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ページ更新時間:2011年03月01日(火) 23時44分
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■ 前原外相、収支報告書に事実に反する記載
前原外務大臣の政治団体の資金収支報告書、このうち50万円分のパーティー券を購入したことになっている 千葉県の会社が、実際にはパーティー券を購入していなかったことがわかりました。前原大臣の政治団体、その収支報告書にあった事実に反する記載。なぜこんなことが起こったのでしょうか。
「政治とカネの問題について、政治家自らが襟を正すことは大事なこと。疑惑に政治家自らがしっかり答えることは、大変重要なことだと思っています」(前原大臣〔去年1月〕) これまで党内の政治とカネの問題を厳しくただしてきた前原大臣。政治資金収支報告書を巡って、事実に反する記載が明らかになりました。 前原外務大臣の政治団体、「まえはら誠司東京後援会」の政治資金収支報告書。会計責任者、事務担当者は、前原大臣の公設第二秘書です。 問題の記載は2009年8月の総選挙の4か月前、民主党が野党だった2009年4月15日。報告書には、千葉県四街道市の番組制作会社から50万円分、さらに、都内の競馬情報誌会社から50万円分のパーティー券の購入を受けていたことが記載されています。 しかし、千葉県四街道市の番組制作会社を訪ねてみると、千葉県の会社には政治資金収支報告書に代表者として記載された女性はおらず、男性が社長を務めていました。 この男性社長に前原大臣の政治団体のパーティー券を購入したかどうかを尋ねると・・・。 「前原氏も民主党も関係ない。パーティー券も買ったことはない。勝手に名前を使ってけしからんと思う」(男性社長) それでは、記載された女性の名前はどこから出てきたのでしょうか。取材を進めると、東京・港区にこの女性が経営する会社がありました。名前は、千葉県の会社とほぼ同じでした。 この女性を直撃すると・・・。 「ちょっとびっくりしました。住所に関しては全然関係ない、知らない住所なので、本当に全然分からない。(Q.ここに名前が書いてあるが関係ないと?)はい。本当に、こういうのに関係ないので、なんで使われたんだろうと。(Q.50万円パーティー券購入しているが?)前原さん自身とそういうこと(関係)ないですし、考えたことない、政治献金について」(収支報告書に名前が記載されていた女性) 女性社長は、「前原大臣とは全く関係ない」と驚きを隠しません。女性社長の名前は、東京の会社から。そして、会社の住所は千葉県の会社から。 前原大臣の政治団体、その収支報告書にあった記載は、ほぼ同じ名前のふたつの会社から組み合わせた形になっています。 「どうやって・・・普通に受け取っているのかなってびっくりしました、お金を。私たちから見たら50万って大きなお金ですよね。それを受け取るときに何も調べないのかと不思議に思いました。お金の価値が違うのかなと」(収支報告書に名前が記載されていた女性) 一体なぜ、このような記載がなされたのでしょうか。実際にパーティー券を購入したのは、どこの会社だったのでしょうか。 政治団体の会計責任者は、取材に対して記載ミスを認めた上で、「間違いがあることがわかり、訂正することになっている。経緯はわからない、当事者には謝罪する」としています。(01日23:05)
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