茨城とソウルを結ぶ便の利用客を増やそうと、茨城県などが誘致した韓国映画の制作発表が3日、茨城空港で行われ、およそ3000人のファンが詰めかけました。
制作発表は、今月11日に開港1年を迎える茨城県小美玉市の茨城空港の駐車場で行われ、主役を務める韓国の人気俳優、チャン・グンソクさんなどが出席しました。映画は、茨城空港とソウルを結ぶ便の利用客を増やそうと茨城県や地元の企業などが誘致しました。日本の漫画が原作の恋愛映画で、撮影は、ことし5月から茨城県内などで行われることになっていて、ロケ地を巡るツアーも予定されています。3日は、抽せんで選ばれた韓国映画ファンなど、およそ3000人が集まり、チャンさんの写真を撮ったり手を振ったりしていました。茨城県の塩原信夫広報監は「きょうは大成功でしたがこれからがスタートです。空港に多くの人が訪れてくれるように頑張っていきたい」と話していました。韓国の映画やドラマを巡っては、秋田県がドラマのロケ地になり、韓国からの観光客が増えてソウル便の搭乗率が過去最高になった実績があるということです。映画は、ことし11月に韓国で公開される予定です。