2009-01-10 15:09:46

毎日新聞の小ネタになりました。

テーマ:ブログ

 毎日新聞の石戸記者から掲載連絡メールをいただきました。

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きび談語:警察に逮捕された容疑者が… /岡山
 警察に逮捕された容疑者が軽度の知的障害者だったと報道された事件に関して、知人からこんなメールをもらった。「障害への理解が浅はか。なぜ社会的な支援から漏れてしまったのかが大事なのでは」▲知人の指摘はもっともだ。実際に、同じような障害の子供がいる人に話を聞いたことがある。日常生活の大部分は支障なくこなせるため、かえって理解が進んでいないというのだ。「相談できる場所はどこにあるのか。周囲の支援がもう少しあれば」とも話していた▲望ましい支援や福祉について考えてしまう。容疑者の言動をこれ見よがしに伝えるニュースが、障害者の“不審者扱い”や排除につながらなければいいのだが。問題は別にあると思う。【石戸諭】

毎日新聞 2009年1月9日 地方版

http://mainichi.jp/area/okayama/news/20090109ddlk33070486000c.html
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 この知人が私のことだそうです。

 ちなみに私のブチブチ言ってた実際のメールはこんなかんじです。

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 同じ毎日の東金の殺人事件なのですがほんとこれどうなの?です。

http://mainichi.jp/select/today/news/20081207k0000m040111000c.html (リンク切れのため以下抜粋)

 

 『捜査本部によると、〇〇容疑者は、逮捕の瞬間「うん」とうなずいた。その後の調べで、遺棄を認め「(〇〇ちゃんが)ぐったりしていて怖かった」と説明した。また、〇〇容疑者の部屋には、女児向けアニメのポスターが壁に張られ、本棚にも「プリキュア」シリーズなどの少女漫画が並んでおり、部屋一面が漫画に囲まれた状態だった。

○○容疑者が「仕事がいやになった、もう行かない」と3年間勤めた会社を辞めたのは事件前日の9月20日。事件後には、報道各社の取材に何度も応じる一方、女性記者や同じマンションに住む若い女性をつけ回す不審な行動もあった。
 〇〇容疑者は、母親と2人暮らし。母親は自宅近くの飲食店に勤めており、息子のために店の残り物をよく持ち帰っていたという。女性従業員は「(〇〇容疑者が)店の前で母親を待っている姿をよく見た。母親は息子を溺愛(できあい)していた」と話した。

 〇〇容疑者は、地元養護学校高等部を卒業後の05年4月から、学校の紹介で隣の市の寝具会社に就職した。志望動機には「会社のためにいっしょうけんめいがんばりますので、よろしくお願いします」と書かれていた。
 平日の午前8時~午後5時半、主に布団の綿の打ち直し(修理)作業に従事していたが、勤務態度はまじめとはいえず、従業員から「会社は仕事をする場所、仕事をしなさい」としかられると、ふてくされたような態度をとったという。
 直接取材していた毎日新聞の女性記者が、現場近くで取材をしていると、出会った○○容疑者が後をつけてくることもあり、10月上旬には1日10回以上、無言電話などをかけてきた。』


 上杉さんは怒ってますが…。

http://diamond.jp/series/uesugi/10057/

 これ、不審者情報の聞き込みからあがってるんですよね。私は匿名報道っていうよりも、この毎日の記事は知的障害者に理解の欠片もありません。

 先日仕事で飛行機使ったんですが知的障害者のグループの優先搭乗がありました。ボランティアが障害者1人に対して1人、もしくは2人ついてました。ある知的障害者がふつうに女性に声をかけてましたがまわりのフォローがあれば、まったく混乱はありませんでしたよ。


 「この知的障害をもった彼はどうして社会的なフォローからこぼれてしまったのかを考えないといけないのでは?」という話にしなくちゃいけないんじゃないかなあと思います。そういった記事を取材されて書いてみてはいかがでしょう?
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 無言電話って・・・、連絡先教えてるからかかってくるんですよね。それってほんとに「つきまとい」なの?。さすがにこの事件は「プリキュアだ、少女漫画だ」といおうが、はあ?って思った人が多いと思いますが、石戸さんもさすがにひどいと感じられたようで、お正月から取材に取り組まれているそうです。ほんとがんばってね。

 以下のような事件もありますから、気をつけたほうがいいと思います。


知的障害者の誤認逮捕 国賠訴訟で100万円賠償命令 宇都宮地裁

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080228/trl0802281350012-n1.htm


PTA再活用論―悩ましき現実を超えて (中公新書ラクレ)/川端 裕人

リスクのモノサシ―安全・安心生活はありうるか (NHKブックス)/中谷内 一也



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コメント

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1 ■法律という価値観に縛られすぎない報道を

年明け早々の朝日新聞で裁判員制度と絡めてさまざまなアンケート結果が載っていました。
まず「軽微な違法事項(たとえば駅前で駐輪など)は場合によっては容認されるか?」という問いに、若い世代ほど容認が多く、高齢者ほど少ない傾向がありました。車が来るはずのない深夜の信号をどこまで守るべきかというのにも似ていますが、私は他人の迷惑にならないことは多少の違法性があっても構わないと考えます。
ここでルールを大上段に振りかざすことは、自分の首をも絞めるし、それにより勝手に「体感治安不安」なる幻想を引き起こすのではないかとも思えます。

それと「日本の刑罰は軽すぎるか?」との問いに60%以上が「軽すぎる」と答えていました。
ここの過去記事に刑務所収容数の話題で「日本の刑罰が軽いとは言えない」旨が述べられていましたが、例えば死刑執行数は先進国で日本と並ぶ死刑存置国アメリカでは日本の2倍です。人口は2.5倍ですから人口比から見ても日本の死刑は多いわけですし、なによりアメリカでは殺人事件の発生率が日本の10倍以上ですから、これから見ても日本はすでに超厳罰の国と言えるはずなのですが、こうした現実を一般の国民に伝える役目を、報道は放棄しているとしか言えません。
たまに良識ある記事が載っても、洪水のような扇動報道の波に飲まれてしまうだけです。

まず「法律」を疑う記事も載せた方が良いのではないでしょうか? 大麻騒動などを見るとそう感じます。海外の映画などを見れば大麻ぐらい普通の人が普通に吸っているシーンがふんだんに出てきますよ。大麻が誘拐と同じ重罪など、日本以外の先進国では考えられません。
温暖化問題なども同じ事が言えると思いますがね。アプリオリに「これが正義」とする報道は人の眼を曇らせます。

2 ■組合員Aさま

こんにちは。
>まず「法律」を疑う記事も載せた方が良いのではないでしょうか? 

一般人はちょっと置いておいて、私はジャーナリストは、「違法」であっても(逸脱度合によりますが)踏み込まなきゃいけないときはやってもいいんじゃないかと思いますよ。法は許さなくても社会がそれは仕方ないというような擁護ができればいいと思うんですけど。でも犯罪報道は、警察の研究職の人のほうが、危ぶむくらい、マスコミのほうが「警察的」なところありますよね。
 ただ、今の状況でそこに踏み込むと、逆ブレしそうで、逆効果かもしれないなという気もします。

>年明け早々の朝日新聞で裁判員制度と絡めてさまざまなアンケート結果が載っていました。

行動としてやってるかどうかなんじゃないかなと思うんですけど、今年の犯罪白書に検挙ペース、受刑者ベースなどで世代別の各国データを掲載してたんですが、基本的には犯罪は若年層の率がけっこう高いんですが、日本は異常ってくらい若者の比率が少なかったです。警察は感謝したほうがいいんじゃないでしょうか。

>温暖化問題なども同じ事が言えると思いますがね。アプリオリに「これが正義」とする報道は人の眼を曇らせます。
ちょっと話ずれるんですが、エマニュエル ル-ロワ-ラデュリの「気候の歴史」を再読してたんですけど、温暖化懐疑論で「17世紀の寒い時期はどうすんねん!」って反論あるんですけど、ここできちんと出てるんですよね。氷河前進したほうが怖いです。家潰れてます>< 寒いと農業が不安定になるから大変ですよ。寒冷化のほうが心配です。歴史の勉強と蓄積って大事だなと思いました。日本も寒かったとき大変だったんですけど、なんかそういう議論出てこないですね。

3 ■続き


>大麻が誘拐と同じ重罪など、日本以外の先進国では考えられません。

大麻の話からはずれるのですが、終末医療の現場の看護婦さんの話などを聞くと、痛みを緩和するための覚せい剤の容量は日本は少なすぎるという話を聞きます。なんとなく微妙なところの議論になりそうな気はしますけど、介護医療のキレイゴトではない話が出てくるようにはなれば、展開がある話かもしれないですね。

あとさらに話がずれるんですが、仙台の筋弛緩剤の裁判は私はどう見ても冤罪に見えるんですよね。せいぜい事故としても、厳し過ぎる・・・。警察や検察の権限やリソース強化はされているので刑事弁護のほうの権限もせめて取り調べの可視化くらいはやってもらわないと、ほんと怖いなと思います。

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