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【プロ野球】

佑きょう本拠地デビュー 変化球を解禁宣言

2011年3月2日 紙面から

本拠地での初練習を終え引き揚げる斎藤=札幌ドームで

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 日本ハム・斎藤佑樹投手(22)=早大=が2日、オープン戦のヤクルト戦(札幌ドーム)に登板する。3番手として6回からの2イニングを投げる予定。沖縄での2試合では直球を試すことに専念したが、本拠地初実戦となる一戦ではスライダーなど変化球を解禁。腹痛で対戦が流れたヤクルトに力を惜しまず出していく。

 投球のギアを一段上げる。久々の札幌ドームで斎藤は翌日の実戦に向けて、約3時間の練習で汗を流した。オープン戦2度目の登板は2月26日のロッテ戦(名護)に続く中継ぎ。でも、大事なマウンドであることに変わりはない。理由を斎藤は明快に言い切った。

 「変化球も入れながらやっていきたい」。解禁宣言に続き、こう言葉を重ねる。「打者の反応を見ながらというのは変わらないが、大学で使ってきた球を投げ、通用するかしないかを見極めていきたい。自信ある球を投げたい」。満を持してのステップアップだ。

 暦が3月に変わり、チームは実戦モードに突入した。斎藤も決して、例外ではない。任された2イニングで当たる打者は少なくとも6人。吉井投手コーチが「真っすぐだけだと厳しい」と語る通り、直球オンリーでは抑えられないのは明白。そこで、変化球の鎖をいよいよ解く。頭で“ここはスライダーだな”“ここはカットボールかな”と想定し続けてきたが、その配球を実際の打者にぶつける。

 ヤクルトも主力級の出場が濃厚。力試しには願ってもない相手だ。だからこそ、斎藤の気持ちは高ぶる。「抑えていた気持ちを解放する? そうですね」。北の大地で迎える初めての実戦。逃げずに勝負を挑んでいく。 (川越亮太)

 

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