2011年3月4日1時25分
ニュージーランド南部地震で被災した富山外国語専門学校の学生3人が3日に帰国し、富山市職員を通じてコメントを発表した。
柿澤里沙さん(19)は「ただ行方不明の友達が早く見つかり、病院にいる友達が回復することを願っています。まだ傷が癒えるのに時間がかかると思いますが、自分は自分にできることをやっていこうと思います。私たちを救ってくれた人、心配してくれた人、助けてくれた人、みなさんに感謝しています。早くみんなに会いたいです。生きていてほしいです」と仲間への思いをつづった。
南幸雄さん(19)は「僕たちのことを助けてくれたレスキューの方や世話をしてくれたホストファミリーや先生などたくさんの方に感謝しています。まだ見つかっていないみんなを残して日本に帰るのは申し訳ない気持ちです」。
佐藤博子さん(62)は「自分が生き残ったのは本当に奇跡です。まだ居所不明の友人を含む多くの人たちが一刻も早く見つけられるよう祈っています。私たちを助け出してくださった方々、その後、家族や友人のように温かく面倒を見てくださった方々に、心より感謝します。いまだに多くの友人が安否不明という現実をまだ受け入れ切れていません。様々な葛藤が心の中にうずまいています。どうか静かに私たちを見守ってくださいますよう、心からお願いします」と複雑な思いを明かした。