かんちゃん
医大生
栃木県 23歳 女性
2010年12月09日 18時32分 記事No.13295
「ドクターコール」で手を挙げない医師を、どう思いますか?
そして私も、手を挙げませんでした。 医学生として何かできることがあったかもしれないのに、「失敗したら責められるのではないか」と思うと怖くて出て行くことができなかったのです。
私はこれまで「目の前の患者さんを助けたい」という気持ちで一生懸命勉強してきました。
しかし、一度ミスをしてしまったら医師として再起不能になってしまうのではないかという恐怖が襲ってきて、働いていく自信がなくなってしまいました。
先輩医師に話を聞くと、何かあった時に訴えられる事を恐れ「新幹線や飛行機でのドクターコールには出ない」と決めている医師も多いそうです。
どうしてそんなふうになってしまったのでしょうか?
医学生として、これからの医師のあり方を考えておきたいんです。
みなさんは、ミスを恐れて「ドクターコール」で手を挙げない医師を、どう思いますか?
LAN
女性
1件目:? 
なんか結局一番の本音ってなんだったんですか?なんか放送見ても分からなかったです。かんちゃんさんはわかりましたか?
でも悪いですけど、あれは医師のかたじゃなくてもちょっと幼い内容だと思いますよ。私もお涙系頂戴と言ったかたの意見に賛成です。
2011年02月27日 11時16分 記事No.15070
清瀬
東京都 30代 男性
2件目:ありがとう
都内の30歳です。
2月26日の番組、拝見しました。
"かんちゃん"さん、
世の中には色々な大人がいます。
私も去年、30歳になりました。
年代の区分では、30代に入りますが、
あなたと同じ気持ちです。
今回、あなたに言葉を伝えたくて、
こうして書き込んでいます。
あなたの登場した放送回を、
「お涙頂戴系、お子様番組でした…」
と書いた人の言葉よりも、
あなたが紡いだ、
その心からの言葉のほうが、
ずっと素敵だってこと。
僕はあなたに、勇気をもらいました。
一緒に頑張りましょう。
そして、
つまらない年上の大人たちに、
心折れないで、いつまでも、
そのままの想いでいて下さい。
私は、あなたの真っ直ぐさに、
心救われました。
ありがとう。少し年上の男より。
2011年02月27日 01時17分 記事No.15068
拓
千葉県 40代 男性
3件目:緊急企画を見て(小児科医&大学教官として)
冒頭で紹介された者です。少しは真実に近づいたかなぁ。
しかし「緊急医療活動が民法・刑法上の責任を問われないはず」「実際にそのような事例が存在しない」…は医師であれば誰でも知っています。
でも「重大な過失かどうか」は医学を知らない裁判官が決めるため、現状では絶対に責任を問われないという保証がないのです(判例も変化する)。
それに多くの医師が不信を抱くのは、医師にとってはとんでもないとしか思えない判決が続いているからです(医療訴訟の件数のみが問題なのではない)。「裁判では医学的正当性さえ通用しない!?」と疑心暗鬼になるのも当然の状況です。
加えて提訴することは自由ですから訴えられるリスクは存在します。
これらが0にならない限り診ている患者や病院のためにもリスクを冒せないのです(個人的にはそれでも私はコールに応え続けるでしょうが…)。
だから法整備が望まれるのです。
後半は「衆人の目」を取り上げていましたが、誰が見ていようと揺るがない者でなければ医師の資格はありませんので、これが大きな問題とは思いません(私なら邪魔者を蹴散らすかも…)。
医師(医療従事者)の責任と同時に患者(家族)の責任もあるのだという意見には、現状では理想論でしかありませんが、将来への希望をちょっと見出しました。
かんちゃんがさらに悩みながらも自分自身の医師像がつかめることを先輩医師の1人として陰ながら応援しています。
2011年02月27日 00時45分 記事No.15065
しんちゃん
兵庫県 30代 男性
4件目:医師が絶対ですか?
私は看護師でありながら医師に絶対の信頼は置いていません。しかしながら看護師という立場では医師の指示を受け、その指示に従わざるをえません。しかし患者さんと一番向きっているのは看護職です。私の弟は医師として頑張っています。医療のトップは絶対的に医師です。しかし患者さんに向き合う姿勢は、他従事者であろうと各々のモチベーションしだいだと思います。そこには知識や技術、経験の有無もとても必要ですが、思いはそれに匹敵するかとも思います。私は看護師という仕事に誇りを持っています。知識・技術・経験も足いりていない自覚はありますが、もしも飛行機や街中で、ドクターコールがあり、例え本当の医師がいて、手を挙げなかっても、私は手を挙げて救助に出ると思います。もしかするとそんな私でも助けられるかもしれないじゃないですか。そんな素敵なことはないでしょう。助けられなかった後のこと、そんなの考える医師が情けないです。体裁ばかり気にして不細工なプライド守って、それが医療のトップの医師ですか?医師を守るという医療スタッフの意見もありましたが、それも私にはとても残念な考えに思いました。私はそんな思いは全く無いです。現在社会において、心肺蘇生やAEDの知識などは一般化しています。看護師の私がこんなことを言うのは問題がありますが、医師が全てとせず、浅い知識でも救助を必要とする方を救おうとする人が増えていくことを強く願います。
2011年02月27日 00時14分 記事No.15063
番組を見てこのトピックを知りました
神奈川県 30代 男性
5件目:理想論を掲げる人こそ甘いのでは?
色々なコメントを拝見した。
反対意見の中に「限られた状況で頑張ったからきっと恨まれるようなことは無い」の類は考えが甘いと感じる。“きっと”の保証が無いから問題になっているというのに。心に保障を求めるのは曖昧で無責任。
賛成意見に冷静な考えが多いのは、出来る事/出来ない事をきちんと押さえている裏返しと感じる。
これは制度設計の問題であり、治って当然と思う患者の傲慢の問題であり、理想論をごり押しする甘い幻想の問題。
今の日本は、義務を棚に上げて権利ばかり主張している。こんな世の中で善意を求める我々は身勝手である。
自分は違う…という意見は沢山沢山あるだろうが、それは個々の話であって、それでコールに応じない医師を責めるのは議論のすり替え。個々の話をいくら積み上げても全体の問題は解決しない。
また、この手の発言には「ではお前は見殺しになっていいんだな」的な反論も多いだろうが、それも議論のすり替え。誰だって見殺しはいやだ。私も嫌だ。だが、私たち一人一人が理想と現実、義務と権利を見つめてもっとマシな社会感を熟成しなければこの問題は解決しない。あくまで全体で解決しなければならない問題なのだ。応じて当然だと善意を強要する時点で、我々は成熟した社会を作れていない。
私の姉は医師だがコールには応じないと言う。専門外の場合に正確な診断が下せない恐れもあり、訴訟の不安もある、と言っていた。
2011年02月27日 00時05分 記事No.15062
ちえちゃん
神奈川県 50代 男性
6件目:応急手当
ドクターコールで手を上げないのはかんちゃんが言ってるとおりだと思います。もし私が医師だったら同じ考えで手をあげないと思います。
今の日本人は応急手当に関して知識がなさすぎると思います。安易なことですぐ救急車を呼ぶのが問題になっています。医師不足も問題になっています。解決はちょっとした知識があれば救急車を呼ばないですむし医者に行かないですむのではないのでしょうか。医師任せというような考えがまかり通っている世の中のため医師を守る法律、そして、応急手当の方法を国あげて教えていかなければいつまでもこのような問題が出てくると思います。国民の考え方を変えるためにも、国が予算をつけてテレビの宣伝の時間を利用しいろいろな応急手当の方法を放送するのもよいのではないでしょうか。1分あれが十分教えられる手当の方法があります。私は、応急手当に関する講習会に参加して思ったことです。
2011年02月26日 23時50分 記事No.15061
さえこ
神奈川県 21歳 女性
7件目:涙がとまりません
今日の放送を拝見しました。
意見番に投稿している視聴者のみなさんの意見にとても刺激を受けました。
ドクターや患者の気持ちが痛いほど伝わり、正直良いも悪いも分からない状況です。
私は医師免許はありませんし、応急処置をされたこともありません。かんちゃんの疑問に、こうだ!という応えはできませんが、世界中の人々が協力していかなければならないと改めて感じました。
手をあげることの恐怖心をどうか一人だけの焦燥感にならないように、「みんなで助けるんだ」という気持ちを一人一人が持たなければならないということです。
私の従兄は来年医師になるそうです。
一人でも多くの命を救ってあげたい。という気持ちを周りのみんなで育んでいかねばなりませんね。
2011年02月26日 23時41分 記事No.15058
匿名希望
愛知県 29歳 男性
8件目:なにができるか
以前機内でドクターコールがあり、診察したことがありました。
その時は婦人科系の腹痛のようで、重症感はなかったため機内に常備されている薬の中からこれを飲んでもらうようにと指示だけ出しました。
仮に機内でドクターコールがあったとして、たとえ医師でもできる治療行為はほぼなにもないです。じゃあなにが躊躇う理由になるかっていうと、診断ができるかなんですね。
熱があって腹痛の人がいたとして、ただの胃腸炎なのか、虫垂炎なのか初期症状ではほぼ診断つかないと思います.
東京〜ヨーロッパの便で、離陸数時間後に上記症状の人がいたとして、そこで緊急で引き返すべきかそのまま目的地まで行って病院受診してもらうべきか、自分だけで判断しろって言われたら…?仮に問題ないとしてどんどん重症化したら、場合によっては訴えられそうですよね。では仮に引き返してただの胃腸炎だったら?その便で行かないとどうしてもいけない重要な商談や試験を抱えている人も同乗しているかもしれないし、危篤の家族に会いに行こうとしている人もいるかもしれません。そういったこともすべて勘案したうえで、自分ひとりで判断を下さなければならないんです。
これはあくまで一例で、症例によって問題になることはさらに増えてきます。
手を握っててもらうだけでもいい、何のために医者になったんだなんて意見もありますが、そんな簡単な問題ではないってことはわかっておいてください。
2011年02月26日 23時41分 記事No.15057
父一人
長野県 40代 男性
9件目:ありがとう
この問題を投げかけてくれて感謝です。医師の立場と患者の立場。自分に当てはめて、一人よがりな自分を見つけられました。45歳にして情けないです。ありがとう。
2011年02月26日 23時39分 記事No.15056
新生児専門医
神奈川県 30代 女性
10件目:多くの議論を望みます
私の周りにもドクターコール無視派が沢山います。理由はそれぞれですが決して非難できないし、理由も想像できます。
賛否両論あると思いますが医師は基本的にかんちゃんのように、病気の人を助けたい、苦しむ人を助けたいと思うどちらかというと善良な人が多いはず。(少なくとも最初は)
余談になりますが、医師に不快な印象を持ってる人は多いです。ちょっと変わった人がいる率は普通の職種より多いと思います。
・言い方がキツイといわれる医師は、過去にやんわりと説明して後で聞いていないとクレームが来た過去あり。
・ベッドサイドに来ないと患者に言われた医師は72時間働き続けています。
・人間関係が少し苦手でキモいと看護師に言われる医師は、遊ぶ時間もなく勉強して医師になり、医学と患者さんに対する態度は真摯です。
つまり、誤解されやすいけど基本的には患者さんのために劣悪な労働環境に耐え(良い事とは思っていません)、
患者さんの汚物にまみれても、ご飯を抜いても、寝れなくても、家に帰れなくても、モチベーション高く頑張れる人たちだと思うのです。
医師のミスは絶対に許さない、徹底的に潰すぞ的な姿勢(福島県の産科医事件のような)が風潮としてなければ、医師はおのずと出て行くのではないでしょうか。
2011年02月26日 23時30分 記事No.15053