2011-02-17 02:30:51

日本の借金

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先日財務省が発表した数字によると、2010年12月末時点の国の借金が919兆1511億円になったそうです。

過去最大を更新した形で借金の増加に歯止めがかかっていません。
国民1人あたり722万円の借金を背負っていることになります。

これまでも何度か『hirog』で、国の借金について書いたことがありますが、借金を返すために借金を繰り返している異常
な状態です。

ただ、これは国(中央政府)に限ったことではありません。

今朝ほど、樫野孝人さんのツイッターを見ていたら、神戸市の税制状況についてのコメントがありました。

現在の神戸市の借金は2兆5千億円で、利息だけでも500億円にのぼるそう。
しかも、この500億円というのは神戸市税収の2割にも相当するそうです。
赤字財政続きの地方自治体の現状をよく表していると思います。

樫野さんは元IMJの社長で、一昨年の神戸市長選で惜しくも敗れたものの、おそらく次期市長になられる方なので、財政再建へ期待してます(^^)。

現在は、国と地方自治体の借金合計が資産合計を上回っています。

つまり、企業で言うなら債務超過状態。
個人金融資産が1,400兆円あるから大丈夫・・・みたいに言われていますが、借金合計額は既に1,000兆円を超えており、肉薄してくるのは時間の問題かと思います。

あまり関係ないですけど、日本郵便って総資産2兆円ないのに、そのうち1兆以上が退職給付引当金なんだそうです。
いやはや・・・。

一刻も早く手を打っていかないと・・・。
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2011-02-16 01:40:32

ワタミ会長の出馬と藤野氏

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昼間ツイッターでもつぶやきましたが、以前から噂のあったとおり、ワタミ会長の渡辺美樹氏が東京都知事選に立候補しました。

渡辺氏は一代で「和民」を中心とする巨大居酒屋チェーンをつくり上げたことでその名が知られていますが、私は一度もお逢いしたことがないので、渡辺氏についてコメントできる立場にないのですが、幸い藤野英人氏が彼のブログで渡辺さんのことを書かれていたので、ここでご紹介します。

http://ameblo.jp/hidetofujino/

これを読むに、相当な人格者であり、信頼できる方のように察します。

藤野氏は知る人ぞ知る「天才ファンドマネージャー」と言われた方で、かなりの数の経営者の方々にお逢いになった経験がおありです。
大手投信をサクッと退職された後は「レオス・キャピタルワークス」という会社を創業されました。

fonfunは以前の社長のときに、藤野氏にIRのコンサルティングをお願いしていたことがあり、藤野氏の著書内で事業をご紹介いただいたこともあります(その事業は現在営んでおりませんんが(^^;))。

藤野氏は大学の講師もされていたので、その講義を聴きに行ったこともありますが、平凡な授業に飽きた学生たちにとって興味をそそる素晴らしいものでした。

話は少しそれてしまいましたが、私は実は、ワタミ系の居酒屋には一度も足を運んだ記憶がないのです。
藤野氏が「超まずくてとても残念な気持ちになる」と言っていた「チムニー」は一度ありますが・・・(^^;)。

そもそも居酒屋というところにあまり行かないのですが、今回を機に今度一度行ってみたいと思います。

そして、4月の都知事選を見守りたいと思います。
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2011-02-15 01:42:02

世界の情報量

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今日は新聞の休刊日でしたが、最近フォローした夏野さんが、ツイッターで「休刊があると新聞が無くても生活できることが分かって更に新聞離れが進む。なぜ全紙休刊なんだろう」という投げかけをしたところ、かなりの意見が出ていました(^^;)。

その内容はさておき、個人的にも1紙ぐらい休刊しない新聞があっても良いのに・・・と思います。

もっとも、最近は新聞を読まない日があっても、それほど違和感を感じなくなりました。
WEB系のニュースやソーシャルメディアでいち早く情報を仕入れることができるからです。

私は経験があるのですが、新聞記者は「自分の興味のある会社」というのがあって、そこを贔屓して記事を掲載しがちです。

なので、例えば日経新聞はビジネスピープルにとっては必須と言われる新聞ですが、日経に載る記事が必ずしも「良質」とは限らないと思います。

そういう意味では、ソーシャルメディアも主観が入るわけですが、各分野の人達の情報を集めれば、結果として平均化された情報が入ってくる気がします。

ところで、今世界にはどれぐらいの情報量があるのでしょうか?

そんなことこれまで考えたこともなかったのですが、米国の大学の研究によると、295エクサバイトの情報があるとか。
これは百京バイトに該当するらしいのですが、我々一般人にはイメージが湧かないのですが、これらの情報をCD-ROMに入れて積み上げると、月までの距離を超えてしまうそうです。
そのうち、実に今や94%がデジタル化されているとか。

すごくないですか?

既に2002年にアナログよりもデジタルのデータ量が上回っていたそうです。

そんな膨大な情報量から必要な情報を見つけるのは容易ではなさそうですが、そんなときに検索エンジンとか、ソーシャルメディアが役に立ちそうですよね。

個人的には、情報に振り回される日々にウンザリするときがきそうな気がします。

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2011-02-14 01:17:40

ザックと馬の家

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今日は「世田谷公園」というところに行ってきました。

公園で遊んだり、戯れたりしている光景をみると、ホント平和だな~と思いました。

ところで、この世田谷公園へは手作りの遊具があるということで興味を持ったのですが、少年達が喜びそうなガラクタや隠れ場所がありました。

私は小さい頃から木の上に家が欲しかったので、遊び心がある家は大好きです。

ところで、最近ネット企業として世界に名前を轟かせている2大企業、一つは米国のSNS大手のFacebook、もう一つは中国のIM大手のTencent。

これら二つの企業のCEOの邸宅が、あまりにギャップがあって興味深いのでご紹介します。

Facebookのザッカーバーグ氏は、最近の映画「ソーシャルネットワーク」の効果もあり、一躍時の人となっていますが、私生活は意外と質素です。
元々技術者ということもあり、あまり派手な暮らしは好まないそうです。

最近ネットでも騒がれたその新邸宅は以下のもの。

$中国好きで好奇心旺盛な男のブログ

普通の住宅街の建売住宅に毛が生えたような雰囲気です。

一方のTencentのCEOの馬化騰氏は、さすがに中国サクセスストーリーの主人公と
あって、かなりバブッっています。

以下は、同じく馬氏の新邸宅。

$中国好きで好奇心旺盛な男のブログ


かなり違うと思いませんか?

もちろん、家が人格を表すものではないかも知れませんが、あまりに対象的だったのでお披露目しちゃいました。
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2011-02-13 02:15:32

「シェア」のビジネス

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最近、『SHARE』という本を読みました。

この「SHARE」は「共有」という意味で、これをテーマとした米国で流行しているビジネスを色々紹介していました。

確かに、今は時期的にもニーズが高まってるんだろうな・・・と思います。

CO2削減を中心とした「地球環境保護」の動きの高まり、そして昨今の不景気から来る節約ムード。

「資源の無駄をなくす」という基盤は整っていると思います。

「SHARE」の発想は、身近なところでいうと、「カーシェアリング」「ルームシェアリング」などですが、最近は色々なものがあるようです。

「SHARE」といっても、「共有」「交換」「リサイクル」というのがあるのですが、「物の個人レンタル」「空いている部屋やスペースの貸出」「DVD宅配レンタル」「自転車レンタル」「子供服交換」「玩具レンタル」などなど。

これらは「スペース」「物」「時間」などの無駄を無くすという発想から生まれたものです。
中には、「同じ方角の人達が同乗して通勤する」というのもあるそうです。

でも、こういったスワップ系のサービスで、日本で大成功した例というのはあまり目にしたことがありません。

どうしてなのでしょうか?
日本が遅れているのか?

こういった「SHARE」に基づいたビジネスを支えているのはネット上のマッチングシステムなわけですが、その根幹にあるのは「他人への信頼」だそうです。

そうすると、もしかしたら外国人に比べて日本人は他人を信用するのに時間がかかる国民性なのかも知れない、と思いました。

ただ、間違いなく流れはそういう方向に行くような気がします。

そういえば、先日若い女性向けのシューズシェアリングサービスが始まったというニュースを目にしました。

シェアリングは良いと思うのですが、靴とかだと衛生面とか気にならないんですかね・・・(^^;)。
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2011-02-12 16:35:57

ツイッター傾向(後編)

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昨日は、ツイッターの新しい動きについて触れましたが、「個人情報」という観点からもツイッターは多方面で利用されつつあります。

私が実際に聞いたことがある例でいうと・・・。

まずは税務署。
税務署は、利益調整を見抜いて正しい税金を納めてもらうというのが使命でもあるので、費用項目を注視しています。

例えば個人事業主とか中小企業で良くあるのが、「空出張」とか「空接待」とか言われるもので、実際にその事実がないのに、それらを費用計上するケース。

それがツイッターを見ることで、その日に出張に行っていないとか、会食をしていないとか、そういうのを見抜くということがあるそうです。

次にVC。
ベンチャーキャピタルはベンチャー企業の将来性に期待し、そのキャピタルゲインを得ることを業としていますが、実際には事業面の精査は難しいので、社長の人柄とか行動とかを評価したりします。

そういう人達にとって、ブログやツイッターなどは格好の評価材料だったりするのです。

そして、最近では新卒採用。

面接などでは、優等生のふりをしたり、猫をかぶっていることが多いと思います。

ただ、人事側も最近は応募者のツイッターなどをチェックしたりする人が増えてきているようです。

ツイッターで日々の行動や感情が「つぶやき」に現れるので、その人の本当の人となりであったり素行が分かってしまうのです。

「今日○○の面接だったけど、人事の人が嫌な奴だった・・・」なんて発言をした日には、かなり減点かも知れません。
もちろん、金太郎飴みたいな何の特徴もない人を、今の企業は望んでいませんから、逆に発言から個性が出てプラスになることもあり得るわけですが。

そういう意味では、「信用・素行調査」にはもってこいかもですね・・・。
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2011-02-11 01:23:04

ツイッター傾向(前編)

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ツイッターの特性は色々あるわけですが、最近目にしたり耳にしたりする中で、特筆すべきことを2回に分けて書きたいと思います。

ツイッターの普及で、広がってきている感があるのが「草の根的な動き」です。

具体的には「政治や行政を良くしていこうという活動」がツイッターを中心に色々始まっています。

大阪の橋本知事がツイッターを始めたり、東国原元知事が興味深い発言をしたりする中で、そういった著名人にとどまらない動きが起き始めている気がします。

若い人たちの政治への関心もソーシャルメディアの普及で高まるような気がします。

先日私は観なかったのですが、「朝まで生テレビ!?」の放映中、学生同士の意見交換やつぶやきがかなり行われていました。

「寄付活動」も始まっています。
米国では元フェイスブックの方が始めた寄付アプリがかなり流行しているとか。
著名人の「呼びかけ」がかなり大きな効果を生んでいます。

もう一つの傾向は「発見」でしょうか。

個人や組織に関する「リーク」は以前から行われていますが、加えて最近は「捜索」というのも始まっています。

中国版ツイッターである「新浪微博」では、「孩子回家」というコーナーがあり、いわゆる失踪してしまった子供の写真を公開してその情報を集めるということが行われているそうです。

こういったものは、指名手配などの犯人探しにも使えそうですね。
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2011-02-10 01:50:04

名誉と実利

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私がビジネス上お付き合いさせていただいている方々には大きく分けて二つがあります。

一つは会社の経営者の方々、そしてもう一つは個人でフリー(個人会社を含めて)で動いている方々。

ここでは「どちらがいいか?」という議論ではないのですが、その人の特性とか価値観とかそういうものによって変わってくるんだろうな・・・と思います。

会社の経営者としての魅力は何でしょうか?

「報酬が高い」というイメージを持たれるかも知れませんが、必ずしもそれは正しくはなく、むしろ上場会社の社長よりも、大きな金額を個人で稼いでいる方々はたくさんいます。

「名誉」というのはあるかも知れませんが、「やり甲斐」というところが大きい気がします。

それなりの権限があり、会社の資金や人材などの豊富な経営リソースが使えることで、自分一人では出来ないようなスケールの大きな仕事ができる。

一方で、マネジメントをしていかなくてはならないし、手を動かすというより資源を動かすことが多いので、専門的な仕事をしたい人には消化不良になるかも知れません。

フリー(個人)でやっている方々は、資産は「自分」であり、自分の能力(人脈などの目に見えないものを含めて)が全てです。

逆に言えば、従業員の生活や報酬などを気にすることなく、やりたいことをしやすいという利点があります。

そういう方々は一般的に表に出るよりも、実利を重視しますから、その結果として時間が自由になったり、仕事が選べたり、という果実が手に入るのです。

ツイッターやフェイスブックなどでの発言やアクティビティを見ていても、フリーの方々は趣味だったり、家族だったり、そういうプライベートに関するものが多い気がします。

自分にとって大事なものは何か・・・、そのバランスをどこで取っていくか?
そういうことを考えさせられることもあります。
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2011-02-09 01:35:47

最近の百度

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昨日「検索エンジンの危機」みたいなことを書きましたが、それでも世界的なIT企業の中において大きな存在感を持っていることには変わりありません。

Google(米国)の時価総額は17兆円、百度(中国)は3.3兆円、ヤフージャパン(日本)は1.8兆円もあるのです。

この中でも業績、株価ともに急上昇しているのが百度。

中国からGoogleが撤退したことに伴い、Googleユーザーが百度を利用するようになったことが大きいと思われますが、この傾向はしばらく続くものと思います。

株はやらない私ですが、このぐらいは想定して買っとくべきだった(^^;)。

これら企業の時価総額が高いので、検索エンジンだけではなく、ポータルとしての付加価値サービスとか買収した子会社とかも加味したものだと思います。

ところで、この百度、先日始めたサービスが大ヒンシュクを買ってしまいました。
それは「Baiduライブラリ」という名称のコミックなどのファイル共有サイトなのですが、明らかに著作権を無視した作品が多過ぎるとしてネット上を中心に話題となり、講談社も抗議を行ったものです。

よく日本でこれを大々的にやったなーと思わなくないのですが、このサイトはもともと日本のベンチャーが立ち上げたもので、それをBaiduが譲り受けたものらしいです。

百度側は、あくまでプラットフォームを提供しているだけで、ルールを守っていないのはユーザーという主張もあるようですが、この辺の責任分担は難しい問題ですよね。

ちなみに、検索エンジンは、クローリングして情報を表示しているだけのパターンと、一旦自社サーバーに情報を保存して、そこにアクセスさせるパターンがあり、前者は著作権の問題が発生せず、後者が問題が発生するとも言われています。

この辺も個人的には微妙だなーと思います。
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2011-02-08 01:42:23

検索エンジンの落とし穴

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最近、検索エンジンを使いながら「使えない・・・」と思うケースが増えてきている気がします。

なぜか・・・?

それは「期待した結果が出てこない」からです。

検索エンジンは、ネットで調べたいものがあるときに使うことがほとんどだと思いますが、例えば○○○という固有名詞で検索したとすると、「○○○の本やDVDはこちら・・・」とか、営業系のサイトが出てくることが多いのです。

しかも、そういうサイトをクリックしてみると、実際にはコンテンツがゼロだったり。

検索エンジンで上位に表示されるとアクセス数が向上するため、これまでサイト提供者は様々な工夫を施してきました。

そして、SEO、SEM業者がコンサルティングなどを始めたことで、検索エンジンのアルゴリズムとか傾向とかをベースに更に色々な角度からの検証がなされ、そのうち、工夫を通りこして姑息な手段が多くなったのです。

既述したような「入力したキーワード」を引っ張ってきて、文章を自動生成して上位表示させたり、適当なWEBをたくさん立てて、そこからリンクを貼りまくったり・・・。

こういったモラルを無視した、ある意味行きすぎたSEOやSEMの結果、ユーザーが求めている情報ではないものが優先して出てきてしまう状況になってしまったのです。

私なんかも、検索エンジンへの信憑性が薄らいできているので、最近物を調べるときは、ウィキメディアで大体のことは済ませているように、これからはQ&Aサイトが検索エンジンの一部の代わりを担うようになるでしょう。

そういった状況にユーザーが薄々気づいてきた中でのソーシャルメディアの台頭は、検索エンジンにとっては個人的に大きな危機が迫っていると思わざるを得ません。

ソーシャルメディアは、検索エンジンの「マシーン」ではなくて、「人」が発信するもの。
しかも、検索エンジンはソーシャルメディア内部での情報のやり取りは原則として検索できません。

自分の知っている人や尊敬する人が発信する情報は、その人にとっては信憑性が高い情報になるので、有益なものである確率が高いのです。

もちろん、営業やインセンティブ目当てで発言したり、推奨する人もいますが、それは見ていれば分かるし、その人を信用するかどうかはその人の判断です。

検索エンジンは無くなることは無いと思いますが、ユーザー志向で新しい仕組みや工夫を考えていかないと、これまでのような殿様商売のようにはいかなくなるでしょう。
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