トロッコ嵯峨駅で日本最大級の鉄道ジオラマ
嵯峨野観光鉄道(京都市右京区)は25日、トロッコ嵯峨駅(同)で、日本最大級の鉄道ジオラマを報道陣に公開した。金閣寺や清水寺、民家の模型の間を新幹線やブルートレインの模型が走り、実際に機関車の運転席に座って走らせることもできる。3月1日にオープンする。
開業20周年記念事業の一環。トロッコ列車の乗客は過去最高だった2008年度の95万4千人を境に減少しており、オフシーズンの活性化も狙う。
ジオラマの大きさは212平方メートル。線路延長はジオラマ内部の車庫線なども含めて2700メートル。80分の1の縮尺で、貨物列車や皇室用の特別列車など250種類800両を走らせる。建物模型550棟、人物2万体を配置した。
ブルートレインをけん引していた電気機関車の運転席2台と、ジオラマ脇の操作盤6台で、入場者が模型を操作できる。ジオラマ中央には人が通れる橋を渡した。
JR東海が3月14日に名古屋市に開業する「リニア・鉄道館」のジオラマは約210平方メートルで同等の大きさとなる。長谷川一彦嵯峨野観光鉄道社長は「愛好家だけでなく老若男女に驚きを持って楽しんでもらいたい」と話した。年間10万人の利用を見込む。
入場料は大人500円、子ども300円。模型の運転は別料金。水曜定休。
【 2011年02月25日 20時36分 】
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