首都圏連続不審死事件で、千葉県警は28日、木嶋佳苗被告(36)を県警松戸署からさいたま市のさいたま拘置支所に移送した。午前9時ごろ同署から県警の移送車に乗り込み、同10時前に同支所に到着した。同署を出る際にはパーカのフードを目深にかぶり、表情はうかがえなかった。
木嶋被告は09年に、東京都千代田区の会社員、大出嘉之さん(当時41歳)▽東京都青梅市の会社員、寺田隆夫さん(当時53歳)▽千葉県野田市の無職、安藤建三さん(当時80歳)--を殺害したとして、さいたま地裁、東京地裁立川支部、千葉地裁に起訴された。さいたま地裁で併合審理される。【西浦久雄、飼手勇介】
毎日新聞 2011年2月28日 10時59分(最終更新 2月28日 11時04分)