日航「鶴丸」初めて成田に　復活に「応援を」

　赤いツルのロゴマーク「鶴丸」を尾翼に復活させた日航機が４日、初めて成田空港に到着し、ソウルへと出発した。

　鶴丸機は同日夕、バンコクから到着。ソウルへの飛行を待つ間、駐機場で従来塗装の旅客機と並んだ。到着ゲートでのセレモニーでは、日航の豊島滝三成田空港支店長が「新しいロゴとともに（会社更生手続き中の）日航の旅立ちを応援してほしい」とあいさつした。

　観光旅行で同機に搭乗する横浜市の高校２年山本祐喜子さん（１７）は「昔の日航の機体はきれいだと聞いていた。そのロゴの入った飛行機に乗れてうれしい」と笑顔。

　鶴丸のロゴは、２００８年に一度姿を消した後、今年２月に復活し、同月２８日の羽田―釧路便で初フライト。定期便では３月２日から羽田―北京で運航を始めた。

　日航は新造機の導入や塗り替えを進め、約８年かけて全機に鶴丸を描く予定。