過去最高益の現代・起亜自、営業利益では世界7位

 独フォルクスワーゲンは昨年、過去最高益を上げると同時に、世界の自動車メーカーで最高の営業利益を記録したことが分かった。2009年に世界最高の営業利益を上げた現代・起亜自動車は、自社としては営業利益が過去最高となったが、世界順位は7位にとどまった。

 日本の自動車大手3社(トヨタ・ホンダ・日産)は超円高やリコール(回収・無償修理)にもかかわらず、いずれも現代・起亜自を上回った。金融危機で苦戦したライバル企業が復活したため、今後は現代・起亜自の急成長にブレーキがかかるのではないかとの分析もある。

 フォルクスワーゲンは昨年、71億4000万ユーロ(約8020億円)の営業利益を上げた。営業利益が高いということは、自動車を生産するという本来事業でそれだけもうけ、競争力が高いことを示す。

 このほか、各社の営業利益は、2位フォードが75億7800万ドル(約6190億円)の営業利益を記録した。3位ホンダが6195億円だった。また、ゼネラル・モーターズ(GM)は6年ぶりの黒字で、破産法適用申請から約2年で黒字転換を果たし、世界順位で6位に入った。

 現代・起亜自の営業利益は合計で4兆9000億ウォン(約3550億円)だった。前年比45%増の過去最高益だったが、世界順位はGMを下回る7位だった。

 昨年フォルクスワーゲンとGMが成長したのは、世界最大の自動車市場である中国で躍進したためだ。GMは韓国の年産200万台(半製品輸出を含む)を活用し、世界競争力を高めた。日本企業が多額の営業利益を確保できたのは、在庫費用が減り、生産性が向上するなど、骨身を削る努力の結果と受け止められている。

 現代・起亜自は、海外法人の収益が反映されていない本社単独ベースの実績なのに対し、他社は連結ベースの業績のため単純比較はできない側面がある。しかし、現代・起亜自の営業利益の半分が韓国で発生していることはライバル社よりも有利な点だ。フォルクスワーゲンや日本企業は、内需が不振で、海外で収益を上げ、連結ベースで業績を引き上げている。

 KB投資証券のアナリスト、シン・ジョングァン氏は「世界の自動車メーカーの収益性は今後も改善が見込まれ、現代・起亜自に対するけん制、攻撃も強まるのではないか」と予測した。

崔元碩(チェ・ウォンソク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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