NHK総合 毎週(木) 午後10:00~10:48

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ブラクボタも第2シリーズ! NHKアナウンサー久保田が、ブラブラ中のタモリを人間観察。トレードマークであるサングラスの影に隠れたその意外な素顔を徹底リポートします!

ディレクターズカット完全版 六本木 → 江戸のゴミ

(2011年2月24日放送)

「六本木」は、第1シリーズの最終回でした。この時は、第2シリーズがあるかどうか全くわからなかったので、ロケが終わったらもうタモリさんとお会いすることもないのかなぁ、とか、このスタッフみんなで一緒に番組をつくることもないのかなぁ、とか、しんみりした気持ちで撮影に臨みました。展望台から見る夜景が本当に美しくて、とても思い出深い回です。

特に印象的なのは、国立新美術館のそばで見つけた、2本の道をつなぐ階段。小さな何気ない階段で、よく見ると変だけど、だからといってどうするということもない。(いえ、これまでの私の場合です。)でも・・・そのほんの数段を上ったり下りたりするのが、楽しくて仕方なくなってしまうのですから・・・そこに、「ブラタモリ」ならではの、タモリさんだから楽しめる、ツウな面白さが凝縮されているような気がします。実は、階段の下は江戸からの道で、大名屋敷に向かう武士や、近くに住む町人が歩いていた(に違いない)一方で、上を通るのは、明治時代に軍の車両が通るために整備された道。"ちょっとおかしな階段"が、六本木の劇的な変化を物語っていました。タモリさんがよくおっしゃいますが、こういうものが都会のど真ん中にあるのが東京の面白さ、なんですよね、きっと。

次回は、キーワードを軸にブラ歩きするシリーズから。テーマは、「江戸のゴミ」。はい。あの、ゴミです。これまで番組では、江戸というところは、大名たちが庭園の美しさを競い、江戸城を中心に水路が張り巡らされた、それはそれは美しい都・・・と想像を膨らませてきました。でも、人の生活には、やはりゴミが付き物のようです。江戸時代のゴミ事情から、最新の処理施設まで。歴史も、埋立地の実情も、すべて衝撃的でした。第2シリーズもあと3回です。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。


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