社会
日米共同警護訓練が終了
(山口県)
テロ攻撃などからアメリカ軍施設を守る日米共同の警護訓練が岩国基地などで行われ3日終了式が行われた。ことしの日米共同の警護訓練は2月28日から3日までの4日間、岩国基地や広島県の弾薬庫などのアメリカ軍施設で行われた。アメリカ軍岩国基地で陸上自衛隊が警護訓練を行うのは今回が8回目で、2004年からはアメリカ軍と共同で訓練を行っている。今回の訓練にはアメリカ側から海兵隊・海軍・陸軍の兵士や民間人合わせて約300人、陸上自衛隊からは広島・海田市駐屯地の第46普通科連隊の隊員約200人が参加した。アメリカ軍や陸上自衛隊によると今回は基地内での航空機墜落や化学兵器によるテロ攻撃などで多数の死傷者が出たことを想定した対処訓練や人質の救出訓練などが行われたという。日米双方の隊員が参加した終了式で第46普通科連隊の大元宏明連隊長は「訓練は日米間の相互理解の重要な現場と位置づけ、今後も継続する必要がある」と訓示した。またアメリカ海兵隊岩国基地のダヴィン・キース副司令官も「この訓練で我々の連携をさらに向上させることができ十分な成果を得ることもできた」と述べた。在日アメリカ軍の施設を自衛隊が警護するのはアメリカ同時多発テロが起きた2001年に自衛隊法が改正されて可能となった。[ 3/3 19:54 山口放送]