経団連:会長「就活、4年生春から」 同友会に事実上反論

2011年1月24日 20時19分

 日本経団連の米倉弘昌会長は24日の記者会見で、企業の採用選考活動について「(卒業までの日数が)短すぎると逆に学生に不安を与える」と述べ、大学4年生(大学院生は修士2年)の4月から実施するとした現在の日程が妥当だとの考えを表明した。経済同友会が21日、発表した「4年生の8月以降」に遅らせるとの提言に事実上、反論した。

 経団連は、会社説明会などの広報活動を現在より2カ月遅らせ「大学3年生(大学院生は修士1年)の12月以降」とする指針をまとめたが、選考活動の開始時期は現行通りにとどめている。米倉会長は「(現在の選考日程の方が)順守する企業も多いのではないか」と、同友会案の実効性に否定的な見解を示した。【宮崎泰宏】

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