LEDの電源を取り出す

掲示板で「LEDの電源の出し方も解説して」とコメントがあったので掲載。


まず、LEDとはなんぞや。
3Vくらいの電圧を掛けると電流が流れ始めて光るモノです。
コンデンサなどと同じく、プラスマイナスの極性があります。

これがLED(発光ダイオード)です。



新品の場合、足が短い方がマイナス(カソード)で、長い方がプラス(アノード)になってます。
が、この画像のは大半が基板から外したやつなのでアテになりませんw

大抵、内部電極が大きい方がカソード側なのですが、簡易に調べるために



リチウムコイン電池を使ってこんな風に極性を調べたり。


で、光らせるとこうなります。


まぁ詳しくはgoogle先生に聞いてみてください。


と、まぁここからが本題。
「3V程度の電圧を掛ける」と「電流が流れ」て「エネルギーが光として放出され」るので、  (参考:V[電圧] x I[電流] = W[電力])
まずは「3Vの電圧」をファミコン内から取ってやらねばなりません。


で、新しいロット基板の画像で、旧ロットの方には申し訳ないのですが、僕はここから電源を取りました。

 

茶色で塗ったところはGND(0V)、赤のところは電源から電圧が掛かっているところです。
カソード側をGNDに繋ぎ、アノード側を赤い側に繋げばLEDに電圧が掛かるので光ります。

が、試しに電圧を測ってみると


4.89V、およそ5Vかかっています。
5VもLEDに掛けると焼けちまいますので、電流を制限してやります。
LEDの電流制限抵抗の求め方
こんな便利なサイトがあるので、ありがたく使わせてもらいましょう。
と、LEDに掛かる電圧は4.89V≒5Vとして、LED電圧はわからないので(データシートがあればわかるのですが)3Vとして、
流したい電流は15mAくらいでよいでしょう。たぶん。



こうなりました。
約5Vの定電圧が掛かっているので、150Ωの抵抗で電流制限してやればよさそうです。

ということで



回路図にするまでもないですが、この回路を

   ファミコンのスイッチをONに入れたときに5Vが掛かるところに組み込んでやれば

OKです。

上の画像で示した、茶色と赤の場所はスイッチを入れたときに5Vが掛かる場所なので
自分のやりやすい場所から取ってやればよいでーす


** とらぶるしゅーてぃんぐ **

LEDが光らない
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