関西テレビ放送株式会社

京都大学などの入試問題を試験中にインターネットに投稿された事件で、逮捕された仙台市の男子予備校生が試験会場の中から投稿していたことがわかりました。
偽計業務妨害の疑いで逮捕された仙台市の男子予備校生（１９）は、京都大学の英語の入試問題を試験中に携帯電話を使ってインターネットに投稿し、解答を得ることで入試を混乱させて大学の業務を妨害したとされます。
警察の調べに対し予備校生は「京大に合格したかった」「１人でやった」と容疑を認めています。
また予備校生は携帯電話を使った投稿を試験会場の中から行なっていたことが新たにわかりました。
予備校生は投稿の際に使った「ハンドルネーム」が報道されていることを捜査員から知らされると、「そんな所まで報道されていたのか」と驚いた様子を見せたということです。
一方、関係者によりますと予備校生はセンター試験で思うような結果が出ず悩んでいたということです。
そしてセンター試験の２日後には、インターネット上に「仙台でいい精神科や心療内科があれば教えてほしい」という投稿もしていました。
予備校生は警察に、「すごく反省している。迷惑をかけて申し訳ありません」と反省の弁も述べていて、警察は今後犯行の詳しい手口などを追及する方針です。

兵庫県西宮市の病院で、小児用肺炎球菌ワクチンなどを接種した１歳７ヶ月の女の子が翌日に死亡していたことが分かりました。
西宮市によりますと死亡したのは１歳７ヵ月の女の子で２日午後、呼吸していない状態で病院に搬送され死亡が確認されました。
女の子は１日夕方、任意の予防接種である小児用肺炎球菌ワクチンと、ジフテリアなどを予防するＤＰＴワクチンの接種を受け深夜に３９度の発熱があったため２日朝病院で診察を受けました。
その際「状態は良好と診断」され、帰宅していましたが午後１時３０分ごろに女の子が呼吸していないことに母親が気づいたということです。
女の子に基礎疾患などはなかったということです。
１日には宝塚市でも同じワクチンの接種を受けた男の子が死亡していて、厚生労働省は、予防接種と死亡の因果関係を調べています。

去年３月、奈良県桜井市で当時５才の男の子を餓死させたとされる父親の裁判員裁判で、奈良地方裁判所は、懲役９年６ヵ月の判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、桜井市の無職・吉田博被告（３６）です。
判決によると、吉田被告は去年３月、妻の眞朱受刑者（２７）と共謀して、当時５歳の長男・智樹ちゃんに十分な食事を与えずに餓死させました。
判決で奈良地裁の橋本一裁判長は、「人間として扱っていない陰湿かつ卑劣な犯行で、結果は取り返しのつかない重大なもの」と指摘しました。
その上で、「妻の怒りの矛先を自分に向けさせたくないという、自己中心的な動機に酌量の余地はない」として、妻の眞朱受刑者と同じく懲役９年６月を言い渡しました。
最後に裁判長は「３日は智樹ちゃんの命日です。冥福を祈って過ごしてください」と諭しました。

京都大学などの入試問題がインターネット上に投稿された事件で、逮捕された男子予備校生が、「京大に合格したかった」「すごく反省しています」と供述していることが分かりました。偽計業務妨害の疑いで逮捕された仙台市の１９歳の男子予備校生は、京都大学の入試問題を携帯電話を使ってインターネットの「ヤフー知恵袋」に投稿した疑いがもたれています。男子予備校生は警察の調べに対し、「京大に合格したかった」「自分ひとりで携帯電話で投稿した」と容疑を認めています。また、「すごく反省しています。ご迷惑をかけて申し訳ありません」と話しているということです。警察はまもなく、男子予備校生の身柄を仙台から京都に移送し、さらに追及する方針です。

京都大学などの入試問題が試験中にインターネットに投稿された事件で、警察は投稿に関与した疑いが強まったとして仙台市の男子予備校生を逮捕しました。

携帯電話とインターネットを使った前代未聞の「カンニング」。
京都府警は、仙台市に住む１９歳の男子予備校生を、偽計業務妨害の疑いで逮捕しました。
【高校時代の同級生】「頭が良かったのに、何であいつが」
【予備校の同級生】「そういうことをする人という印象はない」
事件は先月２６日に発覚。
京都大学の数学と英語の入試問題が、試験の最中にインターネットの質問サイトに投稿され、多くの回答が寄せられました。
さらに同様の事件が、ほかの３校でも発覚したのです。
警察は書き込みに使われた携帯電話の契約者が、山形県に住むこの予備校生の母親と特定しました。
一時行方が分からなかった予備校生は、３日午前に仙台駅近くで捜査員に発見されました。
【京都大学・松本紘総長】「厳正かつ公正であるべき入学試験でこのような事態が発生したことは誠に遺憾に思う」
発覚すれば「不合格」そして「逮捕」、それでもこうした行為に及んだ理由とは・・・。
【出身高校の校長】「取り立てて変わったところのない、ごく普通の生徒と言っていい。どちらかと言うと数学が苦手と聞いた」
【高校時代のの同級生】「成績上位者に名を連ねるくらいで、悪い成績をとる男ではない。何でかな…」
逮捕された予備校生は、去年３月に地元・山形の県立高校を卒業。
仙台で予備校の寮に入り「浪人生活」をしながら合格を目指していました。
【サイトへの書き込み】「宮城県仙台市でいい精神科・心療内科を教えてください。よろしくお願いします」
１月のセンター試験の２日後には、こんな質問が投稿されていました。
【予備校の担当者】「センター試験で本人からすると思った結果が取れなかった。少し不安になり、二次試験を頑張っていかなければ、という状況だった」
予備校生は「再び浪人はできない」と、精神的に追い詰められていたのでしょうか。
予備校生は容疑を認め「１人でやった」と供述しているということで、警察は詳しい動機や、協力者がいないかどうか調べています。

大阪府議会議員の報酬を３割カットする条例が、３日、府議会の本会議で可決されました。しかし、単なるパフォーマンスではという声もあがっています。
成立したのは、府議会議員の報酬を３割カットして、全国の都道府県議会で最も安いレベルの月額６５万１０００円にするという条例案です。この条例案を最初に提案したのは大阪維新の会。維新の会の代表を務める橋下知事も、今の地方議員の報酬は高すぎると議会で答弁しました。
「日本は世界一高い地方議員の平均報酬なんですだから有権者の皆さんが議員の報酬を下げるといったらみんな拍手喝采になってしまう」（橋下徹大阪府知事）
結果として、これに引きずられるような形で民主・自民・公明・共産の各会派も、同様の議員報酬削減案を提案します。しかし、「３割カットする」という基本的な部分では一致するものの、カットをおこなう期間や、報酬とは別に支払われている政務調査費の扱いを巡って、各会派の主張はなかなかまとまりません。結局、議論の末報酬カットは１年間限りとし、政務調査費も１５％カットするということで決着を見ました。
「当たり前の話。そういう思いで我々は議案を出した」（公明・池側康朗府議）
「色んな形で活動には大きな支障がでる。非常に厳しい話になるだろう」（民主・西脇邦雄府議）
「いくつかの会派が一つの結論を得たのは大きな第一歩となる」（橋下徹大阪府知事）
一方、街の人は「見直されるのはいいことじゃないかと思います」「ちょっとまだ多いような気もします」「パフォーマンスでしょうね。下げるということはやってる仕事に自信がないのだろう」などと話しました。
報酬カットに合わせて仕事もカットしたということにならないよう、各議員にはこれまで以上の働きが期待されます。

大阪府豊能町でおととし、元大工の男性の遺体の手首を切断したうえ山などに棄てたとして、無職の男２人が逮捕されました。死亡した男性は多額の保険金が掛けられ、不可解な交通事故に遭っていました。

死体損壊と遺棄の疑いで逮捕されたのは、神戸市長田区の無職・明石知久容疑者（41）と住居不定・無職の詫間良治容疑者（40）です。警察の調べによりますと、２人はおととし３月頃、元大工の宇野昭二さん（当時57）の遺体から手首を切断し、大阪府豊能町の山中と２人が経営する居酒屋の敷地に棄てたとされます。調べに対し明石容疑者は「間違いありません」と容疑を認めていますが、詫間容疑者は黙秘しています。

「宇野さんは、とにかく真面目な職人さんって感じ。責任感が強い。きっちりしている」（昭二さんを知る人）

無残な姿で見つかった宇野さん。その身辺には、不可解な出来事が相次いでいました。2005年９月、宇野さんは仕事で知り合った男と養子縁組してこの男の「父親」となりました。

そして2007年５月、横断歩道を飛び出した昭二さんは走ってきたトラックと接触。瀕死の重傷を負いました。宇野さんは大阪府柏原市の国道で深夜事故に巻き込まれ、脳に重い障害が残りました。宇野さんにはおよそ4000万円の生命保険が掛けられていて、支払われた保険金の大半を養子となった男が受け取ったとみられています。

さらに高槻市の堤防で去年４月、首を絞めて殺害されポリ袋に入れられた宇野津由子さん（当時36）の遺体が見つかりました。男は津由子さんとも養子縁組、その後すぐに複数の生命保険を掛けていたのです。総額はおよそ２１００万円、受け取り人は男とその妻でした。

「内装の仕事上、保険の一つに入ったが、他は勝手に（津由子さんが）入ったと聞いた」（男の家族を知る人）

一方で津由子さんは養子縁組や保険について不審に思い、警察に相談の電話をかけていたといいます。しかし、警察が捜査に乗り出した去年５月、男は京都府舞鶴市で練炭自殺を図り遺体で見つかったのです。

その後の捜査で、男の妻をはじめ今回逮捕された詫間容疑者など合わせて10人による交通事故を装った保険金詐欺が発覚、指示をしたのは自殺した男であることがわかっています。

男を中心に相次いだ不審な死。警察は、宇野さんが殺害された経緯について２人を追及するとともに、養子縁組と生命保険が掛けられたいきさつについても慎重に調べています。

去年、有名たこ焼き店「大たこ」による大阪市の土地の不法占拠が問題となった道頓堀で、今度は、隣で営業するたい焼き店も、市の土地を不法占拠しているとして、市に訴えられていたことが分かりました。大阪・ミナミの道頓堀に、ぽつりと店を構えるたい焼き店「浪花堂」。実は、この店がある場所は大阪市の土地で、約２．６平方メートルを占拠している状態が続いているのです。そして、店の隣には何やら重々しい雰囲気のフェンスやプランターが。ここは、つい３か月ほど前にある騒動があった場所なんです。「たこ焼きいかがですかどうぞ〜」。この場所では、有名たこ焼き店「大たこ」が、長年にわたり営業を続けていました。しかし、「市の土地を不法占拠している」として大阪市が裁判を起こし、去年７月に最高裁で店側の敗訴が確定。去年１２月、「大たこ」が自主撤去していたのです。今回、問題となっているたい焼き店があるのは、「大たこ」があった場所のすぐ北側。大阪市が「不法占拠している」として退去を求めたところ、店側は、「大たこが立ち退いたら撤去する」と話していたといいます。しかし、大たこの退去後もいっこうに撤去しないため、市は先月３日付けで、土地の明け渡しを求める訴えを大阪地裁に起こしました。すでに立ち退き、近くで営業を続けている大たこの林美樹店長は、「うちがどかされた土地とか隣の宅地を、大阪市は隣接地主にだったら売れると言っているんです。だから大阪市として売れない土地じゃないんです。解決方法はあるんやからもうちょっと柔軟な行政の仕事をしてほしいですね」と話し、不法占拠の状態を解消するために市は土地を売却してほしいと訴えます。一方、大阪市は「市有地の不法占拠には今後も厳しい姿勢で臨む」と話しています。

春の訪れを告げる「イカナゴ」の新子漁が３日、解禁を迎えました。漁港や地元の商店街は、待ちわびた風物詩の到来に沸き立っています。
とれたてのイカナゴの稚魚を、甘辛く味付けした「くぎ煮」。ごはんのおかずや酒の肴として、地元では食卓に欠かせない春の味覚です。３日、イカナゴ漁が去年よりも４日遅れで解禁を迎えました。潮のぶつかり合いがはげしく、絶好の漁場となっている明石海峡には朝早くからたくさんの漁船が集まり、競い合うように網を投げ入れていきました。近年は漁獲量が安定せず、「漁師泣かせ」のイカナゴ漁ですが、取材で乗せていただいた漁船の福田康弘船長は「（とれているイカナゴの中に）１センチくらいのもまだおるもんな。（成長が）遅い。（５センチくらいのを指差し）これくらいに育っていないとね」「みんな炊いてくれたら俺らも助かるし、まあがんばっていくわ」と話していました。地元の商店街では、とれたばかりのイカナゴが早くも並べられ、待ちわびたお客さんが駆けつけました。客の一人は「垂水にやっと春が来たわ、東京とか京都とかに毎年贈ってますから、みんな待ってると思うんや」と話していました。値段は例年よりも少し高めですがことしは豊漁が期待できそうとのことで、地元の家庭では「くぎ煮」の香りが漂う日が続きそうです。

高島屋大阪店は４年にわたる大規模な改装を終え、３日グランドオープンしました。新規出店や改装オープンが相次ぐ大阪で百貨店競争がさらに過熱しそうです。スタッフがバラを配って客を出迎えた高島屋大阪店。３日グランドオープンを迎えました。今回で改装がすべて終わり、売り場面積は以前の１．４倍となる７万８０００平方メートルになりました。中でも特に力をいれたのが、タカシマヤメンズと名付けられた紳士服・雑貨のフロアです。２階から５階までテーマ別にショップが並ぶ各フロアにはビジネスからカジュアルまで４００以上のブランドが並びます。男性客は「いろんなブランドがかたまっているからいい」と話していました。また紳士雑貨売り場では百貨店ではめずらしく、有料で靴磨きをしてもらえるなど、サービス面も充実しています。専門職人が靴磨きだけでなくお手入れ方法のアドバイスなども行います。またフロアの広さを活かして、紳士服と婦人服を同じフロアに並べることで、ファミリーやカップルの客の取り込みを狙います。家族客は「はじめはちょっとびっくりした。いつもは男性の階と女性の階は違うけどこんな風になっていて。でも娘のも靴買ったし、男性用と女性用を続けて買えるのでよかった」と話していました。グランドオープンを記念してダイヤをちりばめた２億４０００万円相当のブラジャーも展示するなど華々しく門出を祝った高島屋大阪店。しかし大阪では、来月の大丸大阪店や５月のＪＲ大阪三越伊勢丹など、百貨店のリニューアルオープンや新規出店などが相次ぎ、厳しい競争が待っています。高島屋・鈴木弘治社長「あまりライバルのお店のことは気にしないで、サービスを極めていくにつきると思う」と話しました。一方、りそな総合研究所の荒木秀之主任研究員は「百貨店マーケットが縮小傾向の中での相次ぐ増床や新規オープン。需給バランスを考えると各百貨店とも厳しいと思う」と分析しています。高島屋のグランドオープンでさらに過熱する大阪の百貨店競争。生き残りをかけた厳しい戦いが始まります。

京都大学などの入試問題がインターネット上に投稿された事件で、警察は投稿に関与した疑いがあり行方不明だった男子予備校生を発見し、事情聴取を始めました。

偽計業務妨害の疑いで任意の事情聴取を受けているのは、仙台市の１９歳の男子予備校生です。この事件は先月、京都大学など４つの大学の試験中に、問題がインターネット上に投稿されたものです。この予備校生は去年３月に山形県内の高校を卒業し、仙台市にある予備校の寮で生活していて、先月に事件があった大学全てを受験していました。予備校生は行方が分からなくなっていましたが、警察はきょう午前、仙台市内で１人でいた予備校生を発見し、先ほどから任意で事情を聴いています。警察はこの予備校生の逮捕状を請求していて、容疑が固まり次第逮捕する方針です。

兵庫県宝塚市の病院で、細菌性髄膜炎を予防するヒブワクチンなどを接種した２歳の男の子が、翌日に死亡していたことが分かりました。

宝塚市によりますと、男の子（２）は先月２８日、任意の予防接種であるヒブワクチンと小児用肺炎球菌ワクチンを市内の医療機関で接種しました。しかし、その翌朝に心肺停止状態となり、病院に運ばれましたがまもなく死亡しました。この男の子は、心臓などに基礎疾患があったということです。宝塚市健康福祉部健康推進課は「問診とか、接種の説明とか医師の方からされてますし、当日は問題はなかった」と話しています。いまのところ死亡の原因は分かっておらず、厚生労働省が因果関係について調べる方針です。

京都大学など４大学の入試問題が、試験中にインターネット上に投稿された事件で、山形県出身で仙台市に住む男子予備校生が関与した疑いが強まりました。警察は任意で事情を聴き、容疑が固まり次第逮捕する方針です。

京都府警と警視庁のこれまでの調べで、京都大学や早稲田大学など４大学の試験問題の投稿には、全て同じ「ＮＴＴドコモ」の携帯電話が使用されたことが分かっています。その後の調べで、山形県出身で仙台市の予備校に通う１９歳の男子予備校生が、この携帯電話を使って投稿に関わった疑いが強まりました。この携帯電話の契約者は、山形県に住む予備校生の母親でした。京都大学が調べたところ、予備校生の答案とインターネットに投稿された回答がよく似ていたということです。またセンター試験の直後には「宮城県仙台市でいい精神科・心療内科を教えてください」との書き込みもあり、この予備校生が投稿したとみられます。予備校生は２日夜から行方が分からず、母親からの電話にも出なかったということです。警察は予備校生の行方を捜すとともに、近く逮捕状を取る方針です。

ニュージーランドで起きた地震で、語学研修中に被災した奈良県の帝塚山大学の学生が３日、帰国しました。

帝塚山大学の学生１４人と引率の女性教員は、先月１７日からクライストチャーチにある大学の語学研修に参加していました。学生は校舎の中で被災しましたが、けがはなく、その後はそれぞれのホストファミリーの家で過ごし、早期に帰国する準備を進めていたということです。「（地震が起きた時は）みんなで手をつかんで地べたに伏せた。外に出たら目の前はガラスの（破片の）道が何メートルも続いてた」（引率した女性教員）。「無事に全員帰ってこれたのは奇跡的なことだと思っている」（山本良一学長）。また、被災した富山外国語専門学校の生徒３人も３日朝、関西空港に帰国しました。

大阪府議会の特別委員会で、議員報酬を３割削減する条例案が、審議されています。この条例案は３日午後の本会議で採決される予定です。

３日午前１０時から開かれている大阪府議会の特別委員会では、５つの主要会派が提出した府議会議員の報酬を削減する条例案を審議しています。各会派の条例案では月額９３万円の議員報酬を３割削減して６５万円にする点は一致しています。ただ削減の期間について大阪維新の会と共産が無期限とする一方、民主、自民、公明は来年３月までの１年間としています。
橋下知事は、「廃案はないでしょう。廃案したら地方議会は見捨てられる。各会派は府議会で３割カットをいっているわけだから」と話しています。
これらの条例案はきょう午後開かれる本会議で採決される予定です。

春の訪れを告げる「イカナゴ」の新子漁が３日解禁を迎え、この日を待ちわびた漁師たちが一斉に明石海峡で漁を行いました。

くぎ煮や釜揚げにされるとれたてのイカナゴの稚魚・新子は、この時期にしか食べられない春の味覚として知られます。漁の解禁を迎えた３日は、朝早くからたくさんのイカナゴ漁船が漁場の明石海峡に集まりました。そして、２隻の船で網を引っ張る「ふなびき網」と呼ばれる漁法で漁をしました。ことしは海水の温度が低いためイカナゴの成長が遅く、例年よりもこぶりなものが多いということです。船長は「１センチくらいのもいる。成長が遅い。」などと話していました。鮮度が重要なイカナゴは漁港に着くとすぐに競りにかけられました。落札価格は例年並みということで、３日のうちに地元の商店やデパートに並びます。

４年にわたる大規模な改装を行っていた高島屋・大阪店がグランドオープンしました。

高島屋大阪店ではスタッフがバラを配って客を出迎えました。今回の改装で売り場面積が以前の１．４倍となる７万８０００平方メートルになりました。特に２階から５階までの紳士服・雑貨のフロアは日本初出店のショップなど１００以上の新規ブランドが並びます。高島屋大阪店の店長は「長期間の工事でしたので長い間、お客様にご迷惑をおかけしました。やっとこさお楽しみいただける店にできたのではないか」客は「いろいろキレイになってるもんね。だから来て楽しかった」と話していました。店内には２０００個以上のダイヤがちりばめられた２億４０００万円相当のブラジャーが展示されグランドオープンに華をそえています。高島屋大阪店は年間３２０億円の売り上げ増をめざすということです。

ガラス片を大量に不法投棄したとして社会福祉法人の理事長らが逮捕された事件で、神戸地検姫路支部は理事長ら３人を「処分保留」で釈放しました。

釈放されたのは、姫路市の社会福祉法人「五倫会」の灘歌子理事長（７４）ら３人です。灘理事長らは、高砂市の空き地にガラス片およそ６７０トンを不法投棄した廃棄物処理法違反の疑いで先月１０日に逮捕されました。五倫会は空き瓶を砕いてリサイクルする業務を市から請け負っていて、警察は引き取り手が見つからなかったガラス片を不法投棄したとみて捜査していました。しかし、現場のガラス片がすでに運び出されていて被害が深刻ではなく、灘理事長らにどこまで不法投棄の認識があったのかもはっきりしませんでした。そのため神戸地検姫路支部は拘置の期限を迎えた２日、３人を処分保留として釈放しました。