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最終更新:2011年3月3日(木) 19時32分

前原外相「全額返却したい」

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 前原外務大臣が3日夕方、会見を開いて、「政治とカネ」の問題について釈明しました。脱税事件で有罪判決を受けた人物と面識があること認め、関係する企業からのパーティー券購入代金などを全額返還することを明らかにしました。

 「道義的責任をもちまして、献金については全額、今までの分を返却したいと」(前原誠司外相)

 前原大臣はこのように述べた上で、脱税事件で有罪判決を受けた人物と面識があることを認めました。

 また、前原大臣は政治資金収支報告書に事実と異なる記載をしたことについて、実際は、この人物が経営に関わる東京・千代田区内の経営コンサルタント会社からパーティー券の購入を受けていたことを明らかにしました。

 さらに前原大臣は、総務省で収支報告書の訂正を行ったと述べたうえで、「国会議員として、閣僚としての責任を果たして行きたい」と辞任の考えがないことを明らかにしました。

 一方、前原大臣の会見について、菅総理は次のように述べました。

 「ご本人がちゃんと説明をすると聞いていましたし、きょうの会見、細かいことは知りませんが、きちんとされたのではないでしょうか」(菅首相)
(03日18:42)

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