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昨年10月に処女小説「KAGEROU」で、ポプラ社小説大賞を受賞した俳優で作家の水嶋ヒロ(26)が、人気ユニット・GIRL NEXT DOORの新曲「Twitter〜silent scream〜」(16日発売)のプロモーションビデオ(PV)で原案・脚本・出演の1人3役を務めていることが1日、明らかになった。水嶋が演技を披露するのは、昨年9月公開の映画「BECK」以来6カ月ぶり。PVではボーカル・千紗(25)を相手になぞの金髪男を演じている。
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昨年9月に大手芸能プロ・研音を電撃退社して以来初めて、水嶋が演技を披露する。
苦悩しながら自分の選んだ道を歩み続ける女性を描いた「Twitter‐」の世界観に共感でき、世間的にインパクトがある人材にPV制作を依頼しようと白羽の矢が立った。昨年12月に原作・脚本の執筆をオファーし、水嶋が快諾した。
原作を起案した水嶋は、脚本を映画「FLOWERS」などの小泉徳宏監督と共同執筆。さらに、小泉監督の熱望で出演が決まった。1月末、東京近郊で久々の撮影に臨んだ。水嶋の演技が公になるのは昨年公開の「BECK」以来、半年ぶり。実際に演技をしたのは、同作の撮影時以来1年半ぶりで、PV初出演となる。
水嶋の思いが詰まった作品は、15分の短編映画仕様。オーディションを目前にして悩む千紗演じるバレリーナのアキが、水嶋演じる“ドガの絵を盗んだ仮面の男”に誘拐されるが、やがてお互いひかれ合うミステリー。水嶋は初の金髪で“誘拐犯”をスタイリッシュに演じた。
俳優業休止以降、作家デビュー作がベストセラーになるなど、マルチな才能を発揮してきた水嶋は「“演者が輝ける作品を考える”という、今までと真逆の立場に携わるのは、とても新鮮で刺激にあふれる時間だった」と充実の“1人3役”を振り返った。主演の千紗は「水嶋さんはリードしてくれたり、アドバイスしてくれて、勉強させてもらいました」と初共演を喜んでいた。
なお、同作を発売するエイベックスは、水嶋が新たに所属するというウワサに対し、「現段階で決定している事項はない」とした。
(デイリースポーツ提供)
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