2011年1月24日 14時57分
与謝野馨経済財政担当相は24日、衆参両院本会議で経済演説を行い、「社会保障のほころびの是正と機能強化を検討し、国民の安心を実現していく」との決意を表明。「6月までに社会保障改革の全体像とともに、必要財源を確保するための消費税を含む税制抜本改革の姿を示す」との方針を示す。
また、2年連続で国債発行が税収を超える状況について、「日本に対する国際的な信認も失われかねない」と危機感を示す。
また、法人実効税率の引き下げや、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)締結に向けた取り組みに言及。「世界経済の新たな動きの中に最大限のチャンスを作る」と成長戦略を推進する考えを示す。【坂井隆之】