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【報道発表資料】食中毒の発生について(東淀川区)

[2011年2月28日]

問合せ先:健康福祉局 健康推進部 生活衛生担当(06-6208-9991)

平成23年2月28日 18時発表

 平成23年2月24日11時30分頃、淀川区在住の女性から食中毒の疑いに関する届出が大阪市保健所北部生活衛生監視事務所にありました。
 届出内容は、届出者の子が、平成23年2月18日夜、所属する大学のサークルの宴会で「ちんどん上新庄店」(大阪市東淀川区瑞光1-3-30)を利用したところ、発熱、下痢等の症状を呈し、他の参加者にも同様の発症者がいるということでありました。
 調査したところ、当該グループは40名で平成23年2月18日20時頃から「ちんどん上新庄店」において宴会を行い、飲み放題食べ放題コースとして提供された焼鳥、鶏唐揚げ、鶏刺身等の料理を喫食し、うち22名が平成23年2月20日8時00分から平成23年2月24日3時00分にかけて腹痛、下痢、発熱等の食中毒症状を呈していることが確認されました。
 発症者22名の共通食は「ちんどん上新庄店」が調製した料理以外になく、その発症状況が類似していること、さらに、本日、発症者7名の糞便からカンピロバクターが検出されたことから、「ちんどん上新庄店」を原因施設とする食中毒と断定し、営業者に対し、本日から3日間、同店の営業停止を命じました。

【発症者の状況】
 発症者数  22名〔男:22名(20から22歳)〕
 うち受診者数  18名(うち入院者なし)
 ※ 発症者らは、快方に向かっております。

年齢別発症状況

年齢

20

21

22

合計

発症者

2

7

13

22

在住府県別発症状況

在住府県

大阪府

兵庫県

滋賀県

三重県

合計

発症者数

16

3

2

1

22

【主症状】腹痛、下痢、発熱

【原因施設】
 名称:ちんどん上新庄店
 所在地:大阪市東淀川区瑞光1丁目3番30号
 営業者:株式会社RETOWN 代表取締役 松本(まつもと) 篤(あつし)
 業種:飲食店営業

【病因物質】カンピロバクター

【原因食品】飲み放題食べ放題コースとして提供された料理
鶏むね肉焼き、鶏手羽先塩焼き、鶏手羽先唐揚げ、チキン南蛮フライ、鶏の唐  揚げ、蓮根はさみ揚げ、フライドポテト、とり皮湯引きポン酢、鶏のどて焼き、おにぎり、鶏刺身(ずり、こころ、むねタタキ、きも)、鶏ユッケ、枝豆、鶏軟骨の唐揚げ、ニラと唐辛子のチヂミ、揚げだし豆腐、チーズオムレツ、バニラアイス等

検査状況

検体

検査結果

発症者糞便20検体)

うち7検体からカンピロバクター検出
13検体は検査中)

調理従事者糞便(3検体)

カンピロバクター検出せず

【カンピロバクター】
 カンピロバクターは家畜(牛、豚など)、家禽(鶏など)、ペット、野生動物などの腸管に分布しています。少量の菌量でも発症することがあり、潜伏期間は2から7日(平均2から3日)と比較的長く、主な症状は下痢、腹痛、発熱、頭痛などです。
 カンピロバクターによる食中毒を防止するためには、食肉を取扱った後はよく手を洗ってください。食肉を取扱った調理器具も使用後十分に洗浄消毒してください。また、食肉の生食は避け、中心部まで十分に加熱(75℃ 1分間以上)してください。

【参考】
 平成23年2月27日現在の食中毒  4件 60名(本件を含まず)
 平成22年2月27日時点の食中毒  2件 21名

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