2011 年
2 月
25 日
「折り込みチラシ」と「投げ込みチラシ」、分別方法はなぜ違う?
〜紙類の分別で悩める人たちの古紙回収業者見学〜
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私たちは資源回収に出す古紙を、 ◆新聞(折り込みチラシも) ◆雑誌・書籍・ざつがみ ◆段ボール ◆紙パック に分けています。
新聞に折り込まれる「チラシ」と郵便受けに投げ込まれる「チラシ」は同じ紙質なのに、どうして折り込みチラシは「新聞」に入れ、郵便受けに入ったチラシは「雑紙(ざつがみ)」に分けなければならないの?投げ込みチラシを「新聞」の方に入れたっていいじゃない。一緒にしてはいけない理由があるの?そもそも、分けて出された紙類はどういう紙に生まれ変わるの?―「どうしてなの?」「なんでなのよ」と訊かれ、「んー、なんでなんだろう?」と私も答えられず。そこで、杉並ネットの環境部会は古紙回収業者の「王子斎藤」(キャー!ハンカチ王子の斎藤王子?ちゃう、ちゃう、王子斎藤)さんからお話をうかがってそのもやもやを「スッキリ!」させようということになりました。
すると驚くべきことが。 ●茶封筒や茶紙はダンボールと一緒でOK。「雑紙」の中から「茶色の紙(封筒など)」を手選別で抜き取ってダンボールと一緒にしていました。 ●新聞と折り込みチラシは一緒に溶かすので「新聞」に入れてOK。 ●茶色の新聞袋に入れられた新聞は手作業で袋が外され、茶色の袋はダンボールと一緒に。白色の新聞袋であれば外さなくてよいのでそのまま積み込まれます。 ●ダンボールについている巨大なホチキス、書類についているホチキス、クリップ等の金具は紙を溶かす工程で沈殿するため磁石で取り除くことができる。わざわざ外さなくてOK。 ●封筒の窓(透明のポリ製)、セロハンテープ、ガムテープなども剥がさなくてOK。 一同「へ〜ぇ!」の連発でした。
なまじ詳しくなってしまった私たちは、資源を出そうとしたときにジーッと紙を眺めてたたずむことに。区の分別ルールと違う出し方をしてしまうとイエローカードつけられてしまう。
なぜ、ゴミ・資源は、全国どこでも同じ分別方法になぜならないのだろうか。不思議。
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