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山口組内で弘道会と山健組が激突(2010年12月25日更新)
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「第二の警察庁長官狙撃事件が起きるのではないか」(同庁幹部)との懸念が本紙先月号詳報通り、いよいよ現実味を帯びてきた。
というのも、山口組ナンバー2で、司忍六代目同組組長の出身母体である弘道会会長・高山清司が京都府警に十一月十八日恐喝容疑で、さらに同組ナンバー3の総本部長の宅見組二代目組長・入江禎が大阪府警に十二月二日暴力団対策法(暴力行為の賞揚等規制)違反容疑で相次いで逮捕されたが、いずれも山口組本流の山健組による警察当局への情報提供疑惑が強まってきたからだ。
高山会長の逮捕容疑は、五年前山口組淡海一家総長・高山義友希(五月に組織犯罪処罰法違反罪で起訴)らと共謀し、京都府の建設業界団体の上田藤兵衛幹部(六五)から、"みかじめ料"として計四千万円を脅し取ったというものだが、高山は会津小鉄会四代目会長の故・登久太郎の長男で大学卒業後、滋賀・大津で土建業を営んでいたものの、会津小鉄会は、五代目を継承した図越利次会長時代に、渡辺芳則五代目山口組組長の出身母体だった山健組との関係を深めたため、弘道会が後ろ盾となって巻き返しを図り、さらに〇八年に図越会長が引退に追い込まれると、今度は弘道会の高山会長が会津小鉄会六代目の馬場美次会長の後見人を務め、京都から山健組の影響力が一掃されたという経緯がある。
"弘道会追い落とし"の奇襲
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