総合スーパーの「ジャスコ」と「サティ」が1日統合し、新たに「イオン」として発足した。明石市内の店舗では同日午前、出入り口にある新しいロゴの除幕式が行われた。
流通大手・イオンの傘下で、ジャスコを展開するイオンリテール(千葉市)と、サティを手掛けるマイカル(大阪市)の2社が合併したためで、兵庫県内では計26店が新しい店舗名に変更した。
両社の統合で、売上高合計は約2兆5千億円となり、国内の総合スーパーでは最大となる。共同仕入れなどで経営を効率化するとともに、旧ジャスコ、旧サティがそれぞれ得意とした食品、衣料品の調達力を融合することで、競争力を高める。
「イオン明石店」(旧明石サティ)には、午前9時の開店前から約110人が列をつくった。除幕式で永井康男店長らがロープを引くと、看板を覆う布が外されて新店舗のロゴが登場、来店客から拍手が起こった。買い物に訪れた近くの主婦(52)は「これからも中身を充実させてほしい」と話していた。(末永陽子)
(2011/03/01 15:11)
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