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アフガニスタン 誤爆で9人死亡

3月3日 4時2分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

アフガニスタン東部で、武装勢力に対する国際部隊の空爆に巻き込まれて子ども9人が死亡し、カルザイ大統領が非難声明を出すなど、国際部隊の誤爆が相次ぐなか、アフガニスタン側の反発が強まっています。

アフガニスタン大統領府によりますと、東部のクナール州で、1日、武装勢力の攻撃を受けた国際部隊がヘリコプターで反撃した際、子ども9人が巻き込まれて死亡したということです。これについて、国際部隊を指揮するアメリカ軍のペトレアス司令官は、2日、武装勢力の位置を間違えて空爆してしまったと、誤爆を認めて、謝罪しました。クナール州では、先月中旬にも、武装勢力に対する国際部隊の空爆などに巻き込まれて市民60人以上が死亡した可能性があり、国際部隊が調査を進めています。一連の市民の犠牲を受けて、クナール州では住民の抗議行動が起きているほか、カルザイ大統領も「市民の犠牲によって、国際部隊はより大きな困難に直面することになる」と警告する非難声明を出すなど、国際部隊の誤爆が相次ぐなか、アフガニスタン側の反発が強まっています。