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【格闘技】

17歳菅原ひかりが出発 レスリングW杯出場

2011年3月3日 紙面から

世界史の教科書を持ってW杯へ出発した51キロ級の菅原=成田空港で

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 教科書持参で頑張ります! 女子の国別対抗戦、ワールドカップ(W杯、5、6日)に出場する日本代表が2日、成田空港から開催地のフランスへ出発した。W杯最年少代表の51キロ級・菅原ひかり(17)=愛知・至学館高=は、初のシニア国際大会に「外国人と戦うのは楽しみだけど、団体戦は緊張します」と初々しい笑顔。63キロ級で五輪2連覇中の伊調馨(綜合警備保障)らベテランとともに5年ぶりの頂点を狙う。

 高校2年生の菅原には、W杯後にも大きな試練が待っている。学年末テストだ。大きなかばんの中には世界史の教科書が。「帰ってきたらテストです。高校の監督から『持っていけ』って言われました」。練習の合間をぬって苦手な(!?)勉強にも励むつもりだ。

 中学3年間は55キロ級で五輪2大会連続金メダリスト吉田沙保里の津市の実家に住み込んで鍛えた“根性娘”。五輪を目指すならあこがれの吉田と同じ階級になる。「すごく強い。でも、いつかは超えたいです」。まずはフランスでその第一歩を踏み出す。 (森合正範)

 ▼菅原ひかり(すがわら・ひかり) 1993(平成5)年6月16日、秋田県潟上市生まれの17歳。162センチ。3歳から父の教えでレスリングを始め、大久保小6年で全国少年少女選手権優勝。中学から津市の吉田沙保里の実家に住み込んで、吉田の父で全日本女子コーチの栄勝氏から指導を受ける。一志中で全国中学生選手権を2連覇。昨年、高校2年で高校女子52キロ級優勝。昨年末のレスリング全日本選手権では女子51キロ級準優勝。

 

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