日銀:来年度1.6%成長予測 金融政策決定会合

2011年1月25日 13時5分 更新:1月25日 13時16分

 日銀は25日、金融政策決定会合を開き、金融政策の現状維持を決めた。「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)の中間評価では、足踏み状態になっている景気の先行きについて、改善テンポが鈍化した状況から徐々に脱し、緩やかな回復に向かうとの見方を維持。11年度の実質国内総生産(GDP)成長率は、昨年10月時点(1.8%)よりやや低い1.6%と予測した。

 政策金利(無担保コール翌日物)は現行の「年0~0.1%程度」に据え置くと決めた。白川方明総裁が同日午後に記者会見して、判断の理由などを説明する。

 中間評価では、10年度の成長率見通しを3.3%とし、昨年10月時点(2.1%)から上方修正した。消費者物価指数も11年度は0.3%上昇(昨年10月時点は0.1%上昇)に引き上げ、12年度は0.6%上昇と10月時点と同じ数字に据え置いた。

 足元の景気は、前月までの「緩やかに回復しつつあるものの、改善の動きに一服感がみられる」と同様の判断とした。【清水憲司】

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