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御本尊について- 1 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 19:09:11
- 御本尊に関する話題はこちらへ。
尚、多くの学会員が見ていると思われるため、慎重にお願いしま
す。特に、語尾が断定調にならぬよう頼みます（笑）。
- 2 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 19:10:46
- 以下、番号のついたものは「日顕宗を打倒しよう！」からの転載――
105 名前： プリン 投稿日： 2006/09/28(木) 03:04:44
>>101
沖浦さま
>蓮祖は戒壇のご本尊様を顕すことが御本懐ではありません。
これはおそらくは私の大いなる誤解だと思うのですが・・・
おそらくは沖浦さんのおっしゃりたいのは、大聖人の「出世の本懐」とは、いわば物質・物体としての「板曼荼羅」の御図顕自体にあるというよりも、大御本尊にお示しになった大聖人の世界観すなわち「相貌」こそが「御本懐」であると理解してよろしいのでしょうか。
すみません。ちょっと気になってしまいまして・・・。
- 3 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 19:11:50
- 106 名前： 沖浦克治 投稿日： 2006/09/28(木) 07:25:56
プリンさん
いいえ御本懐ではないと確信いたしております。
蓮祖はそのような矮小な目的で御出現遊ばされてはおられません。
末法の一切衆生の救済のために御出現遊ばされたのです。
御本尊様御図顕はそのための手段であり、目的ではありません。
本迹で論ずれば、私共衆生が本、ご本尊様はもったいなくも手段であり迹。
大聖人様が迹の御図顕のために御出現はなさらないでしょう。
また、戒壇様も他のご本尊様も同じです。
差別する方がおかしいのです。
この点は御書に明らかです。
- 4 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 19:12:37
- 107 名前： 卞氏 投稿日： 2006/09/28(木) 13:41:02
＞大聖人仏法の目的が「慈悲」の精神から導かれる広宣流布にあるとすれば、形式的・権威的・教条的な教義というのが
＞いかにその根本精神から懸け離れたものかは容易に理解しうると思うのですが・・・
＞甘すぎますかね（笑）。
その転換は苦しみを伴うものとおもわれます。固執する何かがあるのでしょうね。
捨てきれない何かが。それに気づくときは内的にも外的にもそのひとに劇的な変化を
もたらすでしょうね。
話をしていると、循環論法に相手が陥るのです。どこに中心の信があるのか分からなくなる。
だから、「全然違う」ということを言う（書いておく）のが良いかとおもいますね。
そのときは全く分からないかもしれないけれど。
私も正宗の教えをつい１５年前まで信じていたから分かりますよ。
２０年前頃ですと、絶対的に正しい事を前提に物事を考えていた事もあります。
でも運良く「創価学会の薫陶」を浴びていたので、助かりましたよ。
その転換が軽くて済んだんです。
＞大聖人の世界観すなわち「相貌」こそが「御本懐」であると理解してよろしいのでしょうか。
私も、沖浦さんと童謡の意味で、大聖人の曼陀羅は大聖人の化義と言いますから、
すこし補足になるのではないかと思います。
大聖人はその生涯をかけて、大御本尊を建立したのです。
「余は２７年」とは弘安２年に立宗から数えての年月です。
大御本尊とは、大聖人そのものです。
御本尊の相貌とはその法体を表現するものです。
文字で表現すると「南無妙法蓮華経」です。
図顕すると、いつも拝しているあの姿になります。
周りにある文字もそれぞれに意味があります。
生命そのもののことですよ。
- 5 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 19:13:11
- 108 名前： 卞氏 投稿日： 2006/09/28(木) 14:04:41
プリンさん＜
＞卞氏さんをはじめ＜
って、ちょっと照れくさかったり（＾＾；）
なにも難しい事を話したいわけじゃなくて、
ちょっとした興味から、いろいろお尋ねしようと話をしているだけなんですが、
ちょっとしたことで、あちらさんの異常さ際立ってしまうのが不思議です。
この世でもなかなかお目にかかれない珍しい貴重な人たちです。
- 6 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 19:14:08
- 109 名前： プリン 投稿日： 2006/09/28(木) 14:08:30
>>106
沖浦さま
お忙しいのに、早速の返信ありがとうございます。
>末法の一切衆生の救済のために御出現遊ばされたのです。
>御本尊様御図顕はそのための手段であり、目的ではありません。
大御本尊も、末法の一切衆生救済という「目的」からは「手段」となるとの御主張と理解しましたが、それはその通りだと思います。
同様にお題目も戒壇も、いわば末法の一切衆生救済という「目的」に対する関係では「手段」ですよね。
池田先生のおっしゃる「『宗教のための人間』ではなく、『人間のための宗教』」というのも同様だと思います。
>本迹で論ずれば、私共衆生が本、ご本尊様はもったいなくも手段であり迹。
>大聖人様が迹の御図顕のために御出現はなさらないでしょう。
これは大変に失礼ですが・・・、おっしゃっている意味がよくわかりません。
「本迹」の本来の意味からすれば、例えば、御本仏である大聖人の生命状態であるとともに我々衆生の奥底にも厳然としてある「仏性＝妙法」が『本』であり、大御本尊はそれを具体的に表わした『迹』であるという意味ならまだわかるのですが・・・
ちなみに、「目的」と「手段」とはあくまで『関係性』の問題であって、決して固定的なものではありませんよね。視点や観点によって当然異なります。
例えば、いま私は掲示板上に「文章」を書いていますが、それは沖浦さんに意思を伝えることとの関係では「手段」になるし、ＰＣのキーボードを打ち込んでいることとの関係では「目的」になります。
本件でいえば、確かに大御本尊御図顕は「末法の一切衆生救済」という「目的」からは「手段」となりますが、大聖人が末法に「出現」したことそれ自体との関係では「目的」といっていいのではないでしょうか。
言い換えれば、大聖人は、「末法の一切衆生救済」といった「目的」に対する熱情がいかに深かろうと、「手段」を誤れば全く逆の結果すなわち「不幸」を生み出すのだという認識に立ち、
したがって、衆生救済の「手段として最も適切なものは何かを『表す』こと」それ自体を出生の本懐としてこの末法に出現されたのだといっていいのではないでしょうか
ちなみに、大御本尊御図顕が出生の本懐では「ない」としますと・・・
「余は二十七年なり」との明文に反すると思いますし、
そもそも日蓮宗（身延）との違いが不明確になる恐れが生じないでしょうか。
>また、戒壇様も他のご本尊様も同じです。
>差別する方がおかしいのです。
>この点は御書に明らかです。
同意です。
- 7 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 19:14:50
- 110 名前： プリン 投稿日： 2006/09/28(木) 15:05:16
>>107
卞氏さま
早速のご返信ありがとうございます。
>その転換は苦しみを伴うものとおもわれます。固執する何かがあるのでしょうね。
>捨てきれない何かが。それに気づくときは内的にも外的にもそのひとに劇的な変化を
>もたらすでしょうね。
「劇的な変化」・・・。
本当にその通りだと思いますね。
>話をしていると、循環論法に相手が陥るのです。どこに中心の信があるのか分からなくなる。
>だから、「全然違う」ということを言う（書いておく）のが良いかとおもいますね。
>そのときは全く分からないかもしれないけれど。
本当にその通りだと思います。
彼らの境涯を明確に意識し、こちらの「中心の信」をハッキリして「全然違う」というように白黒をキッチリしていかないと、同様の論法にこちらが引きずり込まれるだろうなと思います（汗）。
生命力がいかに大事かと思いますね。実感します。
>私も正宗の教えをつい１５年前まで信じていたから分かりますよ。
>２０年前頃ですと、絶対的に正しい事を前提に物事を考えていた事もあります。
>でも運良く「創価学会の薫陶」を浴びていたので、助かりましたよ。
>その転換が軽くて済んだんです。
個人的には、昭和６０年代から池田先生が１０年かけて起こされた「スピーチ」の闘いこそが「薫陶」なのだと思っています。
あのスピーチがあったればこそ大聖人仏法の本質を皆が知ることができ、それぞれが独立した個人の信仰を築くことができ、そして「権威」との闘いにも学会は勝てたのだと思っています。
>曼陀羅は大聖人の化義
>大御本尊とは、大聖人そのものです。
>御本尊の相貌とはその法体を表現するものです。
>文字で表現すると「南無妙法蓮華経」です。
>図顕すると、いつも拝しているあの姿になります。
>周りにある文字もそれぞれに意味があります。
>生命そのもののことですよ。
同意です。
- 8 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 19:16:03
- 111 名前： 卞氏 投稿日： 2006/09/28(木) 18:01:10
プリンさん。
「本迹」というのも相対的な関係性を言う概念ですよ。
百六箇抄を読むと、立場を変えることで本と迹が変っています。そういう概念なのですね。
目的は人の幸せ。いわばその人が主体となり人生を生ききっていくこと。
その立場から見れば「仏というのはすべて迹（影）」です。
プリンさんがいう生命力が大事というのもそこにあります。
なにかに隷属しているかのようなものが交じると、この関係がまず崩れてしまいます。
『諸法実相抄』
「凡夫は体の三身にして本仏ぞかし、仏は用の三身にして迹仏なり。然れば釈迦仏は我等衆生のためには主師親の三徳を備へ給ふと思ひしにさにては候はず、返って仏に三徳をかぶ(被)らせ奉るは凡夫なり」
＊＊＊
そこで「本迹」を分かりづらくしているものが、
「大聖人は御本仏である」という定義、ではないかと思われます。
この信仰自体はさほど害はないと思います。
彼らの場合、法主信仰が交じってくるのです。そうするとなんかとんでもないことになってくる。
血脈が一人に渡されていく。その他には渡されない。
このような差別からくる「距離感」や「劣等感」といったものは
その宗教を信じているかぎり、どうしてもぬぐえないものになるでしょう。
よく「修羅の命」と言いますが、「卑屈になったり尊大になったり」ですね。
見てご覧のとおりです。上下関係が好きなんですね。
ましてや排他的な封建制度的な社会をつくっていますから、
その中でしか通用しないものを一生懸命やることで社会に適応する暇がなくなる。
反社会的存在となっていく。自明とおもいます。
血脈が唯一人。それでは他の人は永遠に成仏はできないが、成仏に近づく事は出来たりする。
そのような歴劫修行的なイメージが形成されてしまう。これじゃ小乗教ですよね。
でも信心を続けてきたから、近づいたのでなんだか偉くなってきた。勘違いですよ。これ。
そういったものが、スパイラルのように重なっていくと、循環論法になってしまうのではないでしょうか。
掲示板などで、やたら偉そうな古語言葉で気取っている人がいますね。
ちょいとしたおふざけなら笑えますが、いつもそうだと
「こいつ、なにか勘違いしているな。」と思えるでしょう？（笑）
沖浦さんがよくいう「御本尊書写係」で充分ですね。
＊＊＊
御書につらつらとあたっていくと、
単に「大聖人は御本仏であるという定義」それだけでは済まないことが分かってきます。
大事なことというのは、大聖人を御本仏ならしめているものを我が身で感得していくこと。
つまり「大聖人が御本仏であられること」を実践を通して解っていく事なのではないか。
そのように思います。
＜釈迦仏法を迹として御本仏の生命を顕した大聖人＞によって図顕された＜曼陀羅が迹＞を手段に
私たちが「信力・行力」を以って、「仏力・法力」を顕していくことが、大聖人の仏法の証明という今度は迹になっていく。
このような関係の流れだと思います。
大聖人御在世当時のことは、書物などで知るしかない。
しかし、いま創価学会があることで、時代を超えて大聖人・日興上人といった存在を、
実感的に彷彿とさせてくれている。そのように感じている昨今です。
- 9 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 19:16:58
- 112 名前： 沖浦克治 投稿日： 2006/09/28(木) 22:26:50
プリンさん
＞「本迹」の本来の意味からすれば、例えば、御本仏である大聖人の生命状態であるとともに我々衆生の奥底にも厳然としてある「仏性＝妙法」が『本』であり、大御本尊はそれを具体的に表わした『迹』であるという意味ならまだわかるのですが・・・
簡単に言えば、ご本尊様は、方便。だと言う意味ですね。
＞ちなみに、大御本尊御図顕が出生の本懐では「ない」としますと・・・
「余は二十七年なり」との明文に反すると思いますし、
聖人御難事は弘安二年十月一日の御作です。
十二日前に既に出世の御本懐を遂げたと仰せです。
戒壇様はその後です。
御本懐ではありえません。
＞そもそも日蓮宗（身延）との違いが不明確になる恐れが生じないでしょうか。
今更、日蓮正宗と日蓮宗の違いなどは同でも言いと存知ます。
- 10 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 19:17:32
- 113 名前： プリン 投稿日： 2006/09/29(金) 01:46:13
>>112
沖浦さま
ご返信ありがとうございます。
>簡単に言えば、ご本尊様は、方便。だと言う意味ですね。
私が申し上げているのは、「目的」と「手段」とはあくまで『関係性』の問題であり相対的なものであって、視点や観点によって当然異なってくるということです
>聖人御難事は弘安二年十月一日の御作です。
>十二日前に既に出世の御本懐を遂げたと仰せです。
>戒壇様はその後です。
>御本懐ではありえません。
大聖人の心証のなかで完成されたことと、具体的な行為として書き表したこととは別次元のことと考えます。
例えば裁判においても、審理過程によって裁判官の心証形成が完成すること（＝判決内容の確定）と判決書の作成、判決の言い渡しはそれぞれ異なると考えられています。当然ですが・・・。
本件、すなわち大聖人の出世の本懐（自説からは御本尊の相貌の完成）も同様に考えていいのではないでしょうか。
つまり、大聖人の心証のなかで御本尊の相貌が完成されたことと、具体的な行為としてそれを書き表したこととは別だということです。
むしろ聖人御難事からハッキリするのは、立宗宣言から二十七年目に出世の本懐を遂げられたということと、それは聖人御難事が書かれた期日から考えて弘安２年の秋だということです。
ここから判明するのは、大聖人のおっしゃる出世の本懐は、本門の題目の他にもまだあるということではないでしょうか。
>今更、日蓮正宗と日蓮宗の違いなどは同でも言いと存知ます。
私が申し上げているのは、いわゆる沖浦説と身延派日蓮宗との違いが不明確になりはしませんか、ということなんです。
- 11 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 19:18:06
- 116 名前： 沖浦克治 投稿日： 2006/09/29(金) 08:30:28
プリンさん
＞私が申し上げているのは、「目的」と「手段」とはあくまで『関係性』の問題であり相対的なものであって、視点や観点によって当然異なってくるということです
そうですね、この点を論じ合うのはやめておきましょう。
＞つまり、大聖人の心証のなかで御本尊の相貌が完成されたことと、具体的な行為としてそれを書き表したこととは別だということです。
明らかに間違いだと思います。
＞私が申し上げているのは、いわゆる沖浦説と身延派日蓮宗との違いが不明確になりはしませんか、ということなんです。
私は身延派を考慮して思考をしてはおりません。
あそこは明らかに間違っております。
日蓮正宗よりはましな宗派。
これだけの評価ですね。
- 12 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 19:18:40
- 117 名前： 卞氏 投稿日： 2006/09/29(金) 11:35:33
己義ですが、お許しください。
＞大聖人の心証のなかで完成されたことと、具体的な行為として書き表したこととは別次元のことと考えます。
＞例えば裁判においても、審理過程によって裁判官の心証形成が完成すること
＞（＝判決内容の確定）と判決書の作成、判決の言い渡しはそれぞれ異なると考えられています。当然ですが・・・。
＞本件、すなわち大聖人の出世の本懐（自説からは御本尊の相貌の完成）も同様に考えていいのではないでしょうか。
＞つまり、大聖人の心証のなかで御本尊の相貌が完成されたことと、具体的な行為としてそれを書き表したこととは別だということです。
相貌は、もっと以前から書き顕しています。
＞むしろ聖人御難事からハッキリするのは、立宗宣言から二十七年目に出世の本懐を遂げられたということと、それは聖人御難事が書かれた期日から考えて弘安２年の秋だということです。
＞ここから判明するのは、大聖人のおっしゃる出世の本懐は、本門の題目の他にもまだあるということではないでしょうか。
本懐を遂げた具体的日日がないことは、未来でもなく現在でもなく、遠い過去でもないということ。
これといった形があるものでもなく、なにか日付を特定できるものでもなく、
相貌を書いた日そのもののことでもないことがわかります。
（御本尊の相貌はもっと以前から存在している）
私はこの文言は、大聖人が「誓願を果たした宣言」と捉えています。
（裁判の例でいえば、「判決文」「判決の言い渡し」かな？）
「大御本尊建立」というのは、どちらかというと第三者から見た言い方ですね。
（裁判の例で言えば、「判決の効力」をさすといったところでしょうか）
それに比べ、「本懐を遂げました」は自分のことを言うときの言葉です。
「御本尊」というものは、もとより存在したのです。
大聖人が発明したのではありません。
釈迦は法華経でそれを書き表したに過ぎません。
天台は「止観」という方法論を説いたのです。
出世の本懐、という側面から見た大聖人の大御本尊というのは、
「大聖人による具体論」であり、
加えてその方法論を、曼陀羅の相貌と題目（あわせて三大秘法と呼ばれるもの）
に托したと言えると思います。
- 13 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 19:19:23
- 118 名前： 大勝利 投稿日： 2006/09/29(金) 12:53:53
皆様、御賢察有難う御座います。
この話題、新スレッドを立ててどうでしょうか？
私もちょうど熱原法難についての話題のスレッドが欲しいと考えていた処でした。
管理人様
「出世の本懐と熱原法難」と言うスレッドでどうでしょうか？
- 14 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 19:19:59
- 119 名前： プリン 投稿日： 2006/09/29(金) 13:01:33
>>116
沖浦さま
お忙しいのに何度もご返信下さりありがとうございます。
恐縮致しております。
>明らかに間違いだと思います。
ではお聞きします。
>>113によれば、やはり沖浦説においても、大聖人の出世の本懐の根拠は聖人御難事の御文にあるようです。
とすれば・・・、
�［�宗宣言から『二十七年目』に出世の本懐を遂げられたということ
�△修譴論賛邑翔饂�が書かれた期日から考えて『弘安２年の秋』だということ
�Ｂ臉賛佑僚仞い遼棆�は、本門の題目の『他にも存在』するということ
は共通認識のようです。
しかしながら、沖浦説によれば大御本尊御図顕は出世の本懐には含まれない・・・。
とするならば、弘安２年（秋）に関係するもので大聖人の出世の本懐とされるものを是非お示し下さいませんでしょうか。
そうでないと沖浦説の結論としては、大聖人は聖人御難事において「二十七年目」（弘安２年）に出世の本懐を遂げると言明されたにも拘らず、ついにそれを遂げることができなかった（あるいは、後世に残すことができなかった）という結論に至ると思われるのですが・・・。
ちなみに私としては・・・、
�，修發修睨�法とは白法隠没・本尊雑乱の時代であり、根本の御本尊を表すことに大聖人が「末法に」出現する意義があること。
��大聖人が御本尊を最大に重視されていることは御書の様々な箇所で読み取れること。
��「余は二十七年なり」とは「私は二十七年目である」ということを述べているにすぎず、「弘安２年」の「年度内」を指していることも十分考えられること。
�す旭贈嫁�（秋）に関係するもので大聖人の出世の本懐とされるものは、大御本尊御図顕以外に見当たらないこと。
�ヂ臉賛佑凌款擇里覆�で御本尊の相貌が完成された時期と、具体的な行為としてそれを書き表した期日に若干の誤差が生じるのも十分考えられること。
以上から、戒壇の大御本尊（相貌）は大聖人の出世の本懐だと考えます。
>私は身延派を考慮して思考をしてはおりません。
>あそこは明らかに間違っております。
>日蓮正宗よりはましな宗派。
>これだけの評価ですね。
身延派（他日蓮宗）と富士派（？）との根本的違いは弘安２年御図顕の大御本尊を出世の本懐とみるかどうかですから、沖浦説からはその違いが不明確になると思います。
- 15 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 19:20:35
- 120 名前： プリン 投稿日： 2006/09/29(金) 13:06:44
>>117
卞氏さま
何度も、しかも長文に渡りご返信くださりありがとうございます。
非常に恐縮しております。
>相貌は、もっと以前から書き顕しています
というか、お題目もそうですよね・・・。
私が申し上げているのは、その「新規性」ではありません。
そもそも「末法」とは白法隠没・本尊雑乱の時代なのですから、既存のものか新規なものかは特に重要ではないと考えます。
問題なのは、結局何が「正しいか」です。
大聖人は生涯をかけて大御本尊の相貌を探り、その晩年にあたる弘安２年に一応の結論を出されたのだと考えています。
- 16 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 19:21:11
- 121 名前： プリン 投稿日： 2006/09/29(金) 13:23:30
>>118
げっ・・・（笑）。
失敗ですかね。失礼しました。
皆さんご推察のように、私は通説からの一般的な見解や素朴な疑問を呈しているにすぎません（汗）。
沖浦さま・卞氏さま・大勝利さまのような高度の知識を有しているわけでもないです（滝汗）。
加えて、今晩から３日ほどＰＣを扱えない環境に入ってしまいます（携帯は可）。
私としては一応の意見は既に述べたと存じますので、別スレをお立ての際は、私からは参加はちょっと控えさせて戴ければと存じます・・・。
- 17 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 19:21:46
- 122 名前： 大勝利 投稿日： 2006/09/29(金) 13:57:30
プリンさん
>大聖人は生涯をかけて大御本尊の相貌を探り、
>その晩年にあたる弘安２年に一応の結論を出されたのだと考えています。
弘安2年以降も相貌は安定するわけではありませんので、
本懐と相貌を結びつけて行くとちょっと苦しくなるんです。
花押の母字が、バンからボロンに変る時になんらかの心境の変化があったと推測することは可能だと思いますが、
これは弘安元年の五月です。
- 18 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 19:22:38
- 123 名前： 沖浦克治 投稿日： 2006/09/29(金) 16:11:39
先ず、宗門の言うように、戒壇の御本尊様が他の蓮祖御図顕の御本尊様と比べ、特別なお力を持つか？を考察をいたしましょう。
御書には御本尊様について有名な記述があります。
それを引用いたします。
『夫について経王御前の事二六時中に日月天に祈り申し候、先日のまほり暫時も身をはなさずたもち給へ、其の本尊は正法像法二時には習へる人だにもなしましてかき顕し奉る事たえたり、師子王は前三後一と申してありの子を取らんとするにも又たけきものを取らんとする時もいきをひを出す事はただをなじき事なり、日蓮守護たる処の御本尊をしたため参らせ候事も師子王にをとるべからず、経に云く「師子奮迅之力」とは是なり、』(経王殿御返事)
ここで蓮祖は、自ら御図顕の経王殿に御下付なされた御本尊様を顕すに当たり、渾身のお力を持ってなされた。と、御明言なされておられます。
更にその下段では。
『、日蓮がたましひをすみにそめながしてかきて候ぞ信じさせ給へ、仏の御意は法華経なり日蓮がたましひは南無妙法蓮華経にすぎたるはなし、』
と、この御本尊様はご自分の御魂そのものである。と御宣言です。
ここで疑問があります。
この御書をお書きになられたのは、文永十年八月であり五十二歳の御作です。
竜の口法難、佐渡流罪の以後。と、なっており、蓮祖は既に発迹顕本をとげられ、末法の御本仏としてのお立場にあります。
すなわち、この時点で経王殿に御下付をされた御本尊様は、末法の御本仏の御魂そのもののお力がある。と、考えねばなりません。
戒壇の大御本尊様の御図顕は、これより七年以上の後、弘安二年十月十二日です。
この間に御図顕の御本尊様は、現存するだけで数十帯を超えております。
現実に御図顕なされた御本尊様は、これの何十倍もあると考える事が自然でしょう。
当然それらの数多くの御本尊様も、それぞれ蓮祖の御魂と同様のお力を備えておられます。
ご本仏自らの仰せですから、疑う必要もありません。
戒壇の大御本尊様のみが、特別な御本尊。と、位置づけるのであるならば、戒壇様を御図顕なされる時、蓮祖の御境涯がそれまでと比較し特別に開かれた。と、言う事が必要となります。
然しながら、蓮祖は竜の口にて発迹顕本をなされたのですから、ご本仏としての御境涯がその後変化をすると考える事には無理があります。
これらを総合的に判断をすれば、戒壇の大御本尊様は他の御本尊様と同じお力をお持ちである、との結論が導かれます。
- 19 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 19:23:31
- 124 名前： 沖浦克治 投稿日： 2006/09/29(金) 16:12:21
次に、戒壇のご大御本尊様が宗門発表のように、蓮祖出世の御本懐であるか？について考察を致します。
宗門が主張するように、戒壇の大御本尊様が蓮祖の出世の御本懐である。とするならば、たとえお力が他の御本尊様と同様としても、それはそれとしてやはり、特別な御本尊様。と、位置づける事が可能になります。
宗門の主張は、以下の根拠に基づいおります。
この根拠が崩れれば、戒壇の御本尊様は蓮祖出世の御本懐ではない。との結論になります。
宗門の根拠は以下の御書によります。
『此の郡の内清澄寺と申す寺の諸仏坊の持仏堂の南面にして午の時に此の法門申しはじめて今に二十七年弘安二年［太歳己卯］なり、仏は四十余年天台大師は三十余年伝教大師は二十余年に出世の本懐を遂げ給う、其中の大難申す計りなし先先に申すがごとし、余は二十七年なり其の間の大難は各各かつしろしめせり。』(聖人御難事)
ここで蓮祖は釈迦、天台、伝教の出世の本懐に触れられ、ご自分は立宗より二十七年で出世の御本懐をおとげになられた。と、宣言をなされておられます。
ところがこの御書の書かれたのは、弘安二年十月一日、五十八歳での御作です。
戒壇の大御本尊様御図顕より十二日以前のものです。
これでは時系列的に、戒壇の本尊が蓮祖の出世の御本懐である。と、判断をする事は不可能です。
非常に簡潔な道理ですね。
又宗門にはこの時系列を埋めるため、熱原の三烈士の斬首をお聞きになられた蓮祖が、それに応じて戒壇の大御本尊様を御図顕になられた。との、説があります。
これも時系列を埋めることが出来ないのです。
何故ならば三烈士の斬首は十月十五日、蓮祖がそれをお知りになられたのが十七日です。
この事実は戒壇の大御本尊様御図顕が、三烈士の斬首と直接のかかわりを持たない事を物語っております。
追記いたしますが近年研究により三烈士（二人との説もあり）の斬首は弘安二年ではなく弘安三年との説も出ております。
蓮祖の御書を読む時、法門の大事に関して、ご自分の思想を後世に正確に伝えるかに重点を置かれている事がわかります。
もし戒壇様が出世の御本懐であるならば、聖人御難事の記述は、いま少し具体的ではなかったかと拝察するわけです。
また、第四世日道上人の、三師御伝土代にも、戒壇様の記載がありません。
この文献は蓮祖興師の時代に近く、信用ができると思えます。
戒壇様が蓮祖出世の御本懐であるならば、これは不自然です。
「日興上人の御弟子駿河国富士の郡リ熱原より二十四人鎌倉え召れ参る。一々に搦め取て平左衛門の庭に引据たり、子息飯沼の判官馬と乗蟇目を以て一々に射けり、其庭にて平ノ左衛門入道父子打れり法華の罰なり、さて熱原の法華宗二人は頚を切れ畢ぬ、その時大聖人御感有て日興上人と御本尊遊ばすのみならず日興の弟子日秀日弁二人、上人号し給フ、大聖人の御弟子数百人僧俗斯の如く頚を切たるはなし、又上人号なし、是レ則日興上人の御信力の所以なり云云、日秀日弁は市庭滝泉寺を擯出せられ給フ。」
（道師、三師御伝土代より）
ここでは熱原の法難と関係のある御本尊様について、「さて熱原の法華宗二人は頚を切れ畢ぬ、その時大聖人御感有て日興上人と御本尊遊ばす」と、蓮祖と興師が農民が斬首された後に御本尊をお二人にて御図顕なされた。との、記述しかありません。
三烈士（ここでは二人と記されています）の斬首は弘安二年十月十五日、蓮祖がご報告を受けられたのは二日後の十七日です。（近年弘安三年との説もあり）
いずれにしても戒壇様の御図顕の弘安二年十月十二日とは無無関係に思われます。
私は戒壇様を否定した事は一度もありませんし、お力を疑った事もありません。
紛れも無く蓮祖御図顕の大御本尊様です。
蓮祖の御真筆か、後世の書写か、書写であれば書写したのは在家か出家か、御真筆であるならば紙幅か最初から板曼荼羅か？
これらの疑問は、戒壇様のお力とは無関係の事です。
創価学会が公式見解で戒壇様を云々する事は、いまだに時期が早いと思います。
あわてずゆっくり今後研究がなされるでしょう。
いずれにしても、お力があるのですから、何の問題もありません。
- 20 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 19:24:20
- 125 名前： 沖浦克治 投稿日： 2006/09/29(金) 16:19:46
プリンさん
大聖人様の出世の御本懐は創価学会出現まで、法を正しく伝えうる環境を整えられることだと拝察いたします。
熱原法難で、名もない百姓衆が時の最高権力者の弾圧に一歩も引かず耐え、またその農民たちは蓮祖とお会いしたことも無く、興師のお育てになられた方々であった。
これらをごらんになられ、蓮祖は、余は二十七年なり。と、仰せになられたのでは。と考えます。
- 21 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 19:24:58
- 126 名前： 大勝利 投稿日： 2006/09/29(金) 18:28:13
沖浦さん
>>125 私も全くそのように思います。
熱原法難は信徒が法華経の行者であるが故に、その秋以前に始まっているんです。
富士宮から鎌倉まで徒歩で引きつられれば、何日もかかった事でしょうし、
それより以前に既に弥四郎男が切られて亡くなっています。
いよいよ出家ではなく信徒にまで迫害が及んだ点はやはり大きいでしょう。
>子息飯沼の判官馬と乗蟇目を以て一々に射けり、其庭にて平ノ左衛門入道父子打れり法華の罰なり
乗蟇目とは矢先の無い矢で、目を狙って射る拷問です。
滝泉寺の稲を刈り取った事ではなく、法華経の信仰をあらためない事への拷問だったのは明白でしょう。
- 22 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 19:29:56
- まず、拙速な議論は避けたいので、可能な限り丁寧に書くよう、心掛けて下
さい。広宣部・教宣部の常識は、学会員の常識ではありませんので（笑）。
まず「出世の本懐」から行きましょうか。大聖人の出世の本懐は、戒壇本尊
の図顕だったのかどうか？
- 23 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 19:37:12
- >>22
戒壇本尊については、日蓮系の他宗より以前から疑義が持たれている。
また、大聖人が御入滅される時に、御安置されたのは「臨滅度時本尊」であった。
日興上人に譲られた本尊は、果たしてどの御本尊だったのか？
- 24 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 19:47:18
- 沖浦さんへ――
御本尊は「手段」ではないと思いますよ。手段とか目的といった次元で論じる
のは危険です。
大聖人御自身が「未曾有の大曼荼羅」（1244/1614頁）と仰せになってます。で
すから、御本尊図顕という要素を無視することは、できないと思います。
しかしながらそれが、特定の御本尊を示したものではないと考えております。
この点については、沖浦さんに同感です。
令法久住という観点から見れば、仏の本懐とは「弟子が育った」ことを示して
いるのではないでしょうか？
釈尊の立場になれば簡単にわかることですが、出世の本懐である法華経を説く
時期というのは、釈尊の側の問題ではありません。衆生の機根の問題です。
であるならば、衆生が御本尊を護持できる段階に入り、宗教の五綱が成立し
たと考えることも可能です。
- 25 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 19:50:49
- 名もなき農民信徒が斬首され、大聖人の悲しみはいかばかりであったことで
しょう。その悲嘆のどん底から、本尊を顕す生命力に圧倒される思いがします。
- 26 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 19:54:21
- >>24
もう一つ「手段」について――
戸田先生がよく「御本尊は幸福製造機」だと指導されております。この観点
からいえば、手段と言えなくもありません。しかしながら、これは新入会者に
対して例えられたものだと思います。
また、仏が出現する目的は衆生救済にあるので、御本尊を図顕したからといって
仏の仕事がなくなるわけではありません（笑）。
- 27 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 19:56:02
- 前々から疑問だったんですが、
「天台宗より外の諸宗は本尊にまどえり」（「開目抄」215頁）
天台宗の本尊って何なんでしょうね？
- 28 名前：大勝利 投稿日：2006/09/29(金) 20:51:59
- >>22
小野さん
> まず「出世の本懐」から行きましょうか。大聖人の出世の本懐は、戒壇本尊
>の図顕だったのかどうか？
まず、「出世の本懐」から…
実は私は「出世の本懐」という語句にが気になっていました。
これ「出世」の本懐です。「久遠」の本懐とか、「本因妙」の本懐ではなく、あくまでも「出世」の本懐です。
と言う事は、「日蓮一期」の本懐でしかないのではないでしょうか？
久遠実成の本仏が、鎌倉時代に日蓮として出世した本懐でしょう。
次に「戒壇本尊」ですが、
広宣流布達成の暁に本門の戒壇に安置（掛ける）する御本尊です。
例えると、医者がその生涯において薬を製造し、それを「出世の本懐」だと言って亡くなったとしましょう。
しかし、その心は万人にこの薬を分け与えることを予想する処にあるわけです。誰も飲まなければ意味がありません。
「広宣流布、一切衆生の幸福の為に」これが本仏の本懐でしょう。
- 29 名前：大勝利 投稿日：2006/09/29(金) 20:58:30
- 農民信徒が迫害に屈せず信仰を貫いた事は、必ずや広宣流布達成なると確信させる出来事であったのではなかろうか？
その意味でも、熱原法難や四条金吾への迫害の意味は大きかったと思われる。
- 30 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 21:49:14
- >>29
> その意味でも、熱原法難や四条金吾への迫害の意味は大きかったと思われる。
法華経でいえば、舎利弗の役目を果たしたんでしょうね。
- 31 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 21:54:38
- >>28
> と言う事は、「日蓮一期」の本懐でしかないのではないでしょうか？
ウーン、10万年単位ぐらいのスパンで考えれば、そうなるかも知れません（笑）。
あるいは、太陽系・銀河系の成住壊空というスケールで見れば。
取り敢えずこの地球上では、大聖人が説かれた南妙法蓮華経が末法万年尽未来際
にわたる衆生を救うことができます。
まあ、そんなわけで、議論の前提として、地球における千年単位ぐらいに絞った
方がやりやすいんじゃないでしょうか？
- 32 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 22:02:17
- もう一つ考えなくてはいけないことは、衆生の機根ということ。
法華経や摩訶止観は、やはり理の次元です。理屈です。本已有善の衆生だから
理屈を教えれば分かるわけです。
ところが末法は本未有善の衆生です。これはもちろん、釈迦仏法からの見方に
なりますが、いずれにせよ、理屈で悟ることができない以上、善根を積んでないと
考えざるを得ない。
大聖人は大変、事実を重んじる方で、その一点で「天台大師よりも伝教大師の方が
すぐれてるよ」と言われてます（戒壇建立という事実をもって）。
- 33 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 22:05:37
- 更にもう一つ。
境地の二法からも考える必要があります。題目を唱えた時点で、本尊のイメージ
はあったことと想像します。先生の古い講義では、「16歳で智慧の珠を授かった時から
あったのではないか」とされてます。
富士宮掲示板でも以前、話題になってましたが、私は、御本尊御図顕前は大聖人
と信徒が向かい合って唱題していたのではと考えてます。なぜなら、人本尊だから。
- 34 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 22:06:47
- >>33
不軽菩薩と同じです。
- 35 名前：沖浦克治 投稿日：2006/09/29(金) 22:36:01
- 御本尊様手段であるとの考え方の根拠ですが、
『夫について経王御前の事二六時中に日月天に祈り申し候、先日のまほり暫時も身をはなさずたもち給へ、其の本尊は正法像法二時には習へる人だにもなしましてかき顕し奉る事たえたり、〜中略〜但し御信心によるべし、つるぎなんどもすすまざる人のためには用る事なし、法華経の剣は信心のけなげなる人こそ用る事なれ鬼にかなぼうたるべし、』(経王殿御返事)
この御文で蓮祖は、ご本尊様を剣に例えられておられます。
剣は武士の武器、手段です。
また、仏法は衆生のために説かれます。
ＡのためのＢならば，Ａが目的Ｂは手段。
文法上もそうなります。
御本尊様は衆生の成仏のための武器です。
故に手段です。
では手段だから大切にせずともよいか？
そうではありません。
ここに女性いて一億円のダイヤの指輪を持っていれば、その人はその指輪を大切に大切にするでしょう。
御本尊様の値打ちは指輪どころではありません。
人間革命の武器なのですから、武士が刀を大切にした何万倍も大切な存在です。
大事にして当然ですよ。
ｔ
- 36 名前：大勝利 投稿日：2006/09/29(金) 23:01:27
- 例えば、御本尊を「幸福製造機」と呼ぶ事は不敬になるのだろうか？
御本尊を「物」扱いしてはいけないとの事からなのでしょうが･･･
しかし本尊を、「理」や「観念」から現実に引き上げたのはある意味日蓮その人だったのではなかったか･･･
御本尊は「設計図」ではなく「完成品」であると思えます。
そのような意味から「幸福の地図」や「幸福行きのキップ」などではない「幸福製造機」は絶妙な言い方だと思います。
- 37 名前：小野不一 投稿日：2006/09/29(金) 23:55:49
- >>35
微妙な問題ですね（笑）。段々困ってきちゃいました。
該当御文は、「信心を奮い立たせて、御本尊をしっかりと使っていきなさいよ」
という大聖人の心を感じます。つまり、四条金吾に対して信心の奮起を促した内容
であって、本尊を論じたものではないと考えます。
私が「手段」という言葉に違和感を覚えるのは、美術好きの人が、「絵画は
感動を得るための手段」と表現することはあり得ないと思うからです。絵に込
められた力が、見る人の感動を引き出します。絵だけでも、人だけでも成立し
ない世界です。
また、「一心欲見仏 不自惜身命」との経文も侮れません。
更に、「法華弘通のはたじるし」（1243頁）は、ともすると手段と思われが
ちですが、私は正反対に捉えてます。戦時にあっては「旗」こそが勝敗の象徴
だからです。「唱題の風で御本尊をたなびかせながら、広宣流布せよ」との厳命
だと感じてなりません。
- 38 名前：小野不一 投稿日：2006/09/30(土) 00:07:09
- 一つ注意事項を。
これは私自身が自戒していることでもあります。宗史を学べ学ぶほど、自分
の頭で考えることが必要になってきます。まだ、教えてくれる人がいる時は、
さほど問題はないでしょう。
学ぶほど見えてくるものがある。その一方で見えてこなくなるものもあるよう
な気がしてならないんです。日蓮正宗が誤っていたことは、誰にでも直ぐわかる
ことです。しかし、教学の目的は信心を深めることであって、批判の材料にする
ことではありません。
わかったような気になればなるほど、心の中で何か濁ったものが出てくる。
学会教学部に対する苛立ちまで出てくる（笑）。「知識は智慧に入る門である」
と先生は常々指導されてますが、「知識は他人を見下す門になる」可能性も
常にあると思います。
学んでいる内容に対して、自分自身の信心がおっつかないと、知らぬ間に
我見に陥ってます。わかっているようで、わからなくなる。戸田先生ですら、
戦後の再建の際に、天台に傾いた法華経講義をされて罰を受けているのです。
どうかお互いに学ぶという行為を通して、信心を深めてゆきたいと思います。
謙虚な姿勢を失った瞬間に、我見という落とし穴にはまっていることを自覚しつつ。
- 39 名前：プリン 投稿日：2006/09/30(土) 00:09:16
- げげっ。
いつの間にこんなスレが･･･（笑）。
まずは、沖浦さんに御礼を述べさせて下さい。
先程は、大変にお忙しいなか、ご丁寧にも子細にご説明賜りまして本当にありがとうございました。
沖浦さんのお考えを拝見し、新たな示唆のもと聖人御難事を全編拝読致しましたが、
大聖人の弟子に対する温かくかつ厳しき激励も、確かに別の意味が隠されているのかもしれませんね。
あらためて拝読し、万感胸に迫るものがありました・・・
- 40 名前：プリン 投稿日：2006/09/30(土) 00:10:46
- >>39（続き）
池田先生は近年の会合で「広宣流布の基盤は完全に整った」と語られることがありますが、どこか通じるものがあるのかもしれません。
ただ、このお考えは一種のパラダイムの大転換を伴いますね。
期しくも明後日は聖人御難事ご執筆の日ですが、その真の意味を正確に掴むには研鑽が必要だなと強く感じた次第です。
- 41 名前：小野不一 投稿日：2006/09/30(土) 00:12:01
- 以下、御聖訓――
此の経の文字は皆悉く生身妙覚の御仏なり然れども我等は肉眼なれば文字と見るなり、例せば餓鬼は恒河を火と見る人は水と見る天人は甘露と見る水は一なれども果報に随つて別別なり、此の経の文字は盲眼の者は之を見ず、肉眼の者は文字と見る二乗は虚空と見る菩薩は無量の法門と見る、仏は一一の文字を金色の釈尊と御覧あるべきなり即持仏身とは是なり、されども僻見の行者は加様に目出度く渡らせ給うを破し奉るなり、唯相構えて相構えて異念無く一心に霊山浄土を期せらるべし、心の師とはなるとも心を師とせざれとは六波羅蜜経の文ぞかし（1025頁）
今の法華経の文字は皆生身の仏なり我等は肉眼なれば文字と見るなり、たとへば餓鬼は恒河を火と見る人は水と見天人は甘露と見る、水は一なれども果報にしたがつて見るところ各別なり、此の法華経の文字は盲目の者は之を見ず肉眼は黒色と見る二乗は虚空と見菩薩は種種の色と見仏種純熟せる人は仏と見奉る、されば経文に云く「若し能く持つこと有るは即ち仏身を持つなり」等云云、天台の云く「稽首妙法蓮華経一帙八軸四七品六万九千三八四一一文文是真仏真仏説法利衆生」等と書かれて候。
之を以て之を案ずるに法蓮法師は毎朝口より金色の文字を出現す此の文字の数は五百十字なり、一一の文字変じて日輪となり日輪変じて釈迦如来となり大光明を放って大地をつきとをし三悪道無間大城を照し乃至東西南北上方に向つては非想非非想へものぼりいかなる処にも過去聖霊のおはすらん処まで尋ね行き給いて彼の聖霊に語り給うらん、我をば誰とか思食す我は是れ汝が子息法蓮が毎朝誦する所の法華経の自我偈の文字なり、此の文字は汝が眼とならん耳とならん足とならん手とならんとこそねんごろに語らせ給うらめ、其の時過去聖霊は我が子息法蓮は子にはあらず善知識なりとて娑婆世界に向つておがませ給うらん、是こそ実の孝養にては候なれ（1050頁）
私には文字にしか見えない。まだまだ修行が足りませんな。
- 42 名前：小野不一 投稿日：2006/09/30(土) 00:17:41
- それから、もう一つ注意事項を。
込み入った内容になりがちなんで、書き込みは極力、コンパクトにお願い
します。レスが付けにくくなりますので。
- 43 名前：恋 投稿日：2006/09/30(土) 00:19:51
- 進展が早いですね(笑)
>>22
> まず「出世の本懐」から行きましょうか。大聖人の出世の本懐は、戒壇本尊
>の図顕だったのかどうか？
違います。 と、断定しちゃいます(^_^;
出世の本懐とは、“今世”での、今世における出世の本懐であると思います。
久遠実成ですから、出世、出生の都度、本懐があったと、私は考えます。
出世の“本懐”とは、方法論ではなく、人生を賭(と)して“目指した目的”と解釈するのが最も妥当であると考えます。
そうであるなら、『立正安国』こそが本懐であるはずですが、これは永遠の課題でもあるわけです。
極限られた地域ならともかく、現実的には、永遠に目指していく理想です。
『立正』というのは、主権者が正法に帰依すれば実現できるほど短絡、単純なものではないはずです。
では、大聖人の本懐は何だったのか？
聖人御難事の「余は二十七年なり」は、具体的に明言されておらず、文脈的にもいろいろ解釈可能です。
他の御書で、大聖人ご自身の出世の本懐として明言されているのが、
「此の五字日蓮出世の本懐なり之を名けて事と為す」
「経に云く「法華経を説くこと有らん処は我が此の宝塔其の前に涌現す」とはこれなり、あまりにありがたく候へば宝塔をかきあらはしまいらせ候ぞ、子にあらずんばゆづる事なかれ信心強盛の者に非ずんば見する事なかれ、出世の本懐とはこれなり」
の二カ所です。
つまり、本門の題目と本門の本尊です。 究竟すれば、『三大秘法』を具現化したことが、出世の本懐であると思われます。
さて、出世の本懐に関しての大聖人のお考えは、「不軽菩薩の人を敬いしはいかなる事ぞ教主釈尊の出世の本懐は人の振舞にて候けるぞ、穴賢穴賢、賢きを人と云いはかなきを畜といふ。」に代表されると思います。
また、「幼少の時より虚空蔵菩薩に願を立てて云く日本第一の智者となし給へと云云、虚空蔵菩薩眼前に高僧とならせ給いて明星の如くなる智慧の宝珠を授けさせ給いき」とも仰せです。
この二つを拝すると、民衆を救っていける現実的な力ある智者を目指し、その人生の振る舞い、実践と言動、事実としての姿そのものこそが、そのまま本懐であると私は感じます。
誤解を恐れず、簡潔に言ってしまえば、「信念を貫き通して示した“実証”の姿そのもの」が、大聖人が言わんとしている本懐なのではないでしょうか。
ある特別な一事象を以て、出世の本懐としているとは、私は思われません。
たたき台として、私見を書いてみましたが、最近はなかなかネットができませんので、次はいつになるか分からないのであまり期待しないでください。
期待はないでしょうけど(笑)
- 44 名前：小野不一 投稿日：2006/09/30(土) 00:56:21
- >>43
> 民衆を救っていける現実的な力ある智者を目指し、その人生の振る舞い、実践と言動、事実としての姿そのものこそが、そのまま本懐であると私は感じます。
それって、人間革命そのものじゃないですか！
- 45 名前：小野不一 投稿日：2006/09/30(土) 01:00:07
- 一心欲見仏 不自惜身命について。
御本尊を見ようとして、身命を惜しまない。命懸けの勤行。
自身の仏性を観じようとして、身命を惜しまない→自行
他人の仏性を薫発させようとして、身命を惜しまない→化他
- 46 名前：プリン 投稿日：2006/09/30(土) 01:06:46
- 小野さま
先程は、大事な所でかぶってしまい失礼致しました。
>>37
お恥ずかしながら、他の掲示板で「手段」と使って、やたら噛み付かれたことがありまして、かなり困惑したことがあるのですが、そんなに「違和感」があるものですかね。
概念を整理し、論理的に理解するには必須だと思うんですが･･･。
社会科学系では当然のように使ってると思いますよ。
逆に、この概念を使えないとするとかなり苦しいです（苦笑）。
- 47 名前：小野不一 投稿日：2006/09/30(土) 01:08:46
- >>46
じゃあね、絵画に例えてみてよ。
- 48 名前：プリン 投稿日：2006/09/30(土) 02:16:00
- >>47
� 岾┐帽�められた力が見る人の感動を引き出す」・・・これは『感性』の世界からの表現です。
�◆岾┣茲牢尭阿鯑世襪燭瓩亮蠱福廖ΑΑΔ海譴蓮慳榲�・手段』からの説明です。
それぞれ同じ対象を、全く違う側面から表わしているのだと思いますよ。
ですから、芸術家は�，里茲Δ防集修垢襪隼廚い泙垢�、
北村弁護士は（笑）�△里茲Δ妨世辰舛磴Α�
どちらが正しい表現かとも言えないと思います。
特に法学は概念整理を厳しく行う世界ですから、�，鉢△魄貊錣砲気譴舛磴Δ畔�凄い違和感がありますね。
悲しいですけど・・・
- 49 名前：沖浦克治 投稿日：2006/09/30(土) 07:07:22
- 小野さん
大聖人様の出世の御本懐は私どもを人間革命させることだと捉えております。
人間革命。
仏法の真髄を顕した言葉です。
戸田先生でなければお作りにはなれなかったでしょう。
今後の世界の民衆の救済に他の世界宗教と全く異なる部分が、人間革命と言う大思想です。
世界中に誇れる創価学会の大思想です。
そのための手段（武器）が、ご本尊様です。
そして自行化他のお題目です。
何のため？
人間革命のためですよ。
このように私は思います。
- 50 名前：プリン 投稿日：2006/09/30(土) 09:34:59
- >>47
宗教と学問は常に緊張関係にあるのは確かです。
戦前は、まさに法学分野で大弾圧がありましたからね・・・。
超有名な「天皇機関説事件」なんかは、（神に近い存在である）天皇を、機関車の「機関」と同様に扱っていると非難されました。
（もちろん全く違う概念です）
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%9A%87%E6%A9%9F%E9%96%A2%E8%AA%AC
http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/minobebennkai.htm
これは我々にとっても無関係な問題とまではいえないと思います。
- 51 名前：プリン 投稿日：2006/09/30(土) 09:36:16
- 一方、学問の視点で宗教を考えてしまうと、個人においてある種の信仰上の「危機」が生じかねないのも確かです。
私のようなチョッと法学を噛った程度の人間でも結構「葛藤」がありますからね。
これが、宗教社会学や心理学を本格的にやっている人間は、相当な葛藤があるんじゃないかと思いますよ・・・。
先日、「池田大作の軌跡」が出版されました。
http://www.usio.co.jp/html/books/shosai.php?book_cd=904
最終章に創大開学の経緯が掲載されてまして、ある識者が池田先生に、宗教団体が大学を持つ危険性を訴える場面があります。
- 52 名前：プリン 投稿日：2006/09/30(土) 09:37:29
- いわく、
「『反学会の砦』になる恐れがありますよ」
と。
・・・実感しますね。
しかし池田先生は、その危険性を十分に御承知のうえで決断なさった・・・。
大変なことだと思います。
本気で世界広布を考えるなら、避けて通れない道なんだと思いますね。
池田先生の創大での御講演で『スコラ哲学と現代文明』というものがあります。
機会があればご覧になるといいと思います。
大聖人仏法の学理的探究の視点でお読みになると、何か感じるものがあるかもしれません。
- 53 名前：小野不一 投稿日：2006/09/30(土) 11:52:11
- >>48
> �◆岾┣茲牢尭阿鯑世襪燭瓩亮蠱福廖ΑΑΔ海譴蓮慳榲�・手段』からの説明です。
こんな日本語は聞いた試しがないよ（笑）。「絵を見ること」が目的じゃない
の？ 絵を見て感動するのは因果倶時。因と果という位置づけは可能だと思うが、
目的と手段にすると、こんがらがってきますな。
- 54 名前：小野不一 投稿日：2006/09/30(土) 11:57:51
- >>49
もうちょっと粘ってみましょう（笑）。
なぜ私が「手段」ではないと考えるのか――それは「御本尊」という名が
体を表しているからです。大聖人が「根本尊形」とされているのですから、
手段であろうはずがありません。
曼荼羅に顕されたのは、大聖人の魂であり、沖浦さんの仏界であり、私の
仏性ではないでしょうか。我々が絵画を見たり、音楽を聴いて感動するのは、
そこに何らかの「生命の真理」が表現されているからでしょう。
「一心欲見仏 不自惜身命」に込められているのは、感動の心だと思います。
これを仏法用語では感応といってるんだと思います。
- 55 名前：沖浦克治 投稿日：2006/10/01(日) 08:29:35
- 小野さん
おはようございます。
あまり小野さんに逆らいたくありませんので、これで退散を致します。
- 56 名前：プリン 投稿日：2006/10/01(日) 12:49:06
- ちょっとＰＣを使える環境になったので・・・。すぐ出ちゃいますが。
>>53
例えば、ここに連日の残業に疲れたＡさんがいるとします。
彼女は先日、心身の癒しには感動をし涙を流すことが有効と知り、貴重な休日をどう過ごすか考えるわけです・・・。
�ヽ┣茲鮓�る。
��映画を見る。
��コンサートに行く。
このうち、彼女が絵画(��)を見ても何も感じなければ「感動する」という目的を達成することができないわけですから、映画(��)やコンサート(��)に行くことを考えるでしょう。
このとき、彼女にとって絵画を見ることは『手段』になっています。
さてさて、とりあえず彼女は絵画を見に行くことにしました。
青年部が２級試験に必死に取り組んでいるときに、彼女は東京富士美術館で絵画を見るわけです(笑)。
ある絵画の前に立ち感動する・・・。
この時、彼女に「感動｣をもたらしたものは何か・・・。絵画ですよね。
『因果関係』とは一般に「あれなくばこれなし」の関係を指しますが、
この時、彼女は、絵画の前に立たなければ感動を得ることができなかったのですから、「絵画を見ること」と「感動を得ること」とは「因果関係」にあることになります。
ちょっと視点を変えてみます。
『主体・客体』の視点です。「主体・客体」とは一般に「する・される｣の関係ですよね。
例えば・・・、
� 岾┐鮓�る」という観点から考えた場合、見るのはＡさん、見られるのは絵画ですから、ここではＡさんが「主体」、絵画が「客体」の関係に立つことになります。
�◆峇尭阿鰺燭┐襦廚箸いΥ囘世�ら考えた場合、与えるのは絵画、与えられるのはＡさんですから、ここでは絵画が「主体」、Ａさんが「客体」の関係に立つことになります。
どの視点・観点に立つかによってそれぞれ異なってきます。固定的・絶対的なものではありません。
いわば、概念整理のための『記号』のようなものにすぎないんです。
おそらく小野さんは（失礼かもしれませんが）、『手段』という言葉に特定のイメージが入り込んでいるんだと思います。
「手段」に対して「劣ったもの」「価値が低いもの」というように・・・。
言い換えれば、「手段」を、「劣ったもの」・「価値が低いもの」の代替物として使っている。
これは例えば、ある特定の主義・主張や思想、また詩や小説のような芸術の世界において、特定のイメージの代替物として使うならいいのですが、これを論理の世界に持ち込まれると非常にややこしくなっちゃうんです。
もしかそんなに「目的・手段」という言葉がお嫌いなら、代替手段を考えたほうがいいかもしれません。
『ＡのためのＢ』という関係性につき、ＡとＢを表わす言葉を。
例えば、Ａを「目的」という言葉の代わりに「りんご」、Ｂを「手段」という言葉の代わりに「みかん」というふうに・・・
「目的・手段」という言葉なんて概念整理の道具にすぎないんですから・・・。
- 57 名前：小野不一 投稿日：2006/10/01(日) 16:59:55
- >>55
沖浦さんらしくありませんよ（笑）。我々は学会員です。法華講と違って、
自由に議論できる関係です。そういや、法華講員同士で議論しているのを
見た試しがありませんな。
互いの成長のため、大聖人の心に迫るためであれば、ぶつかり合ってでも
議論すべきだと思います。何の遠慮も要りません。
- 58 名前：小野不一 投稿日：2006/10/01(日) 17:01:07
- >>56
目的と手段は違うよ。仏の目的は衆生を救済すること。御本尊御図顕は、その
目的に含まれるものだというのが、私の考え。
- 59 名前：小野不一 投稿日：2006/10/01(日) 17:02:55
- >>58
例えば、沖浦さんが引用した御書で、御本尊を剣に例えられていましたが、
当時の武士にとって、剣（つるぎ）は命そのものだったと私は考える。
- 60 名前：プリン 投稿日：2006/10/01(日) 18:23:18
- >>58
例えば、小野さんの知り合いに不幸な人がいるとします。
彼を幸福にする「ために」、小野さんは考えるわけです・・・。
�，�金を与える。
��飲みに誘ったり、旅行に連れて行ってあげる。
��折伏して御本尊を下付する。
使命感に燃える小野さんは、迷わず��を選択するでしょう。
この時、「彼の幸福」と「��」とは目的・手段の関係になっています。
恐れ多いことですが、「衆生救済」と「御本尊御図顕」との関係も、類似の視点から考えられると思います。
「各宗教の教祖が一堂に会すれば話は早い」というのもこのことです
- 61 名前：プリン 投稿日：2006/10/01(日) 18:27:06
一方、「御本尊御図顕」が「目的」となる場合もあります。
大聖人が、御本尊御図顕の「ために」、末法に人間として出生なされる。
この時、「御本尊御図顕」と大聖人の「御出生」とは目的・手段（語感が悪ければ「手法」でも可）の関係になっています。
以上のように、目的・手段（手法）とは「関係性」を指し示す概念であって、視点・観点によって常に変動します。
「目的」だから価値が高いとか、「手段」だから価値が低いとかということは全くありません。
- 62 名前：沖浦克治 投稿日：2006/10/01(日) 21:41:06
- 小野さん
お言葉に甘えて速攻で帰ってきました。
武士の刀は当時純然たる道具であったでしょう。
刀が武士の魂になるのは江戸時代ではないかと思います。
- 63 名前：小野不一 投稿日：2006/10/01(日) 23:14:56
- >>60
> この時、「彼の幸福」と「��」とは目的・手段の関係になっています。
違う。この場合、「即」の関係性になっている。これが私の実感。
- 64 名前：小野不一 投稿日：2006/10/01(日) 23:18:21
- >>61
なぜ私が、目的と手段という言葉にこだわるのか？ それは、手段という言葉
に「方便」という意味合いを感じてしまうからだ。
- 65 名前：小野不一 投稿日：2006/10/01(日) 23:24:09
- >>62
まず、私が歴史に疎い人間だということを理解して下さい（笑）。
武士の発祥は、ローカル自警団といったところでしょうか。つまり、自分達
の土地を守るために、消極的暴力・受動的暴力を行使しました。鎌倉時代にあって
田畑は文字通り「命」といっていいでしょう。
その生命の大地を守るために使われる武器もまた、「命」だったんではない
でしょうか？ 剣に精神性を吹き込んだのは、もっと後の時代かも知れません。
衆生の救済と御本尊御図顕の関係性を象徴していると私が感じる御聖訓は以下――
爾前の経の心心は、心より万法を生ず、譬へば心は大地のごとし草木は万法のごとしと申す、法華経はしからず心すなはち大地大地即草木なり、爾前の経経の心は心のすむは月のごとし心のきよきは花のごとし、法華経はしからず月こそ心よ花こそ心よと申す法門なり。
此れをもつてしろしめせ、白米は白米にはあらずすなはち命なり。（1597頁）
- 66 名前：小野不一 投稿日：2006/10/01(日) 23:48:43
- 以下、魯の人のテキスト――
http://karagura.blog01.linkclub.jp/index.php?blogid=1445&archive=2004-11-6
- 67 名前：小野不一 投稿日：2006/10/01(日) 23:51:41
- 今、気づいたのだが、大聖人はいつから「御本尊」と称せられるようになったのか？
御書の中では圧倒的に「本尊」という表記が多いことを知った次第。
御本尊
http://sgi.daa.jp/cgi/search.cgi?key=%8C%E4%96%7B%91%B8&pgyo=0&phitid=0&ngyo=0&nhitid=0
本尊
http://sgi.daa.jp/cgi/search.cgi?key=%96%7B%91%B8&pgyo=0&phitid=0&ngyo=0&nhitid=0
- 68 名前：プリン 投稿日：2006/10/02(月) 01:24:58
- >>63
小野さんのおっしゃる「実感」とは・・・、
「彼の幸福はこの信心を持つ以外に方法はない！」
「この信心を持つことこそ彼の幸福である！」
あるいは・・・
「自己自身が南無妙法蓮華経だと決めに決めることだ！」
との宗教的確信に到ったということですよね。
そのこと自体には私も全く異存はありません。
しかし、それはやはり一つの『結論』を指すのであって、その結論に到る過程で他の方法（手段）との比較をしていると思います。
- 69 名前：プリン 投稿日：2006/10/02(月) 01:36:30
- >>64
これは非常に慎重にならざるを得ませんが・・・
誤解を恐れずに言えば、やはり御本尊も一つの「方便」なのだと思います。
すなわち、御本尊もあくまで人間の幸福との関係で初めて意味を持つということです。
したがって大聖人は、もし仮にこの御本尊に人間を幸福にする力がないと判断された場合、おそらくは「破棄」されてしまうと思います。
先に引用した池田先生の言葉、「宗教のための人間ではなく、人間のための宗教」というのもこの意味だと思います。
- 70 名前：沖浦克治 投稿日：2006/10/02(月) 06:40:57
- 私は二年前に池田先生の開目抄講義の大白蓮華を読んでいて、突然ご本尊様は方便だと気付きました。
するとそれまでの疑問が氷解いたしました。
但し、池田先生がご本尊様を方便だと言われたわけではありません。
たまたま方便について述べられておられ、そこを読んでそのように突然思っただけです。
- 71 名前：沖浦克治 投稿日：2006/10/02(月) 07:01:12
- 武士の刀、百姓の鍬。
双方道具です。
鍬は百姓の魂。
言いません。
刀は武士の魂。
支配階級のおごりです。
- 72 名前：恋 投稿日：2006/10/02(月) 07:34:45
- 「目的と手段は、関係性を表している」 これはもちろんその通りです。
さらに敷衍すれば、「すでに達成された目的は次の目的のための手段である(あった)」となることもある。
これを因果で考えてみると、目的は未来の果であり、手段は現在の因となり、経典では、
心地観経に曰く「過去の因を知らんと欲せば其の現在の果を見よ未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ」
と説かれるのと同じ論理関係にあると思われます。
大聖人は佐渡御書で、こうした因果を「常の因果」と言われ認められながらも、「日蓮はこの因果にあらず」と仰せられ、常の因果を止揚されます。
この場合、いろんな観点から論ずることができますが、『九界即仏界、仏界即九界』の相即、因果倶時として止揚されていくと捉えることが重要であると考えます。
さてまた、「目的と手段」では因果論より、関係性or関係論に重点があるとも思えます。
この場合は、不二の観点から捉えることが可能であると考えます。
こうしたように、「目的と手段」や「主体と客体」等々のように(何でもいいのですが)、現象面の世界を理解するには、二分法や二元論が(二分法による二元論)が理解しやすいので多用されます。
つまり、分析と認識の関係性です。
仏法では、これを現代的に言えば相対的、相対論として捉えていき、『相待』という言葉を使ってその概念を説明を試みています。
しかし、厳密には相対と相待は必ずしもイコールではなく、相似であって、相対≒相待になると思われます。
こうした相待を止揚する概念が、仏法では『絶待』です。
これも、「絶対」ではなく『絶待』であって、この場合、絶対と絶待とではその意味、意義、概念は大きく異なります。
こうした、相待と絶待の関係性を分かりやすく説かれた御文が>>65
> 爾前の経の心心は、心より万法を生ず、譬へば心は大地のごとし草木は万法のごとしと申す、法華経はしからず心すなはち大地大地即草木なり、爾前の経経の心は心のすむは月のごとし心のきよきは花のごとし、法華経はしからず月こそ心よ花こそ心よと申す法門なり。
> 此れをもつてしろしめせ、白米は白米にはあらずすなはち命なり。（1597頁）
諸法がそのままで実相であり、実相はそのままで諸法と現れる。
またまた誤解を恐れずに言えば、御本尊は、「実相でもあり諸法でもある」と私は思います。
どう捉えるか、捉えていくかは、私たち個人の感じ方であり、個々人の信心でしょう。信心の血脈といわれる所以であり、捉え方、感じ方によって評価はさまざまであり、いろいろな評価となるでしょう。
つまり、評価はいろいろあって良いのであり、当然でもあるわけですが(笑)
要するに、目的と手段という関係性だけで論じてしまうと一面しか見ていないということになりますし、逆に御本尊に特別な力(人間を幸福にする力など)がある(有無)と考えるのも諸法実相に反すると思いますね。
- 73 名前：プリン 投稿日：2006/10/02(月) 08:45:11
- >>72
本格的に論理学を学んでいたわけではないので、解説して下さり助かります。ありがとうございます。
「絶待」≒「止揚」≒『即』
と捉らえていいのでしょうか。
・・・大聖人がよくお使いになられる『即』ですが、結構、多義的に使われてますよね。
実は、循環論法に感じられるところも若干ありまして、やはり信心は実践・実感なんだなと感じますが・・・。
- 74 名前：大勝利 投稿日：2006/10/03(火) 19:33:52
- 日顕宗を打倒しよう！より転載。
129 名前： プリン 投稿日： 2006/10/03(火) 00:55:02
えっと・・・、こちらの方がよいのかな？・・・。
>>127 >>128
私が沖浦説に対し、非常に共感はしながらも、なぜに「賛成」までは至っていないかと申しますと・・・
他説(宗門説)批判が、自説(沖浦説)の根拠になっていないのではないか。
むしろ、そのまま自説への批判になってしまっているのではないか、という疑問が生じるからです。
長くなりますが、記述してみます・・・。
まず、沖浦説からの宗門説批判は・・・
�＼賛邑翔饂�の御執筆日と戒壇本尊御図顕の日とに11日間のズレがある。
�∋偉�士の斬首日(十月十五日)及び大聖人がそれを知った日(十七日)（弘安三年との説もあり）と、戒壇本尊御図顕の日との間にも若干のズレがあること。
�２召鵬�壇本尊が出世の本懐なら、聖人御難事の記述はもう少し具体的であるべき。
�ぢ荵誉て�道上人の三師御伝土代にも戒壇本尊の記載がない。
�セ飴娶翕租畋紊傍�述がある「大聖人御感有て日興上人と御本尊遊ばす」とのご本尊も、御図顕されたのは斬首後である(「切れ畢ぬ、その時」)。
と私は理解しました。
このうち・・・、
�，紡个靴討蓮�
「大聖人の心証のなかで御本尊の相貌が完成された時期と、具体的な行為としてそれを書き表した期日に若干の誤差が生じるのも十分考えられるのではないか。」という疑問があることは、以前に記させていただきました。
もっともこの点は、大勝利さんがお示しのように、「弘安2年以降も相貌は安定するわけではありませんので、本懐と相貌を結びつけて行くとちょっと苦しくなる」ようですね。
�△�問題なのですが、
三烈士の斬首日(十月十五日)及び大聖人がそれを知った日(十七日)と、聖人御難事の御執筆日(十月一日)との間には、戒壇本尊御図顕の日(十月十二日)以上にズレがあるということです。
むしろ十月一日においては、熱原の信徒が弾圧に耐え抜くことができるかどうか予断を許さない状況であり、「法を正しく伝えうる環境」が整ったとまでは、まだ言える状況にはなかったのではないかとも思えるのですが・・・。
むしろ「法を正しく伝えうる環境」が整ったと大聖人がお感じになり、それをもって｢出世の本懐が達成｣したとまでされるなら、十七日以降になるのではないでしょうか。
もっともここで気になるのは、大勝利さんがご指摘くださった、「それより以前に既に弥四郎男が切られて亡くなっています」とのご指摘です。
（熱原法難で斬首されたのは神四郎・弥五郎・弥六郎の３兄弟というのはよく知られておりますが、「弥四郎」とは、あの戒壇本尊の願主である「弥四郎国重」のことでしょうか？「弥四郎国重」は架空の人物と聞いていた気がしたのですが・・・。）
ただこれも、弥四郎が亡くなったことをもって「環境」が整ったとするならば、それは「十月一日」よりはるか前になるべきなのではないでしょうか。
��も問題です。
弟子が弾圧に耐え、「法を正しく伝えうる環境」が整ったことをもって「本懐」とするならば、それについての記述があるべきではないでしょうか。
聖人御難事において大聖人は、御自分の「本懐」達成を天台・伝教とお比べになっていますが、その本懐を仮に戒壇本尊建立としても、一応は天台・伝教と違和感なくパラレルに考えられるわけです。
しかし「法を正しく伝えうる環境」それ自体をもってしては、天台・伝教とパラレルに考えにくい。ちょっと次元の違う話のように思えるのです。しかも12世紀の状況においてです・・・。当時において、ほとんどの人は理解できないのではないでしょうか。
仮に無形のものを「出世の本懐」とされるなら、むしろ有形のもの以上に説明をされる必要が生じると思うのです。そうでなければ、弟子は非常に混乱する恐れが生じると考えます（有形なら、説明がなくともその存在自体で一応は「本懐」として成り立つ）。
�ぁΝイ睫簑蠅任后�
弟子が弾圧に耐え、「法を正しく伝えうる環境」が整ったことをもって「本懐」とする旨の記述も、全くありません。
むしろ�イ砲�いて、若干の日程のズレはあるものの、「大聖人御感有て日興上人と御本尊遊ばす」との記述があることは、非常に注目に値するとも考えられます。
おそらくは上記のような疑問は、沖浦さんご自身も十分ご認識のように思えるのですが、どのように考えていらっしゃるのか興味があります。
ちなみにこの沖浦説は、広宣部・教宣部の方々の常識なのでしょうか？
非常に恐縮いたしますが、もしかよろしければ、今後の研鑽のためにも出典等を明記してくださると非常に助かります・・・。
- 75 名前：大勝利 投稿日：2006/10/03(火) 19:35:31
- 130 名前： 沖浦克治 投稿日： 2006/10/03(火) 08:18:57
私見です、また私は広宣部・教宣部の存在自体を近年まで知りませんでした。
戒壇様本懐論。は、日蓮正宗の教義の根底をなすものです。
ところが、どの御書にもそのような記述はありません。
聖人御難事の、余は二十七年なり。を無理やりこじつけているだけです。
この御文は根拠にはなりえません。
十月一日の御作です。
戒壇様御図顕、十二日前です。
時系列的に無理ですね。
近年、正宗では、弘安二年十月一日時点で蓮祖に戒壇様御図顕の条件が整った。との宣言だ。と苦しい言い訳をしていますね。
何故二十七年が戒壇様と直結しますかね？？
宗門の言い訳です。
他に弘安二年十月に大きな出来事が無い以上、戒壇様御図顕のこととしか考えられない。
と言うものがあります。
勉強不足ですな〜〜。
熱原法難の真っ最中ですよ。
この時はね。
熱原法難はね、他の法難とは違いますよ。
蓮祖は直接の関係をお持ちではありません。
弟子の興師が広布のために熱原で布教をなされ、その行為によって引き起こされた弟子の戦いによる法難です。
しかもね、難を受けたのは何の権力も武力を持たず、身を守るすべ一つ持たない農民たちです。
弾圧をしたのは事実上の時の最高権力者です。
弟子の興師が、権力見て者側から見てゴミ屑のような（御免なさいませ）農民を折伏し、その農民が捕らえられ、拷問にかけられ、しかも興師や門下の出家とは隔離をされ手ひどい扱いで改宗を迫られたのです。
相手は最高権力者ですよ。
彼は教団の弱点をついたのです。
出家が布教しても、在家が退転すればそれでお仕舞い。
明確な理論です。
さらに相手は自分にとって虫けらのような農民どもです。
ところが、誰一人退転せず、首をはねられるまでお題目を唱続けました。
恐怖だったでしょうね〜〜。
弾圧側の方がね。
日蓮大聖人様の教団を潰す試みをあきらめたんですよ。
この最下層の民衆の最高権力者に自らの判断で立ち向かい会、首を切られようと退転しない行為。
これが蓮祖出世の御本懐でしょう。
これなら末法万年にご自分の法が伝わるだろう。
弘安二年十月に書かれた御書は他に二通現存しています。
戒壇様に関する記載はありませんよ。
極めて不自然でしょう。
そろそろ真実を見つめなおす時ですね。
131 名前： 沖浦克治 投稿日： 2006/10/03(火) 08:32:56
付け加えます
この御書の時点では斬首はまだですね。
然しながらこれまでに弟子が殺害をされている事実もありますし、この後命に及ぶ難に発展る緊迫した状態であったことでしょう。
蓮祖はこの法難はますます厳しくなる。と後予言なされおられます。
『我等凡夫のつたなさは経論に有る事と遠き事はおそるる心なし、一定として平等も城等もいかりて此の一門をさんざんとなす事も出来せば眼をひさいで観念せよ、当時の人人のつくしへかさされんずらむ、又ゆく人又かしこに向える人人を我が身にひきあてよ、当時までは此の一門に此のなげきなし、彼等はげんはかくのごとし殺されば又地獄へゆくべし、我等現には此の大難に値うとも後生は仏になりなん、設えば灸治のごとし当時はいたけれども後の薬なればいたくていたからず。
彼のあつわらの愚癡の者どもいゐはげましてをどす事なかれ、彼等にはただ一えんにおもい切れよからんは不思議わるからんは一定とをもへ、』(聖人御難事)
- 76 名前：大勝利 投稿日：2006/10/03(火) 19:36:17
- 132 名前： プリン 投稿日： 2006/10/03(火) 11:51:19
>>130 131
早速の、しかも長文かつご丁寧な返信、本当にありがとうございます。
非常に恐縮しております。
沖浦説への疑問の概略は>>129に記したのでここでは省きますが、熱原法難と戒壇本尊との関係性を否定しようとすればするほど、それは沖浦説に対する批判としても帰ってきてしまうように、私には思えるのです・・・。
しかも物証は宗門説以上に乏しく、あるのは状況証拠だけであると・・・。
それでもまだ、状況証拠があるだけいいのです。
沖浦さんがご紹介されたように、もし仮に熱原法難が弘安３年だとすると、その状況証拠すらあやしくなってしまうのです・・・。
21世紀の、一応は民主主義が根付いた現代社会の視点からは、沖浦さんの熱原法難に対するお考えは、非常に共感を呼ぶと思います（私もその一人です）。
しかしそれが「出世の本懐」とまでなると・・・、もうちょっと客観的なものが欲しいというのが私の考えなのです。
- 77 名前：大勝利 投稿日：2006/10/03(火) 19:37:09
133 名前： 沖浦克治 投稿日： 2006/10/03(火) 13:08:03
熱原法難は弘安元年から弘安三年です。
私の本懐論も状況判断のみです。
蓮祖が弘安二年十月一日の時点で出世の後本懐を遂げられている。と仰せです。
私はそれを熱原法難における門下のお百姓方の毅然たる態度。と信じます。
同じくに正宗は戒壇本尊御図顕と決めています。
この二つの本懐論はまったく対等の関係です。
状況証拠しか双方に無いからです。
但し、戒壇様の御図顕が蓮祖以外と証明できれば、少なくとも戒壇様本懐論は崩れます。
導師がこの時期の蓮祖の御行動に関して書き記したなかに、戒壇様の記載が無いのは不自然です。
御本尊様を興師と共に御図顕をされた。これだけですね。
興師は現場を離れられません。
一段落してからのお話です。
斬首が十五日なら、興師が蓮祖のもとに帰還されるのはその後です。
では、導師の証言は明らかに弘安二年十月十二日の出来事ではありえません。
おそらく年末かあるいは翌年でしょう。
戒壇様御図顕が十月十二日だと言う説には無理がありますし、もしその日に御図顕ならば普通のご本尊様です。
- 78 名前：大勝利 投稿日：2006/10/03(火) 19:38:04
- 135 名前： 大勝利 投稿日： 2006/10/03(火) 14:23:27
>熱原法難と戒壇本尊との関係性を否定
関係性を否定するのではなくて、関係性をもっと肯定しているのだと思います。
その中で、斬首された日にちのみに拘るのではなくてです。
熱原法難で大聖人門下から退転したのは出家僧侶の方ですからね。（笑
136 名前： 小野不一 投稿日： 2006/10/03(火) 15:53:29
>>134
弘安2年10月15日。大聖人58歳。熱原の農民信徒20名が、平左衛門尉頼綱の私邸にて拷問を受ける。神四郎、弥五郎、弥六郎の三烈士が斬首される（弘安3年説あり）。
「駿河の国富士下方熱原郷の住人神四郎法華衆と号し平の左衛門尉の為に頸を切らるる三人の内なり、平の左衛門入道法華衆の頸を切るの後十四年を経て謀反を企て誅せられ畢んぬ其子孫跡形なく滅亡し畢んぬ」徳治3年（1308年）に日興上人が認められた御本尊の脇書き。
137 名前： 小野不一 投稿日： 2006/10/03(火) 15:56:32
>>136
当時のカウントは、「足掛け」なんですかね？ そうだとすると、弘安2年
ということになりますね。
138 名前： 小野不一 投稿日： 2006/10/03(火) 15:57:38
おっと、スレがまたがってますね。御本尊に関することは、「御本尊について」
で頼みます。後々、探すのが大変になるので。
- 79 名前：大勝利 投稿日：2006/10/03(火) 19:39:00
- 以上まで転載。
- 80 名前：大勝利 投稿日：2006/10/03(火) 19:52:38
- >>78
小野さん
>当時のカウントは、「足掛け」なんですかね？ そうだとすると、弘安2年
>ということになりますね。
数え で逆算と思います。
「平禅門の乱」が1293年4月22日、鎌倉大地震の直後。
満で数える14年間前は弘安2年の4月22日になります。
弘安2年10月（1279年）から満13年半を日興師が「後十四年を経て」と記すというのは考え難いと思います。
- 81 名前：大勝利 投稿日：2006/10/03(火) 20:08:24
- 推測の域をでませんが…
平頼綱が20名からの信徒の内の3名だけを一度に斬首にするのも頷けません。
名主「神四郎」を退転させる事が最大目的である筈です。
神四郎が崩れれば他も崩れると思うだろうと思います。
神四郎を最初に斬首にすれば、異体同心の団結はより強度が強くなってしまいますから。
神四郎の信心を崩す為、まず親戚（推測）である弥六郎を処刑、次に弟である弥五郎を処刑…
と順番に殺って改心を迫る方法だと思います。（私が頼綱ならそうするという話ですが…）
兄弟の命を奪われても不退転と言うのは私には真似出来ないかも知れないですが。
- 82 名前：大勝利 投稿日：2006/10/03(火) 20:17:23
- >>74
「大聖人御感有て日興上人と御本尊遊ばす」
「日興上人と（一緒に）御本尊遊ばす」と読むと、
伯耆殿御返事が弘安2年の十月十二日の御執筆、日興宛ですのでありえないことになります。
この日、日興師は鎌倉に飛んでいただろうと思います。
こっちの御書の方が信憑性高いと思われます。
- 83 名前：大勝利 投稿日：2006/10/03(火) 20:34:52
- >>62 沖浦さん
> 武士の刀は当時純然たる道具であったでしょう。
> 刀が武士の魂になるのは江戸時代ではないかと思います。
刀剣信仰について、数珠丸に関連して調べてことがあったのですが、
鎌倉時代の初期には既に霊山信仰、刀剣信仰というのは武士にもう形成されています。
梵字を刻んだ名刀も後に造られるようになります。
少なくとも武家達は唯の殺傷道具とは見てないと思います。
これは農民にも言えることで、農具を「稲刈りの道具」とはしないと思います。
土着信仰的ではありますが、道具以上の思い入れはあった筈と思います。
- 84 名前：沖浦克治 投稿日：2006/10/03(火) 21:01:36
- 大勝利さん
そうですか。
その様な一面もあったということでしょうね。
本当に精神面で刀を魂として取り上げるのは戦争が無くなってからでしょうね。
本来に敵を斬る道具では無くなってしまってからだと思います。
但し、戦国時代のほうが手入れなどはやったでしょう。
命がかかっています。
- 85 名前：大勝利 投稿日：2006/10/03(火) 21:25:23
- >>84
沖浦さん
そうですね。
江戸時代になって輸出など大量生産されると粗悪品が出回るようになって価値を落して行きます。
私は一度だけ真剣を抜いた事があるのですが、「腰が抜ける感覚」でした（笑
これはスレ違いですが、本阿弥光悦 について
http://www.city.ichikawa.chiba.jp/furusato/bunzai/syuke7.htm
- 86 名前：小野不一 投稿日：2006/10/03(火) 23:10:29
- >>80
以前、沖浦さんから教えてもらったんですが、年齢の場合は正月が来れば
一歳、年をとる。ってことは、1280年正月で1年と勘定すれば、1293年の正月
で14年とカウントするようにも思えます。
ただ、当時の計算の仕方を私は全く知りません。
- 87 名前：小野不一 投稿日：2006/10/03(火) 23:16:59
- >>81
現代と違って人の命が軽い時代でしょうから、何とも言い難いですね。そも
そも首切り担当の役人が何人いたかもわかりません。3人同時に斬られた可能性
は全くないんでしょうか？ あるいは順番で3人斬っていったが、それでも変節
しない姿を見て、平左衛門尉はあきらめたのか？
- 88 名前：大勝利 投稿日：2006/10/04(水) 00:42:56
- >>86
生まれると１歳ですから、その場合1280年正月で2歳ですね。
でも、1279年の10月から1293年の4月までの正月の回数で行けば確かに14回ですね。
しかし、例えば、1253年4月の立教開示から1279年の10月までを27年と数えるのであれば、
1280年から1293年4月を14年と数えざるをえないと思います。
>>81
1日で3人とも処刑した可能性は充分あります。平左衛門尉も暇じゃないでしょうから、寧ろその方が自然かも知れません。
矢で射抜いてから、刎ねたのかもしれません。
>平左衛門尉はあきらめたのか？
これも理由が釈然としませんね･･･何故皆殺ししなかったのだろうか。
若し大石寺にある三烈士の墓が本物ならば、
他の17名からの農民を四条金吾が何らかの方法で引き取ったとしか考えられないです。
- 89 名前：沖浦克治 投稿日：2006/10/04(水) 06:56:16
- 三人の首をはねれば他の信徒は退転をする。
このように考えるのが普通です。
ところがそうではなかった。
このように思います。
- 90 名前：プリン 投稿日：2006/10/04(水) 13:26:22
- >>77
沖浦さま
>導師の証言は明らかに弘安二年十月十二日の出来事ではありえません。
>おそらく年末かあるいは翌年でしょう。
はい。
しかし、脇書に『本門戒壇』とハッキリ明記してあるご本尊は存在するわけです。
しかも、第三者である第四世・日道上人が、「大聖人御感有て日興上人と御本尊遊ばす」と三師御伝土代に特筆するほどの御本尊があったことも、少なくとも認められるわけです。
ちなみに、日興上人から日目上人への付属書である「日興跡条条事」に、
「日興が身に充て給わる所の弘安二年の大御本尊・・・日目にこれを授与す」
とあるのをどう見ますか(皆さん触れませんが・・・)。
沖浦説からの批判の根幹は、要は「日程が合わない」ということですよね。
私があまり日程にこだわらないのは『信仰の対象物』だからなんです。
「信仰の対象物」である以上、実際に御図顕した日ではなく、むしろ特別な「意義ある日」やいわゆる「吉日」を充てるのではないかと思うわけですよ。
しかも大聖人の存在意義でもある「出世の本懐」であるなら尚更です。
これが信徒へのお手紙のような、むしろ「日時」が重要要素なものなら別なんですが・・・。
大きな違いがない限り、「十二日」との期日はそれほど重視すべきでないと考えます。
むしろ、同時期に特別なご本尊を「書かれた」ことそれ自体が重要だと思います。
- 91 名前：卞氏 投稿日：2006/10/04(水) 13:28:17
- ＞>平左衛門尉はあきらめたのか？
＞これも理由が釈然としませんね･･･何故皆殺ししなかったのだろうか。
皆殺しにしたら、自分の立場が危ういと察知しているからでは？
これは他国を攻めているわけではないのですからね。
いくらなんでも、２０名もの領民を皆殺しにしたらどうなるか。
他勢力からの突き上げの原因にもなりかねない。
ひとりづつか、三人同時かは分からないですが、退転目的なら
＞名主「神四郎」を退転させる事が最大目的である筈＜
という先入観を取り外すことも考えてみては如何でしょうか。
神四郎らを失えば、他は分散し従うようになるだろう。
などと考えていたのでは？
（池田名誉会長を罷免すれば・・・破門すれば・・・信徒は・・・
なんか似てますね。）
>>89のように見せしめのつもりの域を出ていないのだと思います。
- 92 名前：卞氏 投稿日：2006/10/04(水) 13:32:23
- プリン様。
ぷりんさんのお示しの諸元を、今一度別角度に分類してお答えします。
＜日顕宗を打倒しよう＞からの転載です。
>聖人御難事において大聖人は、御自分の「本懐」達成を天台・伝教とお比べになっていますが、その本懐を仮に戒壇本尊建立としても、一応は天台・伝教と違和感なくパラレルに考えられるわけです。
これは、「仏」が、抜けてますね。それはそれとして、
パラレルに考えるとき、それ以外に大事なものがあります。
「仏は四十余年・天台大師は三十余年・伝教大師は二十余年に出世の本懐 を遂げ給う・【其中の大難申す計りなし先先に申すがごとし】・余は二十七年なり」
ここで「大難」が重要な要素であることが分かると思います。大難を抜きには考えられないものだということです。
これまでに述べてきた仏天台伝教の【大難】と引き合いに出していると言う点を見逃してはいけないと思います。
>しかし「法を正しく伝えうる環境」それ自体をもってしては、天台・伝教とパラレルに考えにくい。ちょっと次元の違う話のように思えるのです。しかも12世紀の状況においてです・・・。
>当時において、ほとんどの人は理解できないのではないでしょうか。
そんなことは無いと思います。
当時の人たちは大聖人に帰依できたのですからね。
なんどもなんども「この法というのは難があるのですよ」と教えているではないですか？
>仮に無形のものを「出世の本懐」とされるなら、むしろ有形のもの以上に説明をされる必要が生じると思うのです。そうでなければ、弟子は非常に混乱する恐れが生じると考えます
>（有形なら、説明がなくともその存在自体で一応は「本懐」として成り立つ）。
混乱を防ぐため有形のものにしようとするならば、板ではなく「書物」になるはずです。
そちらのほうが分かりやすいはずです。
仏は、法華経。天台は止観。
なぜに大聖人だけ、本懐を示すものを「板」に限定しなければならないのか？
理由がありません。
分かりやすさをいうなら「書物」にするのが適当であると考えます。
- 93 名前：プリン 投稿日：2006/10/04(水) 13:34:36
- 「日顕宗を打倒しよう！」より転載
139 名前：卞氏 投稿日： 2006/10/04(水) 11:36:48
>>129諸元を、今一度別角度に分類してお答えします。
>聖人御難事において大聖人は、御自分の「本懐」達成を天台・伝教とお比べになっていますが、その本懐を仮に戒壇本尊建立としても、一応は天台・伝教と違和感なくパラレルに考えられるわけです。
これは、「仏」が、抜けてますね。それはそれとして、
パラレルに考えるとき、それ以外に大事なものがあります。
「仏は四十余年・天台大師は三十余年・伝教大師は二十余年に出世の本懐 を遂げ給う・【其中の大難申す計りなし先先に申すがごとし】・余は二十七年なり」
ここで「大難」が重要な要素であることが分かると思います。大難を抜きには考えられないものだということです。
これまでに述べてきた仏天台伝教の【大難】と引き合いに出していると言う点を見逃してはいけないと思います。
>しかし「法を正しく伝えうる環境」それ自体をもってしては、天台・伝教とパラレルに考えにくい。ちょっと次元の違う話のように思えるのです。しかも12世紀の状況においてです・・・。
>当時において、ほとんどの人は理解できないのではないでしょうか。
そんなことは無いと思います。
当時の人たちは大聖人に帰依できたのですからね。
なんどもなんども「この法というのは難があるのですよ」と教えているではないですか？
>仮に無形のものを「出世の本懐」とされるなら、むしろ有形のもの以上に説明をされる必要が生じると思うのです。そうでなければ、弟子は非常に混乱する恐れが生じると考えます
>（有形なら、説明がなくともその存在自体で一応は「本懐」として成り立つ）。
混乱を防ぐため有形のものにしようとするならば、板ではなく「書物」になるはずです。
そちらのほうが分かりやすいはずです。
仏は、法華経。天台は止観。
なぜに大聖人だけ、本懐を示すものを「板」に限定しなければならないのか？
理由がありません。
分かりやすさをいうなら「書物」にするのが適当であると考えます。
- 94 名前：プリン 投稿日：2006/10/04(水) 14:14:27
- >>92 卞氏さま
あれ(笑)。かぶっちゃいましたね。失礼しました。
>「大難」が重要な要素であることが分かると思います。
はい。しかしそれは「出世の本懐」をあらわす『契機』にすぎないと思います。
>当時の人たちは大聖人に帰依できたのですからね。
>なんどもなんども「この法というのは難があるのですよ」と教えているではないですか？
私が申し上げているのは、、『法を正しく伝えうる環境が整ったこと』それ自体を「本懐」とするならば、それについての記述があるべきではないかということです。
釈尊は法華経、天台は止観・・・これに続くものが、どうして『環境』それ自体なんですか。
ちょっと「次元が違う」話ではありませんか。
「次元が違う」話を理解させるには、より多くの説明が必要ではないか、と申し上げているのです。
他説(通説)批判は結構なんですが、それ以上に自説(卞氏説？)の根拠付けが不明確のように思えるのですよ・・・。
>なぜに大聖人だけ、本懐を示すものを「板」に限定しなければならないのか？
信仰の対象物を顕すことが、大聖人の出世の本懐と思うからです。
- 95 名前：卞氏 投稿日：2006/10/04(水) 15:23:59
- ＞私が申し上げているのは、、『法を正しく伝えうる環境が整ったこと』それ自体を「本懐」とするならば、それについての記述があるべきではないかということです。
私が示しえた側面が二つ存在します。「書物」と「それを受け入れられる環境」
これは、言ってみればセットのようなものでしょう。
ですから、「法を正しく伝えうる環境が整ったこと」を出世の本懐とするならば、
それを説明的に表す手段は各々の御法門御書。
種御振舞御書における本懐を遂げたという宣言。
実践の方途としては自行化他、そのために一幅の御本尊としてその相貌を顕された。
私は、これだけあれば、大きな板などなくとも充分なのだと思うのです。
仏は、法華経を説くのと同時に、それを説く環境も整っっていたことを含んでいます。
天台もしかりでしょう。（こちらは想像の域を出ませんが）
＞釈尊は法華経、天台は止観・・・これに続くものが、どうして『環境』それ自体なんですか。
それは先に示した、二つの側面「目に見える形にすること」「無形のもの」が同時並行的に存在すると言うことを、
私が述べていなかったことからの誤解でしょう。
そこは別の角度、側面で、皆にわかりやすくするためであるなら、板にする理由は失われ、
「書物」であるはず。と申上げました。
確かに貴方の言ううとおり、「環境を整った事」を本懐とするならば、
その説明は種々の法門書などを紐解き、それを示すものを上げていく必要があると思いますが、
これまでその観点から体系付けたものはないとおもいます。
しかしながら、板曼陀羅が出世の本懐だというのでは、
かえって説明が不十分（少ない）になってしまいそうです。
私は、「環境が整った事」というのはあまり良い表現ではないと思います。
これは結果的なものであるとおもうからです。
「大聖人と同じくする信徒の振る舞いの現出」こそが「出世の本懐」であると考えます。
それが熱原の法難の意味するところだからです。
＞ちょっと「次元が違う」話ではありませんか。
＞「次元が違う」話を理解させるには、より多くの説明が必要ではないか、と申し上げているのです。
説明は必要です。出世の本懐とは、一般用語として知られていることばですが、
まず、仏教的観点からはこれでしょう。方便品です。
「諸仏世尊は、唯一大事の因縁を以っての故に、世に出現したもう。
舎利弗（しゃりほつ）、云何（いか）なるをか諸仏世尊は、
唯一大事の因縁を以っての故に、世に出現したもうと名づくる。
諸仏世尊は、衆生をして仏知見を開かしめ、清浄なるを得せしめんと欲するが故に世に出現したもう。
衆生に仏知見を示さんと欲するが故に、世に出現したもう。衆生をして仏知見を悟らしめんと欲するが故に、世に出現したもう。
衆生をして仏知見の道に入らしめんと欲するが故に、世に出現したもう。舎利弗、是れを諸仏は唯一大事の因縁を以っての故に、
世に出現したまうと為（な）づく」
大聖人はこれを達成した。とするわけです。そして一つ有名な御文がありますが、
「不軽菩薩の人を敬いしはいかなる事ぞ教主釈尊の出世の本懐は人の振舞にて候けるぞ」
当然のことならがら大聖人の出世の本懐も、この御文になぞらえて居なければなりません。
大聖人の出世の本懐も「人の振る舞い」にあるものと考えます。
出世の本懐をキーワードに御書検索してみました。板が本懐であるというのはちょっと無理です。
法華経が本懐とは言いますが、ご本尊が本懐とは言わないですよね。
御本尊を顕す行為が本懐であるならば、その実際は「振る舞い」ということになるのでしょう。
出世の本懐とはいかなるものか、そういった説明ならば、こちらの方が遥かに多いのです。
tp://sgi.daa.jp/cgi/search.cgi?key=%8Fo%90%A2%82%CC%96%7B%89%F9&pgyo=0&phitid=0&ngyo=0&nhitid=0
- 96 名前：プリン 投稿日：2006/10/04(水) 16:33:02
- >>95 卞氏さま
>「大聖人と同じくする信徒の振る舞いの現出」こそが「出世の本懐」であると考えます。
「仏は四十余年・天台大師は三十余年・伝教大師は二十余年に出世の本懐を遂げ給う・・・余は二十七年なり」
師匠と心と同じくする信徒が現出したのは、それぞれ、釈迦は四十余年、天台大師は三十余年、伝教大師は二十余年、そして大聖人は二十七年かかったということですか？
ちょっと・・・。
- 97 名前：大勝利 投稿日：2006/10/04(水) 20:09:33
- うーん。
しかしそこは、やはり大難とは切り離せない文意になっていると思います。
「二十七年目」と言うよりも「二十七年間」のほうがシックリするんですけどね（笑
「此の郡の内清澄寺と申す寺の諸仏坊の持仏堂の南面にして、午の時に此の法門申しはじめて今に二十七年、弘安二年〈太歳己卯〉なり。
仏は四十余年、天台大師は三十余年、伝教大師は二十余年に、出世の本懐を遂げ給ふ。
其中の大難申す計りなし。先先に申すがごとし。余は二十七年なり。
其の間の大難は各各かつしろしめせり。」
- 98 名前：大勝利 投稿日：2006/10/04(水) 20:56:25
- >>90
>しかし、脇書に『本門戒壇』とハッキリ明記してあるご本尊は存在するわけです。
>
>しかも、第三者である第四世・日道上人が、「大聖人御感有て日興上人と御本尊遊ばす」と三師御伝土代に特筆するほどの御本尊があったことも、少なくとも認められるわけです。
>
>ちなみに、日興上人から日目上人への付属書である「日興跡条条事」に、
>「日興が身に充て給わる所の弘安二年の大御本尊・・・日目にこれを授与す」
>とあるのをどう見ますか(皆さん触れませんが・・・)。
そうですね。ここを避けて批判だけするわけにも行きませんものね（笑
ハッキリと言うと「わかりません」です（笑
ですが自己流の新説を述べておきます（笑
御本尊の示年月日と授与日は大きく違う可能性あります。よくよく自然に考えれば当然なのですが。
弘安2年の4月8日（仏生日）の3舗目の真筆が発見されました。ではこの日に授与者はその場に居られ授与される事が決まってたのでしょうか？
記念日だったり、体調が良かったりした時に御本尊を御図顕なさるのだと思うのです。
不謹慎な言い方をすると、在庫を置いておくのだと思います。
それを機に合わせて授与なさるわけです。授与書きのない御本尊が多き現存するのもこの辺に理由があると思います。
この4月8日の御本尊の一つが日弁授与です。若しこの4月8日に遠くない日に日弁が授与されていたならば、どこに掛けていたのでしょう。？
行智のいる滝泉寺でしょうか？ 金吾邸はたまた高橋入道の所だろうか？
それとも常に懐に入れていたのでしょうか？
「大聖人御感有て日興上人と御本尊遊ばす」
「大聖人が感じる処があって、日興上人に御本尊を持たせ鎌倉へ行かせた」と読みます。
この時の御本尊は例えば日弁授与分１舗ではないかも知れない…
後の下総布教分もあったかも知れません。
また、日弁授与が滝泉寺にあったとしても、それを鎌倉へ届けさせただろうと思います。
それにしても「日興上人と御本尊遊ばす」を、
少なくとも「日興上人と御本尊に書いた。」または、「日興上人と共に御本尊を書いた」とするより
自然な読み方だと思う…
- 99 名前：小野不一 投稿日：2006/10/04(水) 23:16:58
- >>92
> なぜに大聖人だけ、本懐を示すものを「板」に限定しなければならないのか？
そこに、理と自の相違があるのではないでしょうか？
天台よりも伝教が優れているとされる大聖人の真面目だと考えます。
- 100 名前：小野不一 投稿日：2006/10/04(水) 23:18:33
- >>95
> 私は、これだけあれば、大きな板などなくとも充分なのだと思うのです。
私は、御本尊なくして、民衆に仏性があることを自覚させることが不可能だ
と思います。
- 101 名前：小野不一 投稿日：2006/10/04(水) 23:20:10
- >>97
これは全く気づきませんでした。確かに、そう読めますね。
「年目」ではなくして、「年間を要した」と。
- 102 名前：沖浦克治 投稿日：2006/10/04(水) 23:29:07
- 御本尊様は全て同じです。
特定の御本尊様を特別とすれば、偶像支配の始まりです。
- 103 名前：沖浦克治 投稿日：2006/10/04(水) 23:30:05
- 小野さん、私も、二十七年間。には目からうろこです。
- 104 名前：小野不一 投稿日：2006/10/04(水) 23:36:45
- 「富士一跡門徒存知の事」に御本尊のことは書いてましたっけ？
御書と御影については書かれてますね。
私が気になるのは以下――
「一、五人一同に云く、本尊に於ては釈迦如来を崇め奉る可しとて既に立てたり、随つて弟子檀那等の中にも造立供養の御書之れ在りと云云、而る間盛に堂舎を造り或は一躰を安置し或は普賢文殊を脇士とす、仍つて聖人御筆の本尊に於ては彼の仏像の後面に懸け奉り又は堂舎の廊に之を捨て置く」（1605頁）
少なくとも、大聖人が御入滅される寸前に、最高幹部として任命された五老僧
です。その彼等ですら、御本尊を粗末に扱った。また、日蓮正宗においても同様
で、学会が出現するまで、御本尊の前に御影を安置していた寺が殆どです。
我々は今まで、「五老僧は、大聖人に常随給仕をしてこなかったから、大聖人
が仏であることを知らなかった」と習ってきました。これって本当なんでしょう
か？
- 105 名前：恋 投稿日：2006/10/05(木) 10:47:59
- >>104
> 我々は今まで、「五老僧は、大聖人に常随給仕をしてこなかったから、大聖人
>が仏であることを知らなかった」と習ってきました。これって本当なんでしょう
>か？
大聖人自らが六老僧を選定されたのですから、法門の理解もかなり進んでいたと思われますよね！？
ただし当時は、現代のように、御書として整理され、体系化されているわけではありませんから、思想・哲理として、教学レベルとしてどれほどの理解されていたのか？は、6人の間でもそれなりの差はあったであろうと推測できます。
例えば、御義口伝と御講聞書を比較すると、内容のレベル差を認められざるを得ないでしょう。どちらも真偽未決ですが。
そうした中で、日興上人の事跡をみれば、実践と教学も共に抜きん出ていたのは事実でしょう。
現代の私たちの方が、当時のお弟子たちよりも教学面でははるかに有利な環境にいると思われます。
だからといって、より正しく、より深く理解できるというわけでもありません(笑)
- 106 名前：恋 投稿日：2006/10/05(木) 10:48:36
- だいぶ進展してしまいましたが、再度、私見をまとめます。
聖人御難事の「余は二十七年なり」の解釈は難しいですね。
大聖人が、二十七年という年数の内容を明言されていない以上、推測の域を出ません。
文法上は、「二十七年」は体言ですから、それに「なり」がつくことで、断定を表していると考えられます。
現代語訳すれば、「余は二十七年である」という意味になるが、論議されてきたように、必ずしも断定であるとも限りません。
二十七年という年数の主眼が出世の本懐にあるのならば、「達成した」とも取れれば、「今まさに達しようとしている」とも捉えることは可能です。
しかし、二十七年という年数の主眼は、「出世の本懐」にあるのでしょうか？
聖人御難事、それ自体の主題(テーマ)は何でしょうか？
私は、『難を乗り越える信心』にあると思います。
かつまた、>>43の繰り返しになりますが、
大聖人の出世の本懐観は、具体的な事象ではなく「人の振る舞い」に求められていると思います。
つまり、熱原の農民信徒の姿に、法華経の行者としての姿を認められた。
身命に及ぶ大難を乗り越え実証を示してきたのは仏をはじめとして、末法においては大聖人お一人であられたが、ここにおいて、農民信徒たちが同じ姿を示した。
名もなき民衆の不惜身命の姿こそが、『立正安国』の基盤であり、基盤の確立こそが目指していた本懐であると思います。
本懐というのは、何か具体的な事象でなければならないのでしょうか？
また、「何年何月の何をもって」とするほど明確なものでなければならないのでしょうか？
敢えて特定せずとも、「一連の流れ、そのもの」で良いのではないかと、私は考えます。
その結果として、一閻浮提総与の御本尊が現されたのかどうかは、大聖人の明言(文証)がないので明確ではありません。
『三師御伝土代』や『日興跡条々事』から、弘安二年に御本尊を現されたことは事実のようですが、そこには板曼荼羅の記述はありません。
大聖人の御真筆の御本尊として現時点で確認できるのは、紙幅のものだけです。
一閻浮提総与として後代に残すために、この御本尊に限り、板に刻んだとすることも可能ですが、推測です。
紙幅のものを、後に板にしたということも考えられますが、これも推測。
御本尊に区別はありません。どの御本尊であろうとみんな同じ本門の本尊です。
もし、何らかの違いがあるとすれば、それは「意義の違い」であって、本質には異なりがあろうはずはありません。
意義をことさら強調することで違いを際立たせると、そこから神格化が起こる危険性が高い。
- 107 名前：卞氏 投稿日：2006/10/05(木) 11:31:40
- 小野さんよりダメダシがありましたので、補足します。
>>99
>> なぜに大聖人だけ、本懐を示すものを「板」に限定しなければならないのか？
>そこに、理と自の相違があるのではないでしょうか？
>天台よりも伝教が優れているとされる大聖人の真面目だと考えます。
本懐を現すものが大きな板でなければならない理由を問うたわけですが、
理・事でいうと、御本尊の当体という話になりますね。
御本尊の相貌が決まればそれを原本に、小さな板でも、紙でも、あるいは布と言ったものでも、
信徒らに配布できればそれでよいわけです。
ここでは大きな板でなければならない理由はないと考えるわけです。
>>100
＞＞私は、これだけあれば、大きな板などなくとも充分なのだと思うのです。
＞私は、御本尊なくして、民衆に仏性があることを自覚させることが不可能だ
と思います。
そして、大きな板の必要性だけに絞ってみると、多数の人が一同に会する場面においては
必要性があるだろうということになります。
- 108 名前：卞氏 投稿日：2006/10/05(木) 11:41:25
- 横道の雑談ですが。「種々御振舞御書」「聖人御難事」
このタイトルをつけた方は、いったいどなたなんでしょう。
ポイントを撞いているタイトルなので、凄いなと思った次第です。
- 109 名前：プリン 投稿日：2006/10/05(木) 12:30:08
- >>106
確かに、共感はするんですが・・・、
あくまで『聖人御難事における』「出世の本懐」としては、やはり大御本尊なんじゃないかなと思いますね。
正直に申し上げて、「否定派」の方々はなかなか難しい解釈を続けておられる、という印象が強いです。
（あくまで「私の」印象に過ぎないんですが。）
私としては、あくまで『聖人御難事における』出世の本懐は「戒壇本尊」と認めたうえで、
しかし、各種御書に示された内容から、大聖人が示された「お振る舞い」こそが、大聖人の『究極の』出世の本懐なのだと考えます。
むしろその方がスッキリするのではないでしょうか。
学会が、日顕宗を追い詰めながらも、なかなか「根絶」まではいかない・・・。
その原因の一つに、本門戒壇の大御本尊を大石寺が握っていることがあるのは明らかです。
したがって、これからの広布の進展を考えるうえでも、何らかの形で「克服」しなければならないのも確かですよね。
沖浦さんをはじめ法華講と論戦をされている方々が、総じて戒壇本尊否定の方向に傾いているのもそれがあるように思えるのです。
しかし、戒壇本尊そのものの否定までいってしまうと、むしろ興門派につらなる我々学会の正当性まで試練に立たされる可能性が高いように思えます。
日興上人の正当性に始まって、身延離山、日寛上人、そして小樽問答の正当性等々・・・。
思わぬところに波及する恐れがありますよね。
確かに、身延派日蓮宗なんて「眼中にない」といえばそれまでです。
しかし、日顕宗が学会と別れてまず飛びついたのは身延でもあるわけですよ。
身延との違いを、一応はハッキリさせておかなければ、いつ足元をすくわれるか分からないと思うんですが・・・。
この辺のところを皆さんはどうお考えか、ちょっと興味がありますね。
- 110 名前：卞氏 投稿日：2006/10/05(木) 15:55:14
- ちょっと情報です。
『戸田城聖先生 質問会集』
《大御本尊出現以前はなにを拝んだか》(Ｐ１７）
【問６】
奉安殿にまします御本尊出現以前の信者たちは、何を拝んでいたのですか。
というのがあるそうです。
他板で法華講員と思しき方が（別の意味で（笑））上げてました。
その回答のなかに、当時は大聖人にお目通りして誦の題目として拝んでおり、
「日蓮大聖人様滅後、代々の御法主上人を拝んだのは、やはり誦の題目であります。｣
とあり、大御本尊出現が滅後であることがほのめかされております。
原本お持ちの方居られましたら、前後の質問等あわせてご確認願います。
- 111 名前：沖浦克治 投稿日：2006/10/05(木) 18:10:21
- 原本から転載いたします。
戸田城聖全集第四巻、１７Ｐから１８Ｐにあります。
これは面白い質問です。
日蓮大聖人の仏法は、三大秘法といって、題目、本尊、戒壇となります。
そして本尊は人法に開かれます。
また題目は信と行に開かれ、行の題目に読誦があります。
これは読と誦に開かれ、読とはご本尊様に向かって題目を唱えることで、誦とは心で唱える題目のことであり、功徳は同じであります。
日蓮大聖人ご在世当時の信者たちは、日蓮大聖人様にお目通りして唱題したのです。
師弟相対というのがこれであります。
これは読の題目であります。
それ以外は誦の題目となります。
そして日蓮大聖人様滅後は、御本尊を拝して唱える題目は読であり、代々の御法主を拝んだのは、誦の題目であります。
御本尊は人法一箇でありますが、御本尊を法本尊とし、大聖人以来の血脈付法、代々の猊下は人本尊と拝します。
ですから、現在は法本尊を中心にして人本尊を拝んでいます。
- 112 名前：沖浦克治 投稿日：2006/10/05(木) 18:16:40
- プリンさん
私見です。
＞しかし、戒壇本尊そのものの否定までいってしまうと、むしろ興門派につらなる我々学会の正当性まで試練に立たされる可能性が高いように思えます。
興師にとらわれる必要は無いでしょう。
釈迦〜蓮祖〜戸田先生。
これが血脈です。
ですから興師のお立場は池田先生です。
牧口先生、戸田先生、池田先生。
このお三人の聖人方が、蓮祖興師の時代をそのまま７００年の未来に移されたのです。
それが創価学会ですよ。
７００年昔と現在はそのまま同じです。
久遠即末法です。
- 113 名前：大勝利 投稿日：2006/10/05(木) 20:19:24
- 観心本尊抄文段
「就中弘安二年の本門戒壇の御本尊は、究竟中の究竟、本懐の中の本懐なり。
既にこれ三大秘法の随一なり。」
日寛師は観心本尊抄文段上の中で上記の理由、何故、本懐の中の本懐なのかを細々と説明されるわけですが、
簡潔に書くと…
釈尊が、寿量品を説いて神力品の本化付嘱まで4年
天台が、止観を説いて御入滅まで4年
宗祖が、弘安2年の10月に戒壇本尊を顕し4年後の弘安5年10月の御入滅。
だから「況や一閻浮提総体の本尊なる故なり。」となるわけです。
この論法で行けば、10月1日でも10月12日でも10月であればOKなんでしょう。
（細い数えの計算は無視しましょう。）
- 114 名前：大勝利 投稿日：2006/10/05(木) 20:37:53
- 卞氏さん
私は逆に御本尊は紙でなければならなかったと思います。
理由は、板は重くて不便だからです。製作に手間もかかります。
また、仏像、御影も同じです。布教には不利です。
弟子は何体もの御本尊を届ける事があったのではないか？
また、授与者が身延からの帰りの心使いはどうか？
戦地に赴く授与者は？
法難や火災の際の対策は？
これらを総合的に考えても、携帯性に優れる事はとても重要だと思います。
将来戒壇の地が決まって流布達成という特別の前提があったとしても、仰るとおり
確かに板でなければならない理由はないと思います。
- 115 名前：大勝利 投稿日：2006/10/05(木) 21:00:41
- >>104
小野さん
前に、大聖人と信徒は向かい合って唱題したのでないかとの考察がありましたね。
私は、大聖人は持仏釈迦像に向かって唱題したのではないかと思います。
五老僧は大聖人滅後、これを真似たというか…大聖人の替わりを務めようとしたのだと思います。
御本尊も自分で「図顕」しようとしました。
日興師は、大聖人御入滅後もあくまでも弟子である事を貫いた人なのだと思います。
師匠が釈迦仏を持っていても、弟子は師匠から授与された本尊を離さなかったろうし、
ですから御本尊も「書写」であることに拘ったのだと思います。
この師弟観の違い…学会員じゃないと解らないですね（笑
- 116 名前：大勝利 投稿日：2006/10/05(木) 21:05:35
- たしか…
戸田先生は、「誦」だけの題目は、「読誦」の題目より功徳が薄れるとも仰られていましたね。
- 117 名前：小野不一 投稿日：2006/10/06(金) 00:26:34
- >>106
> 本懐というのは、何か具体的な事象でなければならないのでしょうか？
具体的でなければならないと考えます。というよりは願望かも（笑）。
> また、「何年何月の何をもって」とするほど明確なものでなければならないのでしょうか？
これは、そうじゃないかも知れません。
> 敢えて特定せずとも、「一連の流れ、そのもの」で良いのではないかと、私は考えます。
こいつあ卓見ですね！ 三大秘法そのものが流れと言えそうです。
- 118 名前：小野不一 投稿日：2006/10/06(金) 00:29:57
- >>107
> ここでは大きな板でなければならない理由はないと考えるわけです。
ああ、私の読み違えでしたね。板問答でしたか。
板である必要は、もちろんありません。しかし、弟子一同の発意として、永遠
ならしめるために、板に彫刻することは十分考えられます。
現代であれば、鉄板やカーボンにすべきかも知れません（笑）。
- 119 名前：小野不一 投稿日：2006/10/06(金) 00:31:44
- >>109
> 興門派につらなる我々学会の正当性
興門派に正当性なんぞないよ。日興上人に正当性があったのだ。
- 120 名前：小野不一 投稿日：2006/10/06(金) 00:32:55
- >>109
> 学会が、日顕宗を追い詰めながらも、なかなか「根絶」まではいかない・・・。
> その原因の一つに、本門戒壇の大御本尊を大石寺が握っていることがあるのは明らかです。
もっと具体的にお願いしたい。私は何の問題もないと考えているので。
- 121 名前：小野不一 投稿日：2006/10/06(金) 00:36:08
- >>111
これは解読作業が必要な指導ですね。
> そして日蓮大聖人様滅後は、御本尊を拝して唱える題目は読であり、代々の御法主を拝んだのは、誦の題目であります。
ということは、法主が仏でないと断言しているように感じます。
- 122 名前：小野不一 投稿日：2006/10/06(金) 00:44:52
- >>112
> 釈迦〜蓮祖〜戸田先生。
これに関しては声を大にして異を唱えます。
釈尊〜大聖人〜三代会長、というのが私の考えです。
- 123 名前：小野不一 投稿日：2006/10/06(金) 00:49:42
- >>115
> 私は、大聖人は持仏釈迦像に向かって唱題したのではないかと思います。
興味深い見方ですね。確かにありそうです。それを五老僧が勘違いした。
「我並びに我が弟子」「今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱うる」という言葉
には、向かい合っている雰囲気がありません。同じ方向を見ているような印象
を受けますね。
- 124 名前：プリン 投稿日：2006/10/06(金) 01:12:14
- >>112 沖浦さま
>興師にとらわれる必要は無いでしょう。
おっしゃりたい意味は分かります(笑)。
ただ、日興上人の存在は重要だと思います。
>釈迦〜蓮祖〜戸田先生。
>これが血脈です。
>ですから興師のお立場は池田先生です。
軽率なことは言えませんが、それでもあえていえば・・・
釈迦〜蓮祖〜池田先生
だと思います。
>牧口先生、戸田先生、池田先生。
>このお三人の聖人方が、蓮祖興師の時代をそのまま７００年の未来に移されたのです。
>それが創価学会ですよ。
>７００年昔と現在はそのまま同じです。
>久遠即末法です。
はい。まったく異存ありません。
- 125 名前：プリン 投稿日：2006/10/06(金) 01:26:35
- >>119 小野さん
>興門派に正当性なんぞないよ。日興上人に正当性があったのだ
了解です(笑)。その通りですね。
- 126 名前：恋 投稿日：2006/10/06(金) 06:41:02
- 私は、出世の本懐が特定の事象であることを否定しているわけではありません。
大聖人の場合において、ご自身が明言されていないので推測の域を出ないとするだけです。
しかし、その推測が、完全に証明することはムリであったとしても、そう信じるに足る十分な証拠・根拠があれば、確定しても良いわけですが、現状はそうしたものがない。
見出せないと思います。
大聖人ご自身が、出世の本懐を「人の振る」として、その本質を捉えられていたと思われるわけですから、当然に、大聖人ご自身の姿の中に「本懐」を見出していくことが重要であろうと思います。
そう考えてみると、大聖人の御事跡で特筆していること、つまり日蓮仏法の最大の特徴は、二点に集約できると考えます。
1.法華経に秘沈されていた三大秘法を具現化した。
2.立正安国(広宣流布)を目指す法華経の行者としての実践行動と実証。
さて、一般的に、法華経といえば今日では日蓮となり、日蓮によって法華経が宣揚されたと理解されがちですが、実際には当時すでに法華経は広宣流布されていたともいえます。
平安時代において、すでに法華経は鎮護国家の護国経典の支柱となっています。
当時の修行僧は、持経者と呼ばれ、持経していたのはもちろん法華経であり、読誦・講説が行われていた。
こうした護国を祈念し、読誦するだけの仏教、法華経から、民衆救済のための仏教に一大転換された宗教改革が日蓮仏法です。
持経者から行者への転換こそが、日蓮仏法の魂ともいえるでしょう。
そうした法華経の行者としての振る舞いの中に、出世の本懐の具体像を求めていくならば、三大秘法の具現化であると、私は考えます。
御本尊に差別や区別がない以上は、ある本尊を特別視するのはその意義においてだけです。
そうであるなら、一閻浮提総与という意義におていのみ特別なものであって、それを本門の戒壇に安置することにも、私は特別異論はありません(笑)
ただし、日蓮正宗がいうところの戒壇本尊がそれに当たるのかどうか、その立証責任は当然に宗門にあるわけです。
これも繰り返しになりますが、意義をあまりにも強調しすぎると神格化に結びつき、利用され、現に日顕宗と化してしまっている(爆)
- 127 名前：沖浦克治 投稿日：2006/10/06(金) 07:24:04
- 小野さん
戸田先生のご指導ですが、人の命に仏界がある以上、人が人に対してお題目を唱えても功徳はあると思います。
病人に向かって唱えたり、ご遺体に唱えたり、墓標に唱えたりしますね。
同じではないかと最近考えるようになりました。
不軽菩薩はそうしていたのでしょう。
御本尊様の無かった時代ですから。
- 128 名前：沖浦克治 投稿日：2006/10/06(金) 07:25:14
- プリンさん。小野さん。
いいえ、蓮祖から直接戸田先生です。
- 129 名前：沖浦克治 投稿日：2006/10/06(金) 07:32:35
- 池田先生のご指導から
『観心本尊抄を、かんじんのほんぞんしょう。と読みます。
観心とは信心。
私たち凡夫が信心をするために本尊が必要。
そのための本尊ですよ。
信心のための本尊。
人間のための本尊です。
だから大聖人様はありがたいんです。
本尊のための人間じゃないよ。
それを、五の五百歳に始めておいたよ。
こう読むんです』（趣意）
- 130 名前：卞氏 投稿日：2006/10/06(金) 11:42:37
- >>111アップありがとう御座います。
＞小野さん。
舌足らずな面もありました事お詫びします。
たしかに、当時の状況を鑑みながら詳細検討する必要はあるかと思います。
この問答だけでは証拠にはなりえませんが、こういった「在世説、後世説のどっちともとれる」
指導がほかにもあるのではないでしょうか。
とりあえず私がその指導から受ける印象を述べておきます。
問いの部分から注目すると。
【問６】
奉安殿にまします御本尊出現以前の信者たちは、何を拝んでいたのですか。
という、信徒からの質問は、
・「奉安殿にまします」という限定されたご本尊についての質問であること。
・それについて「弘安２年の御本尊」とは言っていないこと。
・また、「出世の本懐以前」などとは言っていないこと。
そして、その問いに対して戸田先生の回答は・・・
・わざわざ「御在世のとき（は大聖人）」を持ち出して回答しましたが、
もし、「顕す以前」の回答をするならば、「御在世以前」
それだけで回答は充分なはずです。
在世ではないときに言及する、なにかしらの必要があったのです。
・そして、「法主も拝んでいた」こともわかります。
それは、「読」「誦」の立場が、御在世当時と滅後とでは変わることを示すことに
あったものと思われますが、
それですとその段階で戸田先生が教学的指導へと切りかえしまっているわけですね。
また、話言葉が元のせいもあるのでしょうか、
短い文章がぷつぷつと切れているリズムは、説明と言うものではなく納得させるもののようなものに思えます。
＊＊＊
はっきりとは明言はしていませんが、
「奉安殿にまします御本尊」だけを拝むようになったのは、
後世のことであること。（それが、奉安殿の御本尊出現時点のことをいうのかどうかは、別の角度からの検討を要する）
質問者も、ないときの正宗はどうしていたのか？
という興味からの質問であるように見えること。
このようなことから、後世に製作された仮定して、
そのことを戸田先生が知っていたとしても、何ら不自然な回答ではないと考えられます。
- 131 名前：卞氏 投稿日：2006/10/06(金) 13:28:22
- >>114
大勝利さん。
＞私は逆に御本尊は紙でなければならなかったと思います。
＞理由は、板は重くて不便だからです。製作に手間もかかります。
＞また、仏像、御影も同じです。布教には不利です。
ええ、そう考えるほうが極自然です。
>>118 小野さん
> ここでは大きな板でなければならない理由はないと考えるわけです。
＞ああ、私の読み違えでしたね。板問答でしたか。
ええ、重ねてすみませんです。この問題については段階があるんですね。
法華講さんとでは、その段階がごっちゃになってしまいます。
信仰心は良いのですが、身延派との混同を恐れ突っ込めないでいるのか。
そのように思えてきました。
＞板である必要は、もちろんありません。しかし、弟子一同の発意として、永遠
＞ならしめるために、板に彫刻することは十分考えられます。
ええ。それでしたら、弟子が大聖人に労作業をさせるなんてことは、
まず絶対ありえませんね。そう思います。
「この御本尊をもとに板曼陀羅を作りたいがよろしいでしょうか」と師匠に
伺いをたてるのが普通です。
そして弟子に作らせておいて、大聖人がそれを「私の出世の本懐」とも言うはずがないとおもわれます。
逆に後世の弟子であるならば、
「大聖人がおつくりになられた」というようなニュアンスで語ることはありえます。
たとえば、製作者の心情的なものの言い方として。
あるいは、信仰に威厳をもたせる意味で信徒に伝えるなど。
- 132 名前：プリン 投稿日：2006/10/06(金) 14:43:53
- >>111
>日蓮大聖人ご在世当時の信者たちは、日蓮大聖人様にお目通りして唱題したのです。
私も何度か聞いたことがありますが、当時の正宗の教義(伝承・風習)としてこういうのがある、というのを戸田先生は紹介されたのだという印象を持っています。
その真実性については懐疑的ですね。
端的にいって、御書のなかに「ご本尊を書き送った」という表現はあっても、「大聖人に向かって唱題した(させた)」という記述は見当たらないからです。
（もし為されていたなら、もっと直接的表現があるはず。）
あるとすれば、それは大聖人と日興上人との関係といった、限られたなかではないでしょうか。
（いわゆる「ありがたい人」として、信徒が仰いで手を合わせるというのは当然あったと思いますが・・・）
むしろ>>123の、
>「我並びに我が弟子」「今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱うる」という言葉には、向かい合っている雰囲気がありません。同じ方向を見ているような印象を受けますね。
との考えに共感します。
したがって、>>111の、
>大聖人以来の血脈付法、代々の猊下は人本尊と拝します
は、誤りではないかと思います。
もし仮に代々の法主が「人本尊」なら・・・、
�仝翹楝砂饉未癲崕饉漫廚任呂覆�「図顕」となっていただろうし、
（>>115は非常に興味深いですね）
��日興遺誡置文における、
「時の貫首為りと雖も仏法に相違して己義を構えば之を用う可からざる事」や、
「時の貫首或は習学の仁に於ては設い一旦の・犯有りと雖も衆徒に 差置く可き事」
といった御文は、その発想すら生じないと思うからです。
「人本尊」とは、信仰の対象として具体的な「肉体を持つ存在」を指すというよりも、大聖人の「内面の境涯」それ自体か、むしろ「振る舞い」のことをさすような気がします。
代々の法主を「人本尊」としたというのは、宗門の権威主義の結果なのではないでしょうか。
- 133 名前：小野不一 投稿日：2006/10/06(金) 15:06:11
- もう一つの歴史
太郎 弘安二年四月、富士方面において、日蓮大聖人の教法を信ずる者に対する刃傷の事件があった。この事件については、後に「滝泉寺申状」という御書で触れられている。そこには、次のように書かれている。
「下方の政所代に勧め去る四月御神事の最中に法華経信心の行人・四郎男を刄傷せしめ」
二郎 なんということなんだ。許せない。「下方の政所代」といえば公務に関わる者だ。その者が法華経を信ずる者を刃傷するとは、理不尽極まりない。ところで、ここに「四月御神事の最中」とあるけれども、これはなんだろう。
太郎 富士の大社である浅間神社では古来、四月に流鏑馬の神事を行なっている。このことを指すと思われる。
二郎 神事を平気で血で汚すということは、その首謀者および下手人らは神すらも畏れない者と言える。
太郎 四月に先の事件が起こったが、八月にはより一層、残忍な事件が起こる。同じく「滝泉寺申状」にそのことが記されている。
「去る八月弥四郎男の頸を切らしむ」（傍線著者 御真蹟に依る）
二郎 ひどいことをするものだ。だけど日蓮大聖人の教法からすれば、弥四郎は生死の縛を切り、仏果を遂げたと見るべきだ。弥四郎について、ここに「男」とのみの記載だから、農民だったのだろうか。
太郎 そのように思える。
二郎 どのような理由で殺されたのだろうか。
太郎 それについてはまったく記録がない。
二郎 言葉も及ばない残忍極まりない事件だ。
http://www.houonsha.co.jp/nichisai/026.html
- 134 名前：大勝利 投稿日：2006/10/06(金) 22:27:35
- >>133
「下方の政所代に勧め去る四月御神事の最中に法華経信心の行人四郎男を刄傷せしめ去る八月弥四郎坊男の頚を切らしむ、
日秀等に頚を刎ぬる事を擬して此の中に書き入れ」全集p853
「弥藤次等の九月末の告訴状には、日秀等の法華側の所行とあつかましくも塗り付けた。日秀日弁側よりは悲憤慷慨（ひふんこうがい）の至りである。」富士日興上人詳伝p94
- 135 名前：卞氏 投稿日：2006/10/10(火) 10:23:53
- 少々粗雑なレスですが、お許しください。
「振る舞い重視」ということに全く異論はありません。
＞「人本尊」とは、信仰の対象として具体的な「肉体を持つ存在」を指すというよりも、大聖人の「内面の境涯」それ自体か、むしろ「振る舞い」のことをさすような気がします。
「法本尊、人本尊」という呼び方は、伝統仏教でいう三諦「空・仮・中」を曖昧にしてしまう要素があり、
プリンさんの仰せのように（内面の境涯）という補助なしには、上手く成り立たない概念になりそうですね。
「人法一箇」というのがありますが、最近の指導としては、あまりくどくどと言われなくなり、
「振る舞い」が強調された指導が主流であるのも、そのあたりにあるのではないかと思われます。
法というのも人が顕さねばならないし人が説くからこそ法が存在する。
という立場（中諦でしょうか）にたつ、御本尊（法本尊・人本尊（人法一箇））は三諦を備えているものと考えられます。
したがって、その人本尊が日蓮大聖人（仮諦）という肉体を指すことであっても、特段大きな問題はなさそうです。
＊＊＊
人本尊＝歴代の法主。という言い方があります。
ただし、これは「その振る舞いにおいて」というかなりの制約の元にあるということなのでしょう。
そこでその違いを補助できるものがあるのかと問えば、
それは宗門の伝統教学にある「三宝」ということになりそうです
「僧宝」は在世では日蓮大聖人ですが、滅後の立場では日興上人になります。
そこに、宗門では歴代（学会では学会員）を加えるわけですから、
僧宝に対する意義付け（条件付け）がそれぞれ必要になりますが、
それがなにかというと、最終的にはほかでもない「振る舞い」に見ることしかできないのですからね。
「人本尊＝歴代」については伝統教学の体系としてバックに無ければ、回避は出来ず発言できないことになるのでしょう。
＞代々の法主を「人本尊」としたというのは、宗門の権威主義の結果なのではないでしょうか。
ええ、当時の文献ですから「宗門のチェック」が入りますね。
戸田先生のご指導にも配慮があるものの、
本意そのままに丸丸載せたら偉い騒ぎになることでしょう。
＊＊＊
感想。「人法一箇」とは「振る舞い」と見得たり。
- 136 名前：てちゅ 投稿日：2007/03/13(火) 17:45:29
- 大白蓮華２００７−３（61ページ）に
ゆえに戸田先生は、「未来の経典には『創価学会仏』の名が記される」
と予見なされました。大聖人に直結した広宣流布遂行の和合僧団である
創価学会は、それ自体が仏そのものなのである。
とありました、
その時の御本尊の相貌はどのような形になるのだろうか・・・
- 138 名前：大勝利 投稿日：2007/06/28(木) 21:29:31
- 木絵二像開眼之事について
草木成仏には、不改本位の成仏と木画二像の成仏の二義（文段）があります。
（詳細省略）
他の掲示板において「御本尊の開眼の要不要」についての議論に挙がったので、
この件について意見を投稿いたします。
先ず法華講側が「開眼の必要性」を説くのは、先述の「木画二像の成仏」を根拠にしていると思われます。
この「木画二像の成仏」とは、仏像には梵声相が一相欠けているので、「法華経の文字」の心法によって三十二相の色相荘厳の仏と具足するとしたものです。（木絵二像開眼之事）
この木画二像の成仏によって、三十二相具足の色相荘厳の仏と成りますが、
学会も宗門もこれを、機応未熟の為の随宜方便として用いてません。
さて何故、本尊は勝れたるを用いて、色相荘厳の仏像を随宜方便、機応未熟として用いないかは、日寛上人の末法相応抄にあります。
一には是れ熟脱の教主なるが故
二には是れ三徳の縁浅きが故に
三には是れ人法勝劣あるが故に
これで木絵二像開眼之事が、文字曼荼羅ではなく仏像についての御書と解するのは明白でしょう？ なにせ色相荘厳の仏と言ってるのですから…
文字曼荼羅が色相荘厳してますか？
法華講諸氏は何故、「木絵二像開眼之事」を、「仏像を本尊として用いない」としているものを、「仏像ではなく文字曼荼羅のことである」と主張するのでしょうか？これは全く自語相違していることに気付くべきです。
次に、形木本尊についてですが…
御形木様は、上記1〜３に当てはまらないことはこれも明確です。
むしろ、草木成仏の二義を具えた御形木本尊をさらに開眼しなければただの紙切れと言って開眼するのであれば、それはもう、法に依って本尊が変化することになり「法勝人劣」の本尊となってしまいます。人法体一ではなくなってしまうのです。
あくまでも開眼に拘る法華講は、まさに｢随宜方便｣、「機応未熟」の故ですのでしょうがないのでしょうが･･･我々学会員には必要ないことです。
- 139 名前：小野不一 投稿日：2007/06/28(木) 23:42:06
- >>138
では、私の個人的な見解を述べておきましょう。
まず学会は、日顕の本尊について、破門直後の見解を十数年後に変えた。これは、教団としての戦略的なミスだと思う。整合性が取れない。ただ、個々の信心の次元では、大した問題にはならない。これが一つ。
次に、思い切ったことを述べます。例えば、樋田氏がヒラヒラとさせた本尊相貌（そうみょう）の紙ですが、別にあれでも構いません（笑）。私が書いたものでもいいと考えてます。
「本尊とは勝れたるを用うべし」（366頁）の御聖訓に則って、私は日寛上人の御本尊を安置しているのです。
- 140 名前：小野不一 投稿日：2007/06/28(木) 23:49:23
- >>139
日蓮正宗の歴史が明らかになるにつれ、おかしな法主がいたことを我々は知りました。
しかしながら、「おかしな法主が認（したた）めた」ということを理由にして、功徳の出ない御本尊があったという例は全くないことでしょう。書く人の信仰的な資質を問題にすれば、法華講員が説く「開眼」と同じレベルになるのではないでしょうか？
既に御本尊を印刷している以上、「書く」という作業に込められた宗教的な意味合いは、あまりないと考えます。
反対に法華講の論理でゆけば、印刷する機械の開眼も必要になりそうな気がしますね（笑）。
- 141 名前：小野不一 投稿日：2007/06/28(木) 23:52:07
- >>139
簡単な仏像論議を（笑）。仏像や御影（みえい）というのは、写真技術や録画技術もない古（いにしえ）の弟子・門下が、何とかして仏の姿を後世に伝えようとしたものに他なりません。釈尊にしても、大聖人しても同じです。
つまり、そもそも開眼など関係ないわけです（笑）。
- 142 名前：沖浦克治 投稿日：2007/06/29(金) 07:42:53
- ＞誰が御本尊の相貌を書道の手本を見ながらの如く書き写しても、
大聖人が如くの人法一箇の御命を御曼荼羅である"
とこう言いたいんだな？(笑)
これは、ある無知な法華講員の書き込みです。
で、少し以下のごとく諭してあげました。
寛師、当然知ってますね？
この人ね、国家諌暁一度もやってません。
権力側だったんですね。
小理屈はうまかったんです。
で、この程度で中興の師、蓮祖興師と並び立つ？？
冗談見たいな宗派ですね。
当然書写やってるんですよ、この人ですら。
知らないんですか？？
日応という法主がおりました。
日露戦争の時、ヨーロッパまで攻め込んで征服しドサクサ紛れに広宣流布するぞ。と、浮かれ騒いで大恥をかいた人間です。
この人に書写させてませんでしたか？
確か、やらしてたと思うんですけどね〜〜？？
日開さん知ってますよね？
御本尊様を書写し間違え、宗門から突きあげれ平誤りに謝った法主でした。
みっともないですね〜〜、こんな人。
顕師のお父さんです。
親が親なら子も子です。
で、やはりこれにも書写やらしてんですよ。
日蓮正宗ってとこね。
顕師は正本堂を破戒し、恐れ多くも創価学会に法主の身分すら弁えず弓を引いた仏法史に残る大悪人です。
このに人すら書写させています。
達師、よく知ってますね？
彼は、創価学会が七十五万所帯やり、法華講が七十五万をやれば日本の広宣流布は達成される。と、愚論を吐いて仏法への無知を曝け出し、世間の笑いものになりました。
また、彼の書写した御本尊様に鬼子母神が二人いて大騒ぎになりあ、わてて回収した事は有名です。
この程度の人間にでも書写をやらせるんですね〜。
まあ、彼は最後には池田先生に心から帰依をしましたから、よしとしておきますか。
今まで書写やらしてあげた人、この程度多かったんですね〜〜。
知らなかったんですか〜〜〜？？？？？
駄目ですね〜〜。
無知は。
- 143 名前：山ちゃん 投稿日：2007/06/29(金) 17:46:41
- かつて、六壷で、御安置の御本尊様に題目を唱える機会があり、
すばらしい御本尊様だと思ったのですが、
御本尊様に違いがあると思うのはいけないことでしょうか。
同じ信仰をする人の指導でも、信心のエネルギーをいただけるのは人によりますから。
御本尊様も違うようなきがいたします。
話は、飛びますが、なぜ日蓮大聖人の御形木御本尊様はいただけないのでしょうか。
わざわざ、いちいち、法主の書写した御形木様でなくてもいいと思うのですが、
まるで天皇が変わると、年号が変わるのと一緒で、変な習慣です。
昔は、印刷技術が未発達だったので、法主が書写しないと御本尊様を頂けないから
判りますが、もうそろそろ考え方を変えるべきではないでしょうか。
日蓮大聖人でなくとも、弟子の義からいえば日興上人の御形木様をもって、
授与の御本尊様とすればよいのにと思います。
- 144 名前：沖浦克治 投稿日：2007/06/29(金) 18:09:14
- 山ちゃんさん
非常に本質を突いていますね。
先ずご本尊様が戒壇様に限るか？
この点を解明せねばなりません。
結論は、限らない。でしょうね。
創価学会は創立以来、戒壇様本懐論でやってきたのです。
早急に変えれば退会し宗門に走る人は何倍にもなるでしょう。
ですから変えられなかった。
これが弱点ですね。
戒壇様本懐論を採用すれば、大聖人様の他のご本尊様は書写できません。
お力がないからですね。
戒壇様を一度法主が書写し、それを御形木様にこしらえる以外にありません。
法主は誰がいいか？
興師、目師、寛師、それに有師ぐらいでしょう。
その他の法主は創価学会員に人気はありません。
当然御形木様に求心力は生まれないでしょう。
故に、寛師書写なのですね。
近い将来、創価学会員に日蓮正宗を知らない世代が大半を占める時が来ます。
そのときまでに、創価学会として、戒壇様本懐論を捨て去れば、蓮祖直筆の戒壇様以外のご本尊様を書写の対象にできます。
当然そうなるでしょうね。
- 145 名前：大勝利 投稿日：2007/06/29(金) 20:12:35
- 先に私としての開眼についての結論を書いてしまうと、
「あなた方法華講が、御形木様に開眼が必要だと思うのなら、それで良いのじゃないですか？･･･････。私は要りませんね〜」と、沖浦さんと一緒になるんですが。（笑）
これ自分勝手に名をつけると「開眼方便説」とでも言いましょうか…
例えを書くと、
信徒「私の数珠は開眼されてるのかの〜。開眼されてないと功徳がでないんじゃないかの〜」
法主「貴方の数珠は開眼されておりますよ。」
信徒「御形木様じゃなくて、ワシも常住様をいただきたいの〜。」
法主「正宗の御形木本尊はすべて開眼されておりますから大丈夫ですよ」
信心の固まらない信徒を誘引する為の手段として、実は私は、こういうことはあっても良いと思っています。
もう少し言及すると、正宗以外の寺院に所蔵されていた形木本尊や模刻本尊が、正宗に帰って来た場合も、仮に一応「開眼供養」があっても良いと考えます。
しかしこれも本質的には「誘引」の枠をでるものではありません。
随分前に挙げた、開眼がなされた証拠がある板本尊と形木本尊は現存各一体づつ紹介しました。
讃岐本門寺所蔵 上之坊常住板本尊、奉開眼 四十八世日量。
妙光寺所蔵 日興上人正中2年、明治43年、日応開眼。
（松岡氏の研究によるこの発見は本当に貴重だと思います。）
色々調べると、どうもこれらは隠尊による出張サービスの開眼だったのではないかと思われます。
つまり 模刻、形木とはいえ、歴史的な価値の高い本尊ならば末寺の衆徒や旦那に請われて、「開眼」を行う場合があるということです。これは批難する対象ではありませんが、開眼方便を裏付ける資料になりうると思います。
山ちゃんさんへ
上記理由等から、私は大聖人御筆の御形木や興師筆本尊に拘る必要はないと思います。
日寛上人享保五年の学会本尊こそが万年に世界へ流布する御本尊になると思います。
- 146 名前：恋 投稿日：2007/06/29(金) 21:10:12
- 議論をムダにするようで申し訳ないのですが、私の考えを整理するためにまとめてみました。
1.そもそも本尊とは何でしょうか？
2.そして、“本尊たらしめるための開眼”とは何でしょうか？
3.開眼＝入魂であるなら、だれがだれの(何の)魂を、どのように入れるのでしょう？
4.入魂する“魂”とは、“具体的に”何でしょう？
5.開眼(入魂)されていない本尊は、ただのモノということになってしまうし、開眼された本尊は『特別なもの(存在)』となり、器物崇拝につながる。
6.当然に、開眼(＝入魂)できる人物も『特別な存在』ということになり、個人崇拝から絶対化につながる。
7.観心本尊抄に、開眼等の意義などについてまったく触れられていない。
大聖人が開眼について触れられているのは、木画二像についてのみであって、真言破折のためである。
8.日蓮仏法において「開く」必要があるものは、仏法に暗く疎い衆生の眼(まなこ)であって、『開目』こそが本義ではないのか？
9.この『開目』こそ、開示悟入の『開』に通じていくのではないか！？
10.そもそも、本尊を本尊たらしめるものは、信受する者の信力・行力でしかなく、境智冥合することで両者が共に尊極になるのではないのか！？
宗門では、当代以外の本尊は魂が『もぬけれている』という。
開眼などという邪義があるから、『もぬける』などという、いびつな考え方も生まれてくる。
日顕の本尊は、魂がすでにもぬけれているんでしょうね(爆)
- 147 名前：小野不一 投稿日：2007/06/30(土) 00:00:58
- >>146
卓見ですな。その上、実に整理されてます。
個人的に、特定の御本尊を特別視すること自体、賛成しかねる。なぜかというと、御本尊は芸術品ではないからだ。
日蓮正宗が邪宗と化したのは、法主を特別視したり、開眼を特別視したからに他ならない。明らかに平等大慧の精神に反するものである。
- 148 名前：山ちゃん 投稿日：2007/06/30(土) 10:00:19
- >>144
戒壇様は”一閻浮提総与の”というところに意義がある広宣流布の旗印ではないでしょうか。
戒壇様は個人に戴く御本尊ではないと思っています。
広宣流布にもいろいろ議論があると思いますが、その時に、
宝塔品の儀式を今に移したようなところに相応しい御本尊様だと思っています。
>>145
法主が開眼などという邪義を言い出すこと自体が邪宗の証拠といえるでしょう。
どこにあろうと、だれが持とうと、御本尊は御本尊。
対する人の信心によるものと思っています。
しかし、わたしは誰が表わしたかに、拘ってしまいます（笑）
もういまの時では、法主が書写することに必要も意義もありません。
大聖人か興師が表わした御本尊があるのですから、
わざわざ、授与御本尊を他の者の御形木にすることはナンセンスだと思います。
- 149 名前：山ちゃん 投稿日：2007/06/30(土) 17:17:22
- 戒壇様は一つしかない御形木ですが、
いつ、御形木にしたのか教えてください。
また、その辺の詳しい状況等（彫り師は誰、真筆はどうなった、・・・）
情報もあわせてお願いいたします。
- 150 名前：プリン 投稿日：2007/06/30(土) 18:18:36
- >>149
山ちゃんさん、はじめまして。
>戒壇様は一つしかない御形木ですが
失礼ですが、ちょっと誤解されてませんか？
『形木（摺形木）』とは「版木」のことで、印刷のために文字や図画を彫り込んだ木版のことを指します。
いわば、木版印刷の原版のことですよ。
「御形木本尊」というのも、本来は木版印刷によって印刷された御本尊を指します（現在は写真印刷ですが）。
- 151 名前：プリン 投稿日：2007/06/30(土) 18:45:53
ちなみに（御議論のスジからは外れますが）…、
もし仮に大聖人が現代に御出現なされていたなら、御本尊様は「３Ｄ」のホログラフ形式になされていたかもしれないな、と思うことがあります。
- 152 名前：山ちゃん 投稿日：2007/06/30(土) 19:38:46
- >>150
プリンさんはじめまして。
申し訳ありません、判っておりました。
印刷されたものと、謹刻されたものも広い意味で違いはないと、
あえて使ったのです。
しかし、御形木と略したのは訂正いたします。
- 153 名前：山ちゃん 投稿日：2007/06/30(土) 19:55:50
- ちなみに（しょうがない話ですが）
御本尊の姿は、久遠の時と宇宙空間において、
様々な形態をとってきた、または、とっていると思います。
人類にとっては一期一会ともいえる、
御本尊の姿である可能性も否定できません。
- 154 名前：小野不一 投稿日：2007/07/01(日) 00:27:13
- >>149
「教えてクン」は来なくていいよ。
- 155 名前：小野不一 投稿日：2007/07/01(日) 00:28:17
- >>152
言葉遣いの曖昧さが致命的だ。更に、注意されても開き直るとは、いい根性をしている。
- 156 名前：山ちゃん 投稿日：2007/07/01(日) 07:45:22
- >>154
わかりました。
「教えてクン」でなければ、来ても良いでしょうか。
>>155
申し訳ありません、
文章をもっとはっきりと表現するようにいたします。
- 157 名前：沖浦克治 投稿日：2007/07/01(日) 15:25:47
- 顕師の写真を燃やしても法華講さん方は、平気だ。と、言う人が多いですね。
あれは写真だ。本物の顕師で無い、そもそも燃やして怒るとか怒らないとかの問題にする事すらおかしい。
樋田さんも、法論で同趣旨の発言をされましたし、ネットでの法華講も概ねそうです。
私はあの時、恋人や両親の写真を大切にするでしょう？と、発言を致しました。
樋田さんを追求する形でしたが、実際は場内でお聞きになっておられた法華講の方々への投げかけでした。
ネットで発信をしている法華講員は、おおよそ社会常識や礼儀作法を守りません。
自分たちは絶対に正しく、自分たち以外は悪である。
どのような手段で攻撃をしても、悪を責めるのであるから許される。
極めて独善的なドグマです。
以前戸田先生が言われました。
『創価学会はよく残った、大聖人様のおめがねにかなった。
日蓮系は堕落か玉砕しかなかった、よく創価学会は残った。』（趣意）
同じく、池田先生は、
『創価学会が残ったのは現代の奇跡です。
戸田先生が御書を依義判文して読まれたからです。
これは誰も出来なかった。
戸田先生だから出来た。』（趣意）
と仰せです、
創価学会が離れ、日蓮正宗は元の、原理主義か堕落か。に、戻ったのです。
概ね、上に行けば堕落、末端は原理主義。
この図式ですね。
原理主義者の末端信徒は、恋人や両親の写真や遺影に何の値打ちも見出せない。
今回の書き込み等にも、如実に彼らの歪められた人間性が示唆されています。
然しながら、会場の法華講さんの大半は、私が樋田さんがヒラヒラさせているご本尊様もどきに対して、
貴方方は御両親の遺影を燃やされて平気ですか？
大聖人様を御本物様と仰ぐ信徒として、このような行為が許されると思うのですか？
と、問いかけると、明らかに動揺の色が走りました。
人として当然の感情をお持ちでした。
ああ良かった。と、心から思ったものです。
恋人の写真、目前で誰かがわざと踏みつけたら怒りますよね。
私なら喧嘩になるでしょう。
子供の写真ならもっと腹が立ちますし、第一そんな事する人見た事ないですよ。
ご本尊様は、末法の御本仏であられれる日蓮大聖人様。が、もったいなくも、
『日蓮がたましひをすみにそめながしてかきて候ぞ信じさせ給へ、仏の御意は法華経なり日蓮がたましひは南無妙法蓮華経にすぎたるはなし、妙楽云く「顕本遠寿を以て其の命と為す」と釈し給う。』
(経王殿御返事)
と、仰せのように、御魂をこめて御図顕なされたものです。
これは身延にあるからいいんだよ、うちのじゃないから魔札だよ。
コピーしったっていいんだ。
ヒラヒラさせてもかまわないんだ。
親の遺言、どこに保管してても大事にしますよね。
大聖人様は親の一億倍大切なお方ですよ。
ご本尊様はどこが安置していようと、大聖人様が末法の一切衆生に御命をこめてお残しになられた遺産ですよ、遺言ですよ。
それを勝手にコピーにとってあれほど粗末に扱える。
だからね、戒壇様本懐論が間違ってるって言うんです。
戒壇様以外は魔札。
唯一例外は 、日蓮正宗法主がOKしたものだけ。
こんな目茶目茶な理論を信徒に強制すれば、あれほどの御本仏さま軽視の行動が、信徒は平気で犯せるわけなんです。
更に一般に持ち込めば、
親の遺影だって粗末にしてもいいんだ。
戒壇様さえ信じてればなんでも許されるんだから。
こう言う歪な人間が出来あがります。
中世の免罪符です。
近年のJR尼崎事故の時、法華講のおばちゃん。なるものの。非常識極まりない語ご遺族への攻撃。
掲示板での、７３なる人物の、阪神大震災で亡くなられた方々に対する極めて異常な攻撃。
枚挙に暇がありません。
日蓮正宗は、もう駄目ですね。
- 158 名前：小野不一 投稿日：2007/07/01(日) 23:53:08
- >>156
意思の疎通が難しいタイプと見た。書き込みは自由だが、レスの流れを損なう可能性が大。
あのう、ハッキリ言わせてもらうが、「文章の巧拙」を問題にしているわけではなく、貴殿の実生活でも必ず同じ問題を起こしていると思いますよ。書くこと全てがズレている。
私から言われる前に、自分で違和感を感じるべきだ。
- 159 名前：小野不一 投稿日：2007/07/01(日) 23:53:41
- >>157
実物を燃やしても皆、平気だと思いますが……（笑）。
- 160 名前：沖浦克治 投稿日：2007/07/02(月) 09:16:11
- 御書にも、興師の文にも、お二人が三宝だ。と、書かれてはいません。
民衆の機根のゆえです。
仏は衆生の機根に合わない法を説けません。
『仏法は摂受折伏時によるべし譬えば世間の文武二道の如しされば昔の大聖は時によりて法を行ず雪山童子薩・王子は身を布施とせば法を教へん菩薩の行となるべしと責しかば身をすつ、肉をほしがらざる時身を捨つ可きや紙なからん世には身の皮を紙とし筆なからん時は骨を筆とすべし、破戒無戒を毀り持戒正法を用ん世には諸戒を堅く持べし儒教道教を以て釈教を制止せん日には道安法師慧遠法師法道三蔵等の如く王と論じて命を軽うすべし、釈教の中に小乗大乗権経実経雑乱して明珠と瓦礫と牛驢の二乳を弁へざる時は天台大師伝教大師等の如く大小権実顕密を強盛に分別すべし、』
(佐渡御書)
御本仏様の仰せです。
信じる以外にないでしょう。
機根に無い事を、絶対に仏は言えないのです。
日蓮正宗が自らの、三宝を世の中に宣言したのは寛師以降です。
歴史的な事実です。
但し、可能性としては有師は知っていたかもわからないですね。
細かく調べる価値は日蓮正宗としてあるかも知れません。
私共は、日蓮正宗の法主にはあまり関心がありません。
で、一般論として話しております。
創価学会は蓮祖直結です。
仏法は遠くは、蓮祖〜興師。
近くは、戸田先生〜池田先生。
これ以外の系譜はありません。
御書に明確です。
但し読み取れればですが。
興師は唯受一人の方です。
創価学会は否定などしていませんし、私もそうです。
牧口先生が、数ある日蓮系の中から興師の系譜を選択された事が何よりの証拠です。
よく、法華講方が言う「日蓮正宗および三宝尊に対し奉る誹謗中傷」にあたる。ですがね。
日蓮正宗の三宝は、日蓮正宗の内部規定です。
私は創価学会員ですので、信仰の対象としては無関心ですよ。
ですから、日蓮正宗がどのような三宝を採用しようと、私が文句を言う筋合いのものではありません。
どうぞ。と言えるのみです。
同じく、創価学会が三宝をどのように内部で決定するか？
時期は何時ごろか？
これは、純粋に創価学会と創価学会員の問題です。
他宗の詮索は不要なのです。
三宝を何時誰がどのように決めるか？
少し私見を述べます。
創価学会はご存知のように十七年前まで日蓮正宗に所属をしておりました。
大折伏をし、一千万人を超え日本一の教団となった事はご存知でしょう。
創価学会が小さかった頃、宗門との教義的、化儀的なすり合わせは容易でした。
御受戒。
牧口先生が作られ、宗門が採用し定着したものです。
勤行の形式。
末寺でバラバラだったものを戸田先生が五座三座に統一なさいました。
登山会。
戸田先生がお作りになられました。
教学試験、青年部、鼓笛隊、合唱団、総登山、夏期講習会、その他。
創価学会が作り出し、現在も日蓮正宗が受け継いでいるものです。
然しながら、創価学会が拡大し、世界広布の機根が進むと、日蓮正宗の教条主義は機根からはずれ、創価学会は全く違う教団とならざるを得なくなったのです。
最終的に、破門。との形で創価学会は理想の独立を致しました。
然しながら、当然日蓮正宗の影響がある会員が大勢いたのです。
その最たる人々は破門前後、創価学会を捨てて宗門に走りました。
ですが、当時選択に迷う会員も大勢いましたから、急いで三宝を決める理由はありませんね。
何しろ牧口先生、戸田先生、池田先生、御出現まで、七百年も待ったのです、後の数十年、どって事ないですからね。
では、何時決めるか？
後十年ほどすれば、
おじいちゃんの小さかった頃、創価学会は日蓮正宗だったんだよ。
エ〜〜〜〜！！
アリエナ〜〜イ〜〜〜！！！！
こう言う機根になるでしょう。
その時に、じっくり練って決めていただけたらいいですよ。
誰が決めるか？
創価学会として検討をするでしょう。
当然権威付けせねばなりませんしね。
どのように決めるか。
おそらく、戒壇様本懐論は採用しないでしょうね。
仏は大聖人様。
これは確実です。
あとの二つは霧の中です。
- 161 名前：山ちゃん 投稿日：2007/07/02(月) 14:23:50
- >>159
了解いたしました。
- 162 名前：山ちゃん 投稿日：2007/07/02(月) 14:26:47
- 間違えました。
訂正>>159→>>158
- 163 名前：server 投稿日：2007/07/07(土) 05:17:00
- 沖浦さんのお姿、ネットビデオで拝見しました(全部はまだ見てないんですが)。いやー、かっこいいっすね。
いつもの文章から想像していた通りの、エネルギッシュな感じ。あのご本尊のコピーをひらひらさせるバカを一喝したあたり、思わず拍手でした。
たぶん、ほっとくとあいつらはあそこで紙を燃やして見せたんじゃないでしょうかね・・・何とも後味悪いです。
さて、ご本尊に関する私の考え方を若干書かせて頂きたく。ご意見頂戴できれば幸いです。
まず、「仏は文字に依つて衆生を度し給うなり」との御金言から、ご本尊の本質は文字＝テキストであると思います。
つまり、文字のヒゲの伸び方とか、大聖人っぽいフォントとかであるとかいう事は本質ではなく、大事なのは、何が書いてあるか、ということではないかと。
よく、「ご本尊は紙っぺらなのにどうして功徳があるのか」という質問に「お札だって紙でしょう」といううまい切り替えしがありますが、お札も、言ってみればテキストですよね。借用書でも、手形でもいいですが、やはり書いてある文字・数字が大事であり、それを皆が本物だと思うから、裁判所も警察も動いてくれるわけですよね。
ですから、中心に題目が書かれ、必要事項が記載され、拝む人が「これは本尊だ」と一念を定めて祈れば、（バカホッスの開眼などに頼る必要もなく）己心に仏性がちゃんとありますから、「我が己心の妙法蓮華経を本尊とあがめ奉りて我が己心中の仏性南無妙法蓮華経とよびよばれて顕れ給う処を仏とは云うなり」との御金言の如く、しっかりとパワーが発揮されるのではないかと。
ホッケコーは、ご本尊が機械で、開眼が電源のようなことを言いますが、電源は我々の「肉団子」にあるんだ！といいたいです「此の御本尊全く余所に求る事なかれ只我れ等衆生の法華経を持ちて南無妙法蓮華経と唱うる胸中の肉団におはしますなり」
ですから、祈るこっち側の命がしっかりしていれば、ご本尊の形は関係ない、と。また、どんな諸天善神が認められているか、といった事も、祈る側の信力の大小に比べればそんなに重要ではなく、「相構え相構えて強盛の大信力を致して南無妙法蓮華経臨終正念と祈念し給へ」と大聖人はおっしゃっていることから、枝葉の問題ではないかと。
考えてみれば、法華経も、御書も、聖教新聞も、みんなテキストですね。
デジタルか、アナログかということであれば、デジタルです。
画像や、彫像は、完全なコピーはできませんし、コピーしていくうちにオリジナルとずれます。
（そういえば、法水瀉瓶のお水も、日顕のあたりでは汚水になってるのと似てますかね）
末法万年、世界広布のためには、末法の経典は是非ともデジタルである必要があったのではないかと。
そう考えますと、どうしてもオリジナルのご本尊が手に入りにくい状態で、なおかつ本人が心底希望すれば、自分で印刷するなり、コピーするなりしてご本尊としても、功徳はあると思います。「心こそ大切なれ」ですから。
しかしながら、安易にやるのはダメです。不敬の温床となってしまいますので。
なぜ、ご本尊を立派な掛け軸の形（お守りご本尊は、しっかりとケースに入っている）にするかといえば、大事にして、万が一にも不敬をしないようにという親切設計でしょう。コピー用紙なら、時間と共に色あせたり、破れたり、処遇に困ります。
ですから、なるべく自作は、危険なのでやらないほうがいい、ということでしょう。
ご本尊を思い浮かべて壁に向かって唱題するのでも、立派に功徳はあるわけですからね。
ちなみに、学会の発展とITの発展は比例しているような気がします。
ネットというツールも、諸天善神だ、と言ったのは小野さんでしたっけ？
- 164 名前：小野不一 投稿日：2007/07/08(日) 23:33:26
- >>163
実にわかりやすい。ただ、「仏は文字に依つて衆生を度し給うなり」は捉え直す作業が必要だと思う。なぜなら、釈尊は文字を残してないから。「文字＝思想」と私は読む。
- 165 名前：小野不一 投稿日：2007/07/08(日) 23:36:07
- >>164
もう一点。この御文をそのまんまの意味ならば、大聖人が認（したた）められた御本尊の数が少ないように思う。
- 166 名前：卞氏 投稿日：2007/07/09(月) 17:01:43
- >>164
私はそこを捉えなおすときは「言葉」と読みたい。音声という実体のことさす。
確かに文字は思想を表わすものであるが、
思想自体は目に見えないので、観念に陥りやすいのではないかな。
「声仏事を為す」
- 167 名前：破戒坊主 投稿日：2007/07/10(火) 00:36:20
- >>164
私宗派では「六塵悉く文字なり」というのがあります。
眼（色・形・動き）耳（音・声）鼻（香り）舌（味）身（感触）意（心の動き）それらすべてが「文字」であるという考え方です。
- 168 名前：server 投稿日：2007/07/10(火) 04:18:13
- レスありがとうございます。
>>164 >>165
いずれも、弟子を信用したという前提では成り立つでしょうか。
釈尊「私がモノを書くと、後世様々な問題がでる。いっそ書くのはやめて弟子の口伝に任せよう。いつかは文字になるだろう。弟子を信じよう」
大聖人「将来、必ず印刷技術が発展するはずだ。現在私がやっておかねばならない仕事は、ご本尊を大量製作するよりも、大事な法門を後世に残すことだ。富木君はわすれっぽいけど、重要な書物は彼に預けとけば後世は安心だ。弟子を信用しよう。でもちょっとやばいから、金吾君とこにも分散するか」
>>166声仏事、さらには>>167の六根への敷衍にいたっては、先生もよく引用されるゲーテの「はじめに行動ありき」（聖書にははじめに言葉（LOGOS)ありきと）を彷彿とさせますね！
- 169 名前：沖浦克治 投稿日：2007/07/10(火) 06:54:36
- serverさん
御本仏様の御胸中をむやみに推測する事は、おやめくださいませんか？
- 170 名前：server 投稿日：2007/07/10(火) 14:17:39
- >>169 そうですね。つい、いつもの軽々しさで・・・今後自戒します。
- 171 名前：沖浦克治 投稿日：2007/07/10(火) 15:05:36
- ご理解を頂きまして、感謝申し上げます。
- 172 名前：恋 投稿日：2007/08/11(土) 03:37:47
- どのスレが適切か、迷いましたが、ここにしました。
創価王道で紹介のあった書籍、http://d.hatena.ne.jp/sokaodo/20070808/p3
『日蓮と本尊伝承 大石寺戒壇板本尊の真実』金原明彦（水声社） 8月9日発売 価格： ￥ 3,150 （税込）
http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E8%93%AE%E3%81%A8%E6%9C%AC%E5%B0%8A%E4%BC%9D%E6%89%BF%E2%80%95%E5%A4%A7%E7%9F%B3%E5%AF%BA%E6%88%92%E5%A3%87%E6%9D%BF%E6%9C%AC%E5%B0%8A%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F-%E9%87%91%E5%8E%9F-%E6%98%8E%E5%BD%A6/dp/4891766484
内容が知りたかったので、署名や著者でググってみましたが、ほとんど情報がありません。
若鷹での宿坊さんの紹介記事程度。
そうした中で、Amazonでは8/9発売？のはずが、すでに在庫切れ。Yahooなど、どこも一緒。初版がよほど少なかったんでしょうか？
にもかかわらず、Amazonでは8/10付けで早速に書籍レビューが載っています。
かなり好意的なレビューですね。
また、ネット掲示板上では、
富士門流信徒の掲示板 http://jbbs.livedoor.jp/study/364/
スレを探してみたら、ありましたね。
本門戒壇の大御本尊様の偽作説について
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/364/1015557630/1772-
犀角独歩氏も、すでに読まれて感想を書かれている。
しかし、こうした書籍は、ある程度の(曼荼羅に関する)知識がないと、読んでも内容が理解できないように思われます。
レビューなどを信用すれば、この本をもとに検証をしながら知識を集めるという方法もあるでしょうが、
入手するとすれば、資料として積ん読ことになるでしょうね。
でも、ちと高い(笑)
他にも情報があれば、求む。←これが投稿の目的だったんですが(笑)
- 173 名前：獅子王 投稿日：2007/08/17(金) 02:31:24
- うちの部員さんですが親がお受けした御本尊（日達聖人）その部員さんの親が亡くなり
その息子（男子部）が受け継ぐ事は可能でしょうか？
または、親の御本尊をお返しをして 新たに本人がお受けしたほうがよろしいのでしょうか？
御本尊を受け継げるのであれば
本人は受け継ぎたいとの事です
僕もその方が良いと思うのですが！
- 174 名前：沖浦克治 投稿日：2007/08/17(金) 07:06:58
- 私は父の達師書写の特別御形木様を引き継ぎました。
私が父の御本尊様を頂こうが頂くまいが、純粋に家族間の問題です。
誰かにお伺いを立てる事ではないと思いますよ。
- 175 名前：獅子王 投稿日：2007/08/17(金) 09:34:08
- 沖浦さん 直筆の御本尊受け継いだんですね！立派に信心を貫いた家系なんですね
家族の思いでも込められていると思います！
あっ！この男子部はは受け継ぐのを強く望んでいるのですが
わざわざ 自分の御本尊をお受けする必要はないって事ですよね？
「父親の御本尊を返し自分の御本尊をお受けしなさい」と言う指導も間違ってるって事になるのでしょうか？
「かっこ内容」の事が疑問なんですが ハッキリ言って僕はまったく納得していません
受け継ぐべきだと思います
- 176 名前：恋 投稿日：2007/08/17(金) 11:54:09
- >>175
状況の詳細が分かりませんが、基本的なことを書いてみますが、もちろん私の意見ですのでお間違いないように。
御本尊の問題ですので、中途半端ではなくきちんとした対応が望まれます。
『地元組織で指導を受けること』が、最第一なのは当然ですが、
今回の場合は、
『御本尊のお取り扱い』は、正式にはどうなっているのか？
を確認することが、最重要でしょう。
お取り扱いとは、もちろん日常のことではなく、入会時や今回の場合のことです。
確認の方法は、いくつかあるでしょう。思いつくものを挙げてみると、
身近な幹部で不十分であれば、方面や県などの幹部や会館の事務局などでも確認できるはずです。
★最も確実なのは、学会本部に問い合わせすることでしょう。
ちなみに、私は知りませんし、分かりません。
経験上知っていることは、後継者がいる場合には、沖浦さんと同じように御本尊は引き継がれています。私も同様です。
ただし、宗門事件前にいわれていたことは、
「御本尊は、あくまでも貸与であり、授与者が亡くなられたなどの場合は返却する」ことが原則であると聞いていました。
しかしこれも、返却した例を知りませんし、私の知っている限りでは、引き継がれています。
しかし、御本尊の授与については、法律上の問題もあると思われますので、問題が生じるのであれば正式に確認することが求められますし、すべきでしょう。
つまり、『授与ということが法律上はどういう扱いになっているのか』
貸与ということであれば、厳密には返却しなければならないでしょうが・・・。
★法的には、所有権の問題だと思われます。 繰り返しになりますが、要確認。
- 177 名前：愚壮 投稿日：2007/08/17(金) 16:43:18
- 恋様 ご無沙汰いたしております。 早速ですが。
>>176『御本尊のお取り扱い』は、正式にはどうなっているのか？
上記に関しては、支部の範疇です。
【支部における組織実務の手引き】に以下。明確です。
第二章 第五項
『御本尊の継承について』
御本尊を護持していた人が亡くなった場合。
会員の親族等で継承を希望する人がいれば、
そのまま継承できます。 （全文）
獅子王さんの場合は、ご遺族の息子さんが継承を希望されているので
「そのまま継承」で差し支えないと思います。
以上。ご参考になさってください。
追伸致します。
『無冠：正配』との由、頭が下がります。
どうぞ無事故にて御励みいただけますよう、お祈り申し上げます。
愚壮
- 178 名前：獅子王 投稿日：2007/08/17(金) 17:24:41
- 相談し確認しました彼は御本尊を受け継ぐ事なりました！
やはり 地区だけでなく自分勝手な判断だけでもなく県幹部の指導は大切ですね！
彼は今後も御本尊を手放さないとの事です！
- 179 名前：獅子王 投稿日：2007/08/17(金) 22:17:07
- 皆さん
ありがとうございます
- 180 名前：恋 投稿日：2007/08/18(土) 16:33:35
- >>179
ハッキリしてよかったですね。
>>177
>どうぞ無事故にて御励みいただけますよう、お祈り申し上げます。
ありがとうございます。
私は、地区の1ブロックだけですので、もっともっと大変な方は大勢いらっしゃいます。
我が地区では、地区部長も正配を、副B長さんが代配もしていますので、壮年三名が無冠の友です。
例年、夏はお盆以降に体調を崩すのですが、去年はかえって調子が良くなり、今年も乗り切れそうです。
さらに、私はアパート住まいなのですが、酷暑の直前に新しいエアコンに交換してもらえました。大家さん負担です。
もう、福運と功徳でいっぱいです。
16日の『わが友に贈る』に代表されるように、師の配慮に感謝と報恩の思いもいっぱいです。
- 181 名前：獅子王 投稿日：2007/08/19(日) 18:51:10
- 僕もエアコンお古ですが 電気屋の親友からもらい取り付けまでしてもらいました
お古ですが
ありがたい事です
我が家では夏でも部活も出来る状態になりました
親友に感想
（折伏御本尊お受けした友人です）
御本尊様に感想
全てに感想してます
御本尊様と出会え 池田先生の弟子となれて良かった〜感想感激です
- 182 名前：沖浦克治 投稿日：2007/08/21(火) 18:22:14
- 御本尊送りの成果が欲しいだけの幹部が間にいたということですよ。
- 183 名前：獅子王 投稿日：2007/08/23(木) 01:13:26
- 実は最初にそれを感じてました！
- 184 名前：沖浦克治 投稿日：2007/08/23(木) 07:54:38
- 獅子王さん
最初に感じていたならその通り書き込むべきですよ。
私が発言してから、実は私も感じていた。は、卑怯です。
その決断力のなさと、日和見主義を何とかなさいね。
そうすると貴方は物凄く人生が開けますよ。
頑張ってね。
- 185 名前：獅子王 投稿日：2007/08/23(木) 13:27:12
- 沖浦さんへ
ここで書き込んでいいのかが不安でした 勝手に判断できませんし
でも本当卑怯ですね！僕のそう言う所
愚者は後で私もしっていたなど言いますし(>_<)
思った事をハッキリ言えるようにしなきゃいけませんね！
僕の欠点
言わなくて良いとおもう事は言ってしまうし！ もっともっと人間革命しなきゃ〜
- 186 名前：獅子王 投稿日：2008/02/18(月) 16:03:20
- 常住御本尊様の質問をしたいのですが！
事情がり 妻のおばあちゃんと暮らす事になりました
妻のお爺さんからの代の常住御本尊様をお巻きし 現在御安置できておりません！
困った事に家の仏壇にはまったくはいらないのです！
それで おばあちゃん家の仏壇は、これまた事情があり動かせないのです！
家に無事に御安置さてたいのですが
仏壇買うにも 何十万から何百万円しますよね？
祈って勝ちとる以外にない状態ですが！
アドバイスお願いしますm(_ _)m
- 187 名前：沖浦克治 投稿日：2008/02/18(月) 17:16:46
- 獅子王さん
ご自分でコンパネ買ってきて自作すればいいでしょう。
ちなみに拙宅のお仏壇は、特別御形木様が御安置可能なおジュシを一万円で買ってきて、シュミダンはビデオが収納できるテレビ台の格好いいものを四万円ほどで家具やさんで買いました。
お灯明は前のオーナーがテーブルの雰囲気だしで使用していた小さなランプを使っています。
経机は演出家に頂いた小物入れを転用しています。
でも、始めてみた人は凄い格好のいいお仏壇ですね。と、おどろかれますよ。
全部で七万円ほどんなんですけどね。
- 188 名前：大勝利 投稿日：2008/02/18(月) 20:24:38
- >>186
http://www.flickr.com/photos/rupertn/37961564/
南アフリカのメンバーの写真を紹介しますね。
私がある海外の事情に詳しいメンバーに仏壇について話しを聞いた時にもっと衝撃的だったのは、
手作りの仏壇もさることながら、その中についてでした。
「仏壇に御本尊が安置されているとは限らないんですよ。なんてったって時間がかかりますからね（笑）
そこに皆が集まって題目を上げて･･･。それで功徳と実証を出すんです。」
さて･･･本題の、師子王さんにアドバイスの件ですが･･･
若し戸田先生だったら、
「中古のエアコンを親友から取り付けまでしてもらった君がだな、何十万の仏壇を買うかどうかという質問をする。
そんなバカがあるか！買ってくれるな！買わんでいい！」と仰るような気がします。
（戸田先生の名を使って非常に僭越ですが、一言申し上げました。）
- 189 名前：大勝利 投稿日：2008/02/18(月) 20:45:55
- >>186
ちょっと気になったのでもう一言。
ここで師子王さんが、
「皆さんのアドバイスに従って、仏壇は買わない事にしました。」
ってレスを返したら･･･、
たぶん小野さんが出入り禁止にすると思うよ。
- 190 名前：獅子王 投稿日：2008/02/18(月) 23:39:23
- こんばんは！
沖浦さん！大勝利さん
大勝利さん
ＳＧＩの方のかな？御安置している画像みました！(^O^)
自分の印象ですが変な気がします！御本尊様に申し訳ないように思いました！
沖浦さん
立派な御厨子をコンパネで作るのも良いと思うのですが・・・
仏具屋さんに行ってきいてみます！
家に合った御厨子があるかもしれませんね！(^O^)
アドバイスありがとうございましたm(_ _)m
- 191 名前：小野不一 投稿日：2008/02/19(火) 10:50:50
- >>190
> ＳＧＩの方のかな？御安置している画像みました！(^O^)
> 自分の印象ですが変な気がします！御本尊様に申し訳ないように思いました！
相手の生活レベルも考えずに、よくこんなことが書けるものだな。
- 192 名前：獅子王 投稿日：2008/02/19(火) 11:37:16
- おはようございます！
>>191 小野さんへ
けして悪く言ったつもりではないです！
御本尊様をどう扱ったらいいのかと
真剣に考えて先生ならどうなさるかと
もちろん部屋に合ったデザインの御厨子や仏壇がいいです
自分の感覚的にあわなかっただけなんですが・・・！
そこで 相手の生活レベルや感覚的の違いを考えるべきでした(>_<)
「先生ならああ言うふうにはおっしゃらなかったでしょう」
ある意味で 僕は御厨子の件でＳＧＩの同志を見下したと言う事です！謗法ですね(>_<)
- 193 名前：沖浦克治 投稿日：2008/02/19(火) 17:28:06
- ある意味ではなく、見下したのです。
それが全てです。
言い逃れは見苦しいですよ。
獅子王さん。
- 194 名前：獅子王 投稿日：2008/02/19(火) 17:40:56
- 僕は最低でした
御本尊様を通しておわびします！
皆様 申し訳ございませんでしたm(_ _)m
謗法をおゆるし下さい
- 195 名前：沖浦克治 投稿日：2008/02/19(火) 19:50:20
- 獅子王さん
＞御本尊様を通しておわびします！
貴方ね外道なんですよ。
ご本尊様は貴方の命の外にあるのです。
お詫びは、
自分自身が悪かった。
これだけですよ。
後はご自分の謗法の罪、世法の罪をご本尊様に心の底からお詫びをするのです。
そして、自分が見下した外国の人々に、現実社会でどのような利益を与える事で贖罪をするか。を、具体的に書き込み、その具体的な事項を祈りの中心にすえかなうまで祈り、行動をする。
これが仏法者のお詫びです。
口先だけの外道では駄目ですよ。
- 196 名前：獅子王 投稿日：2008/02/20(水) 00:33:57
- 沖浦さん
御本尊様を通す祈りは外道！ (>_<)
僕は間違っていました！
ＳＧＩの方々に本当に申し訳ない(>_<)
その思いを御祈念ししっかり書きいれます！そして祈り行動します
ＳＧＩの方に、この思いと結果を必ずお送りします！
沖浦さん！小野さん！大勝利さん！
僕にカツを入れて下さり
ありがとうございました！
それと！お騒がせしました！m(_ _)m
- 197 名前：沖浦克治 投稿日：2008/02/20(水) 06:03:20
- ご本尊様を通す祈りは外道？？
獅子王さん、私はそんな事は言いませんよ。
祈りは何処の宗教も内道です。
祈りの対象はともかくとして、祈り自体は祈る人の命の中にあるのです。
何処の宗派であれ、祈る行為は内道なんですよ。
貴方の侘びが外道だと指摘させていただいたのは、自分の過ちをご本尊様に寄りかかる事でごまかそうとした貴方の命が外道だ。と、言ったのです。
よく会合で、
池田先生が〜〜！！
などと大声を張り上げる幹部が以前はいましたね。
アレと同類です。
お間違えの無いようにしてくださいませ。
- 198 名前：沖浦克治 投稿日：2008/02/20(水) 06:05:52
- 例えばですね獅子王さん。
＞沖浦さん！小野さん！大勝利さん！
僕にカツを入れて下さり
ありがとうございました！
このご発言ですが。
誰も貴方にカツなんかいれていません。
少なからずあきれているだけです。
他人の発言を捻じ曲げて自らを正当化する行為です。
外道なんですよ。
ご理解いただけましたか？
- 199 名前：沖浦克治 投稿日：2008/02/20(水) 06:07:41
- 獅子王さん、この際はっきりしておきましょう。
＞真剣に考えて先生ならどうなさるかと
ほらね、言い訳に池田先生を利用しています。
最低の弟子ですね。
情け無い！！
- 200 名前：獅子王 投稿日：2008/02/20(水) 11:02:52
- おはようございます沖浦さん
先生ならどうなさるかとの考えは先生を利用している事になるのしょうか？
事実まだまだ世間知らずな僕です！情けないです！
いろいろ考えていきます
あちらの版でのお二人にはまったくきずきませんでした！
- 201 名前：沖浦克治 投稿日：2008/02/20(水) 20:50:29
- 先生ならどうなさるだろう？
弟子ですから当然考えます。
ですが、人に言うべきことではないのですよ。
特にミスの言い訳に先生を出す、貴方の師匠利用が一番いけませんね。
- 202 名前：獅子王 投稿日：2008/02/20(水) 22:24:16
- 沖浦さんへ
確かにそれは利用になりますね！
それも御祈念し反省します！(>_<)
駄目王でした
- 203 名前：沖浦克治 投稿日：2008/02/21(木) 07:02:33
- ご理解いただきましたか、感謝いたします。
これからは貴方方の時代なんです。
頑張ってくださいませ。
石にかじりついてでも、世間で成功するんですよ。
- 204 名前：獅子王 投稿日：2008/02/21(木) 13:25:55
- 沖浦さんへ
恥じのないように
誠実な対話を目標にし広線流布していきます！
本当にありがとうございました！
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