“調書 元検事が勝手に作成”
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“調書 元検事が勝手に作成”

3月1日 18時19分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

民主党の小沢元代表の政治資金を巡る事件の裁判で大久保隆規元秘書は1日、改めて無罪を主張し、事件への関与を認めた捜査段階の調書は、厚生労働省元局長の村木厚子さんの事件で証拠を改ざんした罪に問われている元検事が勝手に作ったものだと述べました。

民主党の小沢元代表の公設第1秘書だった大久保隆規被告(49)は、小沢元代表の資金管理団体が土地の購入資金に充てた4億円を巡って収支報告書にうその記載をしたとして衆議院議員の石川知裕被告(37)ら元秘書2人とともに政治資金規正法違反の罪に問われています。1日の裁判で大久保元秘書は「自分は経理などを担当しておらず、収支報告書には一切、関与していない」と改めて無罪を主張しました。そのうえで、「小沢先生に土地の購入資金が足りないことを相談したら『俺が出しとくよ』と言われて4億円を借りただけで、もともと隠す必要のない金だった」と述べました。さらに大久保元秘書は自分の捜査段階の供述調書について「村木厚子さんの事件で証拠を改ざんした罪に問われている元検事の前田恒彦被告(43)から『あなたが認めないと小沢元代表も取り返しのつかないことになる』と言われて関与を認めてしまった。元検事は私用のパソコンで勝手に調書を書き上げ、その際、『今は作家の時間だから』とか『ここで大久保さんがこの発言をしたことにしよう』などと言っていた」と述べました。この元検事が作成した調書は、東京地検が裁判への証拠の申請を撤回しています。