山口組弘道会ナンバー３を詐欺容疑で逮捕

　愛知県警は４日までに、暴力団員ではないとうそを言い、金融機関の口座を開設し、通帳をだまし取ったとして、詐欺の疑いで、指定暴力団山口組弘道会幹部の津山清次容疑者（５７）＝名古屋市名東区＝を逮捕した。県警によると、津山容疑者は弘道会のナンバー３。

　逮捕容疑は昨年５月１２日、ほか１人と共謀し、名古屋市守山区の金融機関に「暴力団員でない」とうその確約をして自分名義の口座開設を申し込み、通帳１通をだまし取った疑い。

　県警によると、津山容疑者は「口座を開設したのは間違いないが、だますつもりはなかった」と供述している。

　弘道会は今春出所予定の山口組６代目組長篠田建市（通称・司忍）受刑者（６９）の出身母体で、山口組の中核組織。警察庁が全国の都道府県警に取り締まり強化を指示している。（共同）

　［2011年3月4日11時14分］