舞鶴高1殺害地裁公判 小杉さん母が陳述
京都府舞鶴市で2008年5月、高校1年の小杉美穂さん=当時(15)=が殺害された事件で、殺人などの罪に問われた無職中勝美被告(62)の第8回公判が4日、京都地裁(笹野明義裁判長)であった。小杉さんの母親(40)が意見陳述し、「娘を失った悲しみは月日が流れても変わらない」と訴えた。
母親は「娘はとてつもない恐怖と苦しみの中でこの世を去った。命を奪った犯人にはこの手で同じ苦しみを与えてやりたいくらい、憎いです」と、文書にまとめた意見を涙ながらに読み上げた。
母親は被害者参加制度に基づき、公判に参加している。
事件当夜に遺体発見現場付近を歩く男女2人の防犯カメラ映像について、弁護側証人尋問もあった。画像解析が専門の千原國宏・奈良先端科学技術大学院大学教授は「画質が非常に悪く、映像の人物と被告が同一かは判定できない」と証言した。
検察側は、目撃者の証言や防犯カメラの映像を根拠に、被告と小杉さんが一緒にいたと主張している。
中被告は起訴内容を否認し、無罪を主張している。
【 2011年03月04日 17時54分 】
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