NHK福岡のニュース　福岡放送局

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男子生徒自殺で学校が報告書

去年７月、太宰府市の私立高校で、１年生の男子生徒が自殺したことを受けて、学校側が、自殺の原因はわからなかったものの部活動で上級生から厳しい指導が行われていたとする報告書をまとめ、県に提出していたことがわかりました。太宰府市の私立筑紫台高校では、去年７月、剣道部の部員だった１年生の男子生徒が学校の体育館で自殺を図り、３日後に亡くなりました。
筑紫台高校によりますと、男子生徒は「部活動をやめたい。つらい」という内容のメールを母親に送っていたということで、学校では、剣道部の部員や顧問、それにクラスメートにアンケートや面談を行い、いじめがなかったかどうか調査を進めていました。
学校側は調査結果を報告書にまとめ、去年９月、県に提出し、この中で、いじめがあったかどうかは確認できなかったものの部活動の中で、上級生から正座をさせられたり平手でたたかれたりするなど、厳しい指導があったとしています。その一方で、厳しい指導が自殺につながる原因になったかどうかはわからないとしています。
筑紫台高校は「生徒が亡くなったことは非常に残念で、関係者には申し分けない気持ちです。こうしたことが２度と起きないようにしたい」と話しています。

03月03日　19時48分

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