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引退ロナウドが格闘界〝進出〟

2011年03月03日
スポーツ

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2月14日に現役引退を表明した元ブラジル代表FWロナウド(34)が格闘技界に進出する可能性が出てきた。ロナウドは代理人に転身し、すでにマネジメント事務所を立ち上げた。ところが所属契約の第1号はサッカー選手ではなく、意外にも「世界最強」の格闘家アンデウソン・シウバ(35)。実はサッカー界の怪物は、現役時代から格闘界と太いパイプを持っており、プロモーターとしても活動する方針。日本と違い、盛り上がる米国のマットを中心に主催大会の開催まで早くも視野に入れている。

マネジメント第1号はUFCの世界ミドル級王者アンデウソン

 史上最強のストライカーと呼ばれたロナウドが現役時代に稼いだ金はハンパじゃない。
 ブラジル誌「イスト・エ」によると、18歳以降にプレーしたPSV(オランダ)、バルセロナ(スペイン)、インテル(イタリア)、レアル・マドリード(スペイン)、ACミラン(イタリア)、コリンチャンス(ブラジル)で得た年俸の総額は実に2億5000万ドル(約205億円)。
 引退会見で「サッカーは僕にすべてを与えてくれた。輝くように美しい時をすごしてきた」と語ったロナウドは、この豊富な資金を元手に代理人業をスタートさせた。
 すでに「9INE」というマネジメント事務所を開設。主にサッカー界を中心にエージェントとして活動していくが、他ジャンルの一流アスリートもサポートしていく予定だ。実際、ロナウドの事務所の所属第1号はサッカー選手ではなく、なんと米総合格闘技団体・UFCの世界ミドル級王者アンデウソン・シウバなのだ。
 長い手足を武器に「ザ・スパイダー」の異名を持つアンデウソンは、ロナウドと同じブラジル出身。日本のPRIDEでは目立った活躍は見せなかったが、2006年から主戦場を米国に移すと破竹の連勝街道をばく進。オクタゴン(UFC独特の金網八角形リング)では13連勝中、UFC王座も8度防衛しており、「パウンド・フォー・パウンド」との呼び声が高い現役最強ファイターだ。
 ロナウドは現役時代からアンデウソンと親交があった。またかつてアンデウソンに投資したことが縁で、マーケティングビジネスの権利を45%保有。そこから所属契約にまでこぎつけたという。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」によると、ロナウドは自身の経験を生かしながら、今後も最強格闘家をフルサポートしていく方針だ。
 しかもロナウドは格闘技イベントのプロモーター業自体にも興味を示しているという。
 もともとボクシングをトレーニングに取り入れるなど格闘技に対し、関心と知識も持っている。このためその世界的な知名度を生かし、格闘技大会開催も視野に入れているようだ。
 人気低迷にあえぐ日本マットとは違い、米国の格闘技熱は上がる一方。中でも敏腕のダナ・ホワイト代表(41)率いるUFCの認知度は高く、会場は満員の連続。スポーツの殿堂「マジソンスクエア・ガーデン」進出も狙っているほどだ。
 ロナウドには多くの個人スポンサーがおり、格闘技ブームが続く米国を拠点に本格進出する可能性もあるという。また総合格闘技ではブラジル出身の強豪選手が多数活躍している。母国の生んだスーパースター・ロナウドが「男の中の男たち、出てこいや〜!」などと呼びかけて新たなリングを作れば、ブラジリアンファイターたちが一斉に戦いの輪に飛び込んでくるに違いない。

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