炊飯器を売り出すことを明らかにした。東芝の製品は、蒸し料理ができるなど中国人が求める機能を充実させた。価格は4万〜5万円で、日本国内で販売されている炊飯器の平均価格の2万円を大きく上回る見込みだという。

 高成長を続ける中国向け市場は、人口減少で伸び悩んでいる日本市場よりも魅力的といえる。今後も競争は激しさを増しそうだ。


(サイトウ イサム 、 加藤 秀行)

【関連記事】
日米中で最も貯蓄率が低い日本 「具体的な人生設計がない人が多い」
進化するホームベーカリー 余ったご飯で「米パン」ができる機種も登場
FXから日経225先物取引へ民族大移動が起こるか
中国株は金利と不動産価格の動きが注意を要する段階に入った可能性も

最終更新:3月5日(土)10時40分

MONEYzine

 

この話題に関するブログ 1件

主なニュースサイトで 外国人観光客 の記事を読む

PR

carview愛車無料査定
PR
ブログパーツ

経済トピックス

注目の情報


PR