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【プロ野球】

ロッテが阪神・高浜獲得 FA移籍の小林宏補償

2011年3月2日 紙面から

 ロッテは1日、フリーエージェント(FA)宣言して阪神に移籍した小林宏投手(32)の補償選手として、高浜卓也内野手(21)を獲得する意向を阪神に伝えた。ロッテは西岡が米大リーグ、ツインズに移籍し、内野強化を求めていた。石川球団運営本部長は「高浜選手は若くて将来性がある素晴らしい選手」とコメントを出した。FA選手の旧所属球団が補償として選手を求める場合、移籍先の球団がプロテクトする28人以外から1人を獲得できる。

 高浜は戸惑いを隠せなかった。甲子園球場室内で参加予定だった1軍練習が行われている最中、同球場室内の一室で報道陣の取材に応じ「考えていなかったことだったので、ビックリというか、言葉が出なかった」と心境を明かした。

 チームの必勝祈願に参加するため同球場にやってきたら、予期せぬ通達が待っていた。状況は一変し「騒ぎになるのも困るから」(球団首脳)と必勝祈願は急きょ欠席。一人の時間をしばらく過ごしたが、心の整理が付くはずもなかった。

 高浜は大阪桐蔭高・中田翔(現日本ハム)の競合外れではあったが、高校生ドラフト1巡目で08年に横浜高から入団。打撃センスに期待を寄せられたものの、過去3年間は故障にも泣き、満足いく成績を残せないでいた。自分を見詰め直し、たどり着いたのが初球から振っていく積極性。これが非凡な才能を開花させた。キャンプは2軍スタートも、紅白戦で結果を残し1軍昇格。2月27日のオリックス戦では2安打と気を吐いた。皮肉なことにこの躍進がロッテの目に留まった。「(阪神で)何一つできなかったので、今年はやってやるという気持ちが強かった」と言うだけにショックは大きい。それでも思い直したように「ロッテで頑張ってFAを取って、阪神に戻ってこいと言われるような選手になりたい」とコメントした。

 

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