2011年3月3日13時26分
京都大など4大学の入試問題がネット掲示板に投稿された事件で、京都府警は3日午後、投稿に使われた携帯電話を所持していたとみられる仙台市在住の男子予備校生(19)の事情聴取を始めた。捜査関係者への取材で分かった。予備校生は一時所在不明となったが、宮城県警が同日正午前に同市内で身柄を確保した。府警は偽計業務妨害容疑で同日午後に逮捕状を請求。容疑が固まり次第、逮捕する。
捜査関係者らによると、予備校生は山形の県立高校を昨春卒業。現在は仙台市内の予備校に在籍し、同校の学生寮に住んでいる。今年2月8〜26日にそれぞれ実施された、同志社大(京都市)、立教大(東京都)、早稲田大(同)、京都大(京都市)の入学試験を受験していた。
大学側は同26日、各大学の英語や数学の試験中に計12回、ネット掲示板「ヤフー知恵袋」に「解答」を募る投稿が繰り返され、別の投稿者から解答が寄せられていたことを確認。捜査関係者によると、このうち京都大での予備校生の答案は、投稿された解答とほぼ同じだったという。
京都大は3日午前、偽計業務妨害容疑で被害届を京都府警に提出した。
解答を求める投稿には、いずれも「aicezuki」のIDが使われていた。同一のIDは、予備校生が在籍していた大手予備校が京大受験生向けに昨年12月〜今年1月に行った冬期講習の問題が、掲示板に投稿される際も使われていた。
山形県の教育関係者らによると、予備校生は家族や出身高校に対し、試験結果について、不正が発覚した4大学のうち1校と、4大学以外の私立大の計2校に合格したと伝えていたという。