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国内森林の47を占める保安林 実際、保安林はその役目を果たせているのでしょうか

 日本国内の森林のうち、47%が保安林に指定されています。保安林に指定されると、自由に木を伐れなくなりますが、固定資産税が減免されたり、間伐費用が公費で補助されるなど有利です。分収造林地には、ちょうどいい制度です。保安林に指定するための項目は17ありますが、水源涵養目的が71%、土砂流出防備目的が19%で、このふたつで保安林面積の90%を占めています。一体、保安林とはどんな山でしょうか。
 一般的には、保安林といえば広葉樹の自然林を想像される方が多いと思います。しかし、実態は、保安林の多くはスギなど針葉樹の人工林なのです。
 福島県で水源の森づくりが実施された場所の写真を会員が送ってくれました。元々広葉樹の自然林(写真①)だった場所をスギの人工林(写真②)にすることが水源の森づくりで、写真の山も保安林に指定されていました。(針葉樹の造林地の看板(写真③)には、水源林をつくる緑資源造林とある。)
 森林法の改正で、今後も林業用地として使用する保安林は強度間伐を入れて下草が生えるように整備し、林業に使えそうにない保安林は本来の広葉樹の自然林にもどすと決めれば、森の動物たちが大喜びするだけではなく、本当の意味で、水源涵養、土砂流出防備になります。


(写真①)


(写真②)


(写真③)

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