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橋本大地が父の墓前に誓った蝶野怒らせる

: 橋本大地は父の墓前でプロレスデビューを報告した

　０５年に脳幹出血で死去した橋本真也さん（享年４０）の長男大地（１８）が２８日、岐阜県土岐市の寺を訪れ、６日のゼロワン両国大会でのデビューを父の墓前に報告した。父と闘魂３銃士を結成していた蝶野正洋と、シングルで対戦する。蝶野からはスタッフを通じて「もう握手はしない」と通告され、大地も「いいんじゃないですか、それで」と同意。トレーナーを務める大谷晋二郎からも「蝶野さんは胸を貸すつもりで臨むと思う。だから蝶野さんを本気で怒らせろ！　怒らせたら大地の勝ちだ」とハッパをかけられ、父の墓前で決戦のスイッチを入れた。

　大地は父に報告はしたものの「父が賛成か反対か全く分からなかったです」という。だが、墓参りを済ませると、大雨にもかかわらず線香から突然、炎が上がるハプニングが起きた。天国の橋本さんが、師匠アントニオ猪木譲りの「燃える闘魂」ならぬ「燃える線香」で、息子にエールを送るようでもあった。【森本隆】

　［2011年3月1日8時21分　紙面から］