NZのクライストチャーチで強い地震、空港が閉鎖=メディア

2011年 02月 22日 10:16 JST
 

 [ウェリントン/シドニー 22日 ロイター] 地元メディアが22日報じたところによると、ニュージーランドのクライストチャーチで強い地震が発生し、被害が出ている。同市の市長は、地震で負傷者がでたもようだと述べた。また、TV報道によると、クライストチャーチ空港は閉鎖された。

 現地では、建物内部に閉じ込められている人もいるもようだという。

 地元の科学者によると、地震の規模はマグニチュード(M)6.3。震源の深さは5キロ。震源はクライストチャーチの南西10キロ。

 地元メディアによると、キャビネットやコンピューターが机から落下したり、建物の破損が見られたり、橋の通過が不能になっている。

 また、すでに破損した建物からがれきが落下したとの報道や、状況確認のため、ビジネス街の一部のオフィスから人が避難したとの報道もある。

 クライストチャーチの中心地に住むNicholas Hextall氏はロイターに対し、停電が起きていると語った。

 同氏は「多くの被害がでている。テレビが破損したほか、家の中に大きなひびが入った。隣人はれんがの塀を失った」と述べ、停電と断水も起きていると加えた。

 クライストチャーチは昨年9月にも大規模な地震に見舞われ、深刻な被害が広がったが、負傷者は限定的にとどまった。

 
 
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