「出会いサイト」を活用するリビア反政府活動
リビアの反体制派たちは、イスラム教徒の出会い系サイト『Mawada』を利用して連絡をとりあっている、とABC NEWSなどが報道している。
リビアの反政府側リーダーであるOmar Shibliy Mahmoudi氏が開設したページで、「Where Is Miriam?」[Miriamはどこ?]というタイトルで、妻を募集中である男性のふりをしたプロフィールだ。
リビアのネットが遮断された2月26日(現地時間)の段階で、「熱愛している人たち」は17万1000人強にのぼったという。同サイトでは男性同士の接触が禁じられているため、反政府側の男性たちは「Girl of the Desert」[砂漠の少女]や「Sweet Butterfly」[甘い蝶]のように、女性と偽ってアクセスしている。その後は、テキスト・メッセージやYahoo Messengerを使ってやり取りを行なっているという。
投稿されるメッセージは、自分たちの行動を隠すために、暗号的に書かれている。「may your day be filled with Jasmine.」[あなたの1日がジャスミンで満たされますように]は、[チュニジアの]ジャスミン革命を暗示している。「自由」と言いたいときは「love」[愛]という言葉が使われる。「I LLLLLove you」という時は一緒に5人がいるということだという。
エジプトでは今回の「革命」でソーシャルメディアが活用され、子供に「Facebook」という名前を付けた者まで現れたが、リビアのネット利用者は、エジプトなどと比較すると非常に少ない。しかし国外生活者が中心になって、ネット活動が行なわれているという。
[Mawadaサイトによると、会員は各国から登録しており、74万人強。複数婚を許容するかどうかなどのチェック欄がある。サイトトップの画像は同サイトより]
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