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【グラニュース】


ピクシー強気 技術&戦術面問題ない!

2011年3月3日 紙面から

杭州戦を終え、帰国の途につく名古屋のストイコビッチ監督=中国・上海浦東国際空港で(隈崎稔樹撮影)

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 名古屋グランパスは2日、上海発の航空機で中部国際空港に帰国した。1日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ初戦、杭州緑城戦(杭州)で0−2と完敗したがストイコビッチ監督(46)は技術、戦術面では何も問題がないことを強調。5日のJ1開幕戦、横浜M戦(豊田ス)に向け、精神面の回復に努める。

 勝機を見いだせないままの黒星スタートにも、ストイコビッチ監督は強気の姿勢を崩さなかった。

 「私がすることは(選手たちの)精神的な回復をコントロールするだけだ。技術的にも戦術的にも問題はない。大丈夫だ」

 上海空港を飛び立つ前は、イライラしたしぐさを見せていたが、日本に到着したら、自信の固まりに戻っていた。身ぶりを交えて「(杭州は)ガンガン前に出てくるだけで、われわれはテクニックで上回っていた。(負けたのは)少し疲れていたせいもあった」。上海からバスで3時間かかる杭州での戦い。動きの悪かった選手を気遣った。

 攻撃的なスタイルの代償を払ったような敗戦とはいえ、1次リーグはまだ5試合ある。取り返しが利く1敗だが、敗戦のショックを、連覇を狙うJ1に持ち込むことだけは避けたい。ACLの課題は別物ととらえて「何も変える必要はない。横浜戦の準備は、リフレッシュだけ」と攻撃的なスタイルを貫く気構えだ。

 09年に続く2度目の出場で1次リーグ黒星は初めて。それでも選手にショックを引きずる気配はない。清水から移籍してACL初体験の藤本は「楽しかった。ホームで全部勝てばいい」と手ごわい相手を肌で感じて、むしろ闘志に火がついた感じ。立て込む日程にも「何とかなるでしょ」と、過去を切り離して、もう一つの開幕を迎える。 (木本邦彦)

 

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