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A shallow thought

2009-07-30

コメント: プログラマーが会議を嫌いな理由 - スラッシュドット・ジャパン

21:00

プログラマとしては平均以下だけど、マネージャーなら平均くらいには仕事ができるという人もいるでしょうし、上司の方が本人よりも本人の適正をより理解していることもあるわけで、必ずしも「現場で使えなかったのでマネージャーに」というのがいけないとも思いません。

http://slashdot.jp/developers/comments.pl?sid=460881&cid=1614159

はっきり言って、平均くらいの結果を求めるのであれば、大学に入れるくらいの頭があれば、誰だってできる。

それで適正があるとは、全然言えない。


なぜなら、プロジェクトは、いろんな人が絡みあって作業するものだから。マネージャうんこでも、現場で作業する人たち次第でどうにかなるから。

実際、うんこマネージャがいて、現場の人たちがどうにかしている現場は、いくつも見たことがある。(というか今も見ている。。)


マネージャの適正があるというのは、プロジェクトのメンバが平均して出せる以上の成果を出すことができるかだ。


けど、そのうんこマネージャが避難されることはない、マネージャの評価って、その人のマネジメントスキルじゃなくて、プロジェクトの成否次第だから。

だから、マネージャ指向の人が挫折することはない。

(できるマネージャは、燃え尽きたりしますが。。)


経験上、マネージャ指向の人は、現実の不確定要素の多い問題への対処には比較的弱い人が多い気がしている。

けれどもそんな人でも、PMPのような資格は、そつなくとったりする。

試験勉強は、かなり得意、そんな人が多い。

でも、現実にその知識を生かすようなことはできない、現実の不確定要素世界に、その知識を適用するとなると、かなり深く思考することが必要になるから。


一方で、プログラミングはやってみれば、巧拙があからさまにでる。

下手な人は、陽にも暗にも非難される。

それなりに、上達するには、どうしても深く思考することが必要になる。


実際プログラムが巧く、立場的にもリーダとしてやってる人たちは、周りより何段階か深く思考している人がおおい。

マネージャ指向の人は、考えることが浅い。声は大きいが。。


こういうのを見ると、思考することを放棄した人がマネージャになっているんじゃないかという気になる。

おそらく、新人時代に、一律プログラミングをやらされて、

「例えば大手IT企業に所属するA氏は、新卒で入社した同僚のプログラミング能力の高さに

 ショックを受けてPMを志向(図)。」

http://slashdot.jp/developers/comments.pl?sid=460881&cid=1613923

ということを思った人は、かなりたくさんいるんじゃないかなーと思う。


基本的に、みんな自分が無能だと思われたくない(特に高学歴の人だとなおさら)。

とりあえず、「俺、マネージャ指向だから」と言っておけば、プログラムが書けなくても、無能だとは思われない。


だから、マネージャは使えない人がおおい。

でも、勘違いしてほしくないのは、同じ確率で、使えないプログラマもいる。


けど、性質が悪いのは、使えないマネージャかどうかの判断が難しい。

彼らは試験勉強が得意だから、PMPなどの資格をそつなくとり、社内制度上は、優秀な人に見せかけることができるから。

一方で、どんな資格持っていても、使えないプログラマは、即効で分かる。プログラミングでする人たちの間では、資格ではなく、実際の実力で評価がきまるから。


もう、帰りたくなったので、無理やりまとめに入るけど、高い専門性が要求されるべき仕事なのに、それを要求することを避けて避けて避けまくっているのが、今の、SI業界なんだなーと思う。

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