ナチュラルグループ本社は3月1日、東京都内で債権者集会を開催し、関係者約150名が参加した。
冒頭、同社橋本幸雄会長より、今回の不渡りに至った経緯について説明。「昨年からはじまったヴィンテージ酵素の償還と更新が経営を圧迫し、2回目の不渡りに至った」と経緯を述べ、「厳しい状態だが、必ずみなさんから受けたご恩をお返しするために体制を立て直す。3月28日の週にはきちんと対応させていただきたい」と、今後の対応について途切れがちな声で弁明した。
続いて末弘業務本部長より財務状況について説明が行われ、支払手形、約2億7,000万円に対し、先月25、26、27日の3日分の売上高が約1億2,400万円と不足。決済不調に陥ったという。
パートの給与約8,000万円については先月28日に支払うことが出来たものの、約2億円におよぶ社員の給与は未払い状態である上、社会保険料の滞納は約3億4000万円に上るとした。このほか、源泉徴収税をはじめ住民税、労働保険料、消費税、さらにもろもろの借入金などを合わせると、借入債務の合計は9億5,400万円であると説明した。
質疑応答では、「3月28日の週に具体策を示す」と抽象的な受け答えに終始するNG本社側に対し、債権者の怒号が飛び交った。同集会は、2日、3日にも開催する。