女児遺棄事件、警察発表前にネットで情報広がる

　熊本市で３日夜に行方不明になった女児（３）が遺体で見つかり、同市内の大学生（２０）が死体遺棄容疑で逮捕された事件で、熊本県警は、女児の生命に危険が及ぶ恐れがあるとして、４日午前１０時半頃、報道各社に事案の概要を伝え、取材の自粛を要請する報道協定の検討を始めた。

　各社も一時的に報道を控え、事件が公になったのは、県警が容疑者の身柄確保を発表した同日午後３時５０分頃だった。

　しかし、インターネット上では、４日朝には事件に関する書き込みが繰り返されていた。捜査員の聞き込みを受けた住民らから広まったとみられる。午前８時頃には、簡易投稿サイト「ツイッター」に「見つけたら警察まで連絡してください」などと書き込まれていた。情報提供の呼び掛けも相次ぎ、多数が閲覧していた。