マツダは2日、タイの合弁会社オートアライアンス・タイランド(AAT)で小型車アクセラの生産を始めたと発表した。同工場での乗用車生産はデミオに続き2車種目。東南アジアで拡大する需要に合わせ、現地生産を拡充する。
タイのラヨーン県にある、米フォード・モーターとの合弁会社AATの乗用車工場で1月から生産を始めた。タイでの販売向けに生産する。将来は、インドネシアなど東南アジア諸国への輸出も検討する。
現地生産で価格競争力を高め、販売増につなげる。これまでタイでは、フィリピンにあるフォードの工場で委託生産した旧型アクセラを販売していた。この旧型アクセラの販売も継続する。
マツダの中峯勇二常務執行役員海外販売本部長は「成長著しいタイで生産するアクセラが、地域の飛躍の原動力となることを期待している」と話している。
【写真説明】1月にアクセラの生産を始めたAATの乗用車工場
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