tari-Gさんのエントリー

kyo_juさんは、例によって現実的ではない話を延々とされるので、正直話していてもしかたないのですが・・・
　
〔１〕
　
>>但し、制度上こうなるのはしょうがない。<<
　
>これは、「一人を選ぶ首長選挙（あるいは小選挙区制の議会選挙）の性質上しょうがない」の意味でしょうか。それで、こういうことになるから首長直接選挙制や小選挙区制には反対で、国・地方ともに比例代表制に基づく議院内閣制にすべきだと。もしそうなら、その点はtari-Gさんと同意見ですよ。<
　
いや、何度も書いているように、首長選挙は単独選出の選挙なので、比例代表とも議院内閣制とも無縁の話です。私の述べているのは、２回投票制などについてです。全然読んでないのですね。
　
〔２〕
　
>>「小池などいつでも下ろせる」なんて筈がない<<
　
>おや？「候補者の顔ぶれは、立候補締め切りまで確実なことは言えないのが選挙の常識」ではなかったのですか？<
　
常識というものがあるんですよ(笑)
　
「どうなるかわからない」としても「いつでも下ろせる」などとなる筈がないではありませんか。公党による立候補はそんなに軽いものではないですし、ましてや都知事選です。現実にはあり得ないとみるべきです。
　
そもそも過去に共産党候補が、候補者調整で立候補を取り下げた事例は、一体どれほどあるのですか？共産党が過去無数に候補者を立ててきた中で、一体何例あるのですか？すくなくとも私は記憶にないですが？
　
〔３〕
　
>>共産党アレルギーからしても、共産党と候補者調整してまで選挙協力する候補など現実にはいません<<
　
>では、共産党が独自候補（Aさん）擁立方針をとってもとらなくても、共産党以外からの＜反石原候補＞Bさん（そんな人がいるとして）の基礎票は、共産党分の基礎票抜きで計算しなくてはならないですね。<
　
最初の設例で言えば、Ａさんの基礎票は、Ａさんが立候補しない場合、かなりの票がＢさんに投じられると思います。別にこれは、保守系革新系関係ない一般的な投票行動で、共産党支持者だけが特異な行動をするとは、あまり考えられません。
　
kyo_juさんは何を根拠に共産党支持者がそのような行動に出るとされているのですか？
　
〔４〕
　
「共産党が独自候補を立てさえしなければ＜当選見込みのある反石原候補＞がきっと出てくる」
「＜反石原候補＞が共産党に対して何も与えなくても、共産党は黙って協力するのが当然」
　
だから、こんな話は一度もしていないんですよ(笑)　困ったなぁ。
　
私は、「共産党の候補者擁立は、票割れ効果を生んでいる」という自明のことを言っているだけです。ワタミ社長の出馬は、保守系での票割れ効果を生むと思います。それと同じ事です。
　
「共産党の行動は票割れ効果など生んでいない」というのは、あまりに非現実的です。こどもでも分かることだと思います。
　
共産党は好きに政治活動をすればいいんです。でも、「票割れ効果により、反石原系候補の当選可能性を引き下げている」という事実からは、免れようがないんです。
　
*
　
以上見てみても、kyo_juさんの御主張は、相手の発言を把握していないし、現実とも一致していません。これでは話をしても仕方がないではありませんか。
　
多分、「共産党が反石原系候補の当選可能性を引き下げている」と言われることが耐えられないのだとは思います。でも共産党が組織優先で動くのはいつものことですし、組織政党である以上しょうがないことです。
　
ま、そのためにも、２回投票制にするなど、制度を変えないといけないのですが、kyo_juさんを見ても、状況を理解されていないように、現在の選挙制度の問題点を理解する人が日本では殆どいないというのが、頭の痛いところです。

やれやれ。
　
「小池などいつでも下ろせる」なんて筈がないじゃないですか(笑)
　
しかも仰るような共産党アレルギーからしても、共産党と候補者調整してまで選挙協力する候補など現実にはいません。
　
《今回の小池擁立は、党の組織維持を優先させただけ。それは反石原候補当選にはネガティブな効果しかない。但し、制度上こうなるのはしょうがない。》
　
こんな簡単なことも認められずに、詰まらない皮肉混じりをうだうだ書いていてもしょうがないんです。政治は現実だけで語ってはいけませんが、現実の認識のない政治もだめなんですよ。

目が覚めて今見たら、結構溶けてた。
これなら、大丈夫そう。
　
って、ＰＣの前に座るのがいかんなｗ

どうもわかってないようなので、２）について補足。
　
例えば、与党派と野党派と浮動層がいて、当選ラインが200万票だとします。
　
野党派の基礎票が100万だとし、野党派から基礎票から30万獲得するが当選は見込めないＡさんが出馬するとなると、野党派から当選が見込める別の候補Ｂを出そうと思っても、Ｂさんの基礎票は、70万に下げて計算しないといけない訳です。
　
つまりＡが出馬しなければ、Ｂは浮動票100万で当選できるかもしれないのに、Ａが出馬すれば、Ｂは、浮動票130万が必要になる訳です。
　
Ａが出馬する事により、それだけ浮動票が沢山期待できる候補を探さなければならなくなるのです。
　
候補者から見ても、基礎票が減り当選可能性が下がるのですから、躊躇する人が増えます。
　
ハードルがあがるというのは、そういうことです。
　
足し算引き算というのも、そういうことです。

>>共産候補には当選見込みがないので、その場合分けにはそもそも意味がない<<

>立候補見込み者が共産党（支持者）にとって最悪A、最悪B、最悪Cしかいないような場合（今回まさにそうですが）、候補をおろしたとしても最悪A、最悪B、最悪Cのいずれにも投票できず、棄権するしかないわけで、だったら当選見込みの有無にかかわらず候補を立てた方がいいんじゃないですか。<
　
１）ですから、候補者の顔ぶれが確定していない段階で、「しかいない」と断定することは不可能な訳です。
　
２）補足にも書いたことですが、当選見込みのない者の擁立は、当選見込みのある候補擁立の重大な阻害要因であるという一番大事な点を無視してはいけません。反石原票という、基本的に少ないパイを争うなかで、見込みのない者の獲得票分だけハードルがあがるのですから。特に小池の場合、数十万票見込めるだけに、これは非常に大きな阻害要因です。
　
３）という訳で、当選見込みがないなら、特に一定の票の獲得が予想できる場合はなおさら、候補を立てない方がいいのです。当たり前のことですが。
　
>>どちらにせよ足を引っ張っているだけですね<<

>だから、今回の場合具体的に「誰の」足を引っ張っているんだか明確にしなさいってば。<

〈反石原候補の「当選」を期待する人々〉以外、誰がいるというのですか？(笑)
　
>>「皮肉」が正直あまりに詰まらないというだけ<

>皮肉の意図が伝わればそれで充分であって、tari-Gさんを面白がらせようとは思っていないのですが。<

私は、できるだけセンスが必要だと思っているタイプの人なので、やっぱりそれがないと、あらあらと思ってしまうのですよ。
　
私のセンスが高いというツモリはまったくないですが(笑)
　
という訳で、話はこれでおわりにしましょう。

私は、星よりハートの方が、愛があって好きだな。
　
星だと、階級や撃墜数とかも星で示すことがあるように、ちょっと数を競う気配があって。
　　
まぁうざったいというのもわかるけどｗ

>>「共産独自候補による票割れ」問題については、正直、大昔からの常識ですから、特に付言する必要もない<<

>それは共産党やその支持層にとって「よりまし」と言えるレベルの候補者（の擁立の動きを含む）がある場合に言える話であって、今回は現状としてどうなんですか？って話です。<

共産候補には当選見込みがないので、その場合分けにはそもそも意味がないし、候補者の顔ぶれは、立候補締め切りまで確実なことは言えないのが選挙の常識なので、どちらにせよ足を引っ張っているだけですね。

>>蛇足については、ひねりが足りないとだけ申し上げておきます<<

>「「ブクマ弁慶」という言葉の使用は～使用者の賢さに疑念を生じさせる。」といういちゃもんの無意味さ加減に対する皮肉で書いたまででして、「ひねり」が必要とされる理由がとんとわからないのですが。<
　
いやだから、その「皮肉」が正直あまりに詰まらないというだけです。ボーガスレベルまでは要求しませんが(笑)

ご丁寧に恐縮です。
　　
あ、いや、グリーンスターへの驚きを言及したかったけど、本人に分からないと陰口っぽくなるから、IDコールにしただけなので。失礼しました。
　　
「共産独自候補による票割れ」問題については、正直、大昔からの常識ですから、特に付言する必要もないでしょう。
　　
蛇足については、ひねりが足りないとだけ申し上げておきます。
　　
ではでは。

ショウもないことを言われても困るので若干補足。
　
一番の問題は、共産党候補では、当選の見込みが皆無なことにある。
　
まず、簡単に選挙制度の問題点を指摘しておこう。
　
都知事選のように、単数選出の選挙で、かつ単純相対多数で当選する方式の場合、相対的に弱い側は、候補者を絞り込まないと、票割れによりさらに弱体化することは、自明というしかない。足し算引き算の話というのは、そういうこと。
　
これはつまり、ただでさえ少ない得票見込みがさらに減る以上、小池のような立候補は、ギリギリ当選見込みがありそうな候補であっても、その擁立を困難にさせるということを意味する。つまり事前にかなり余裕を持って当選できそうな候補を担ぎ出す以外、今回、石原的政策を支持しないアンチ石原系からの当選は厳しいだろうということになる。
　
勿論、候補者の絞り込みは、立候補の自由や政党活動の自由と、本質的には相容れない。特に、共産党のような組織政党の場合、各種選挙における立候補は、組織の維持・強化という点で死活問題といってもよい。
　
だがそれは、全体としてみた場合、常に野党側に票割れのリスクを負わせてきたのも間違いない。
　
だからこそ、単数選出の選挙での単純相対多数という素朴な方式は、多数の側を強く利する装置として機能し、現にそのように作用してきた。
　
そのため、諸外国では、知事選や小選挙区選挙のような単数選出選挙において、予備選や二回投票制や選好投票制といった方式により、この弊害を乗り越えようとする仕組みを設けているところが多い。
　
そうすれば、少なくとも前段階では、各候補者、政党、勢力は、候補者調整などに思いを致すこともなく、自らの政策を全面的に展開して選挙活動ができることになる。
　
つまり、立候補の自由・政党活動の自由と、死票を減らし、民意のより的確な反映が、両立することになる。
　
だが日本では、そのような単純な相対多数獲得制の弊害が全く意識されていないのが現状だ。しかも、それは左右を問わない。
　
*
　
さて、ここまで読めばたいていの人は分かるだろう。
　
結局、このような選挙制度では、「当選見込みがないにもかかわらず、そこそこ知名度があり、一定の票の獲得が見込める候補」というのは、弱い側から立候補された場合、その側からすれば最悪の候補というしかない。つまり小池の立候補は、最悪に限りなく近い。
　
当選しないから死票にしかならないだけでなく、今後、反石原反保守の候補が出現しても、少ないパイを確実に大きく食われてしまうのだから。それだけ当選のハードルがあがるのだ。つまり当選見込み候補の擁立も難しくなる。
　
少ない選択肢だから仕方がないという見解もあるが、これは選択肢を狭める結果にもなっているのだ。
　
だから、今回の小池立候補は、どうみてもアンチ石原の側から見れば最悪であり、逆に石原側にとっては、笑いが止まらないだろう。いや、石原以外の保守系候補にとってもそうだろう。
　
元々、共産党の場合、組織維持を優先しているため（それ自体は当然の政党行動だが）、常に革新票の分断分散死票化に大きく貢献してきた。
　
最近になって国政選挙での選挙区の絞り込みをしはじめたようだが、それでも今回のような露骨な単独立候補は、党勢拡大戦略的にもあまり賢いとは思えない。少なくとも、候補者調整などの余地を残しての擁立でないと、広く共感を得ることは難しいだろう。

font-daさん、ご紹介ありがとうございます。
　
ざっと見たところ、これはとても参考になりますね。
　
特に一番の鍵となる刑法学者が、高山佳奈子というまともな学者なので、骨組みとなるところが基本的にきちんとしたものになっている印象があります。
　
日本での議論での踏み台となるものだと思います。
　
あと、滝川事件云々も、あながちあたっているところもあるだろうと思います。
　
とにかくご紹介大感謝です。

世界史的には、ベルリンの壁崩壊に続くマイルストーン。
　
勿論、負の方では、911＆イラク侵攻があるけど、今回のは正負を超えた大変動になっていくだろう。

Bye Bye Mubarak

http://vimeo.com/19845513

ムバラク辞任直後の街頭の様子。喜びの爆発が素晴らしい。

しかし女性アナウンサーを「無知なアシスタント」として扱う、日本でおきまりのニュース番組構成は、ほんとうにムカツク。

BS朝日で今やっている「激論クロスファイア」は、わりといい。
　
司会の田原はタコだが、池内恵が、まぁまぁいい感じ。

正直、このニュースは、はじめて「21世紀」を示すニュースじゃないかという気がする。

ツイッターの#egyptタグは、是非見ておいてほしい。
　
無数の声が流れ、世界の歴史的興奮が伝わってくる。

但し、有料だったｗｗ

アルジャジーラだけでなく、アルアラビーヤなどのライブも見れる。

http://www.livestation.com/products/68-al-arabiya-premium