同志社大“類似答案数十枚”
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同志社大“類似答案数十枚”

3月2日 16時57分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

大学入試の問題が試験中にインターネットの質問サイトに投稿されていた問題で、同志社大学は2日、記者会見を開き、質問サイトに寄せられた入試問題の答えと受験生の答案用紙とを照らし合わせた結果、全く同じ答案はなかったものの、類似した答案が数十枚見つかったことを明らかにしました。

この問題は、京都大学、早稲田大学、同志社大学、それに立教大学の入学試験の問題の一部が、試験の時間中にインターネットの「ヤフー知恵袋」という質問サイトに投稿され、解答を教えてほしいという書き込みに対して、答えを教える返事が寄せられていたものです。同志社大学では英語の和文英訳の問題が質問サイトに投稿されたことを確認していて、2日、記者会見を開きました。この中で、田端信廣副学長は「今回の問題には、大きな憤りを感じる」と述べました。そのうえで田端副学長は、1日までの2日間で、受験生4957人分の答案用紙とサイトに寄せられた答えを照らし合わせる調査を行ったことを明らかにしたうえで、「解答の内容が全く同じものはなかったものの、類似している答案が数十枚見つかった。ただ、比較的短い和文英訳の問題なので、似た解答が出ることは当然、考えられる」と述べました。そして「自分たちの力では、不正行為に関わった人物を特定出来ないし、その役割は大学にはない」と述べ、今後、警察の捜査に協力していきたいという考えを示しました。